公開日 2020/11/18 10:03
「α7S III」の技術搭載
ソニー、“α”の技術を採用したカムコーダー「FX6」。フルサイズCMOS/デュアルエンジン搭載
編集部:平山洸太
ソニーは、フルサイズセンサー搭載のカムコーダー「FX6」を12月11日に発売する。ボディ単体(ILME-FX6V)とSEL24105Gが付属のレンズキット(ILME-FX6KV)をラインナップ。価格はボディ単体が73万円(税抜)、レンズキットは87万円(税抜)。
Cinema Lineの新モデルとして、従来モデル「FS5 II」からセンサーの大型化など性能を強化したモデル。「α」ブランドとしてラインナップされ、「α7S III」の技術を盛り込みながらも、FS5シリーズの機動力、Cinema Lineの表現力や信頼性を備えるとしている。
撮像素子には1,020万画素の裏面照射型フルサイズCMOSセンサー「Exmor R」を搭載。映像エンジンには「BIONZ XR」をデュアル搭載することで、FS5 IIと比べて最大4倍の高速処理を実現する。
AFでは、627点/カバー率約89%の像面位相差検出AFポイントを備える。ファストハイブリッドAFを採用し、顔検出AFとリアルタイム瞳AFも行える。タッチ―フォーカスも可能。ハイフレームレート撮影時にもAFが利用できる。
ガンマはS-Log3で、色域はS-Gamut3、S-Gamut3.Cine。S-Log3時のベース感度はISO800/12800となり、ISO12800を使用することで、ナイトシーンであってもノイズを抑えたクリアな映像表現が可能とのこと。ダイナミックレンジは15+stopに対応する。
上位モデル「FX9」にも搭載されているプロファイル「S-Cinetone」を搭載する。人の肌を描写する際に使われる中間色の表現力を向上させており、ソフトな色合いと、被写体を美しく際立たせるハイライトの自然なトーンが特徴だという。
最大でQFHD(3,840x2,160)/120fpsの記録が行える。DCI 4K(4,096x2,160) にも対応し、こちらの場合は60fpsまで。フルHDでは最大240fpsのスローモーション撮影が行える。また、コンパクトフルサイズの業務用カメラとして初めて、XAVC-I 4K/QFHD 422に対応する。
電子式の可変 ND フィルターを引き続き搭載。濃度を1/4 - 1/128まで滑らかに変更可能。絞りを変えることなく、露出をシームレスに動かすことで、被写界深度を変えずに明度を調整できる。
スマートグリップとスマートハンドルを備えたモジュラーデザインを継承。3.5インチ(1280 x 720)の液晶パネルは、様々なポジションに取り付け可能となっているほか、タッチ操作に対応し、クイックメニューコントロールの操作も行える。
インターフェースでは、SDI、HDMI、TC In Out、オーディオXLR入力を採用する。SDIは12G/6G/3G-SDIから選択可能で、16ビットRAW出力にも対応。WiFiモジュールも内蔵する。スマートフォン用アプリ「CBM(Content Browser Mobile)」も用意され、ズーム/アイリス/フォーカスコントロールといった各種リモート操作に対応する。
専用ソフトウェア「Catalyst(Catalyst Browse、Catalyst Prepare)」を使用することで、カメラのメタデータを活用した編集が行える。純正のEマウントレンズを組み合わせた場合は、手振れ情報メタデータを撮影クリップに付加。手振れ情報を活用した補正映像を生成できる。
カメラ本体にはOKフラグボタンが用意され、これを押すことで、CatalystからOK/NG/KEEPマークを確認可能。クリップリストからOK/NG/KEEP/フラグ無のクリップをソートもできる。また本体を回転させて撮影した場合には、記録ファイルに回転情報のメタデータが追加され、Catalystで自動変換が可能となっている。
本体のメインフレーム/トップ/フロント/リアパネルには、耐久性の高いマグネシウム合金を採用する。FS5IIから大幅に改善という防塵・防湿対策も施される。効率的な放熱機構を搭載し、記録メディアやバッテリーが切れるまで、連続撮影が可能だ。
FX6の外形寸法は116×153×114で、質量は0.89kg。フルサイズセンサーを搭載するモデルであるが、従来のFS5(スーパー35mmセンサー)よりも小型軽量を実現している。なおFS5の外形寸法は128.7×172.4×111.3mm、質量は0.83kg。
Cinema Lineの新モデルとして、従来モデル「FS5 II」からセンサーの大型化など性能を強化したモデル。「α」ブランドとしてラインナップされ、「α7S III」の技術を盛り込みながらも、FS5シリーズの機動力、Cinema Lineの表現力や信頼性を備えるとしている。
撮像素子には1,020万画素の裏面照射型フルサイズCMOSセンサー「Exmor R」を搭載。映像エンジンには「BIONZ XR」をデュアル搭載することで、FS5 IIと比べて最大4倍の高速処理を実現する。
AFでは、627点/カバー率約89%の像面位相差検出AFポイントを備える。ファストハイブリッドAFを採用し、顔検出AFとリアルタイム瞳AFも行える。タッチ―フォーカスも可能。ハイフレームレート撮影時にもAFが利用できる。
ガンマはS-Log3で、色域はS-Gamut3、S-Gamut3.Cine。S-Log3時のベース感度はISO800/12800となり、ISO12800を使用することで、ナイトシーンであってもノイズを抑えたクリアな映像表現が可能とのこと。ダイナミックレンジは15+stopに対応する。
上位モデル「FX9」にも搭載されているプロファイル「S-Cinetone」を搭載する。人の肌を描写する際に使われる中間色の表現力を向上させており、ソフトな色合いと、被写体を美しく際立たせるハイライトの自然なトーンが特徴だという。
最大でQFHD(3,840x2,160)/120fpsの記録が行える。DCI 4K(4,096x2,160) にも対応し、こちらの場合は60fpsまで。フルHDでは最大240fpsのスローモーション撮影が行える。また、コンパクトフルサイズの業務用カメラとして初めて、XAVC-I 4K/QFHD 422に対応する。
電子式の可変 ND フィルターを引き続き搭載。濃度を1/4 - 1/128まで滑らかに変更可能。絞りを変えることなく、露出をシームレスに動かすことで、被写界深度を変えずに明度を調整できる。
スマートグリップとスマートハンドルを備えたモジュラーデザインを継承。3.5インチ(1280 x 720)の液晶パネルは、様々なポジションに取り付け可能となっているほか、タッチ操作に対応し、クイックメニューコントロールの操作も行える。
インターフェースでは、SDI、HDMI、TC In Out、オーディオXLR入力を採用する。SDIは12G/6G/3G-SDIから選択可能で、16ビットRAW出力にも対応。WiFiモジュールも内蔵する。スマートフォン用アプリ「CBM(Content Browser Mobile)」も用意され、ズーム/アイリス/フォーカスコントロールといった各種リモート操作に対応する。
専用ソフトウェア「Catalyst(Catalyst Browse、Catalyst Prepare)」を使用することで、カメラのメタデータを活用した編集が行える。純正のEマウントレンズを組み合わせた場合は、手振れ情報メタデータを撮影クリップに付加。手振れ情報を活用した補正映像を生成できる。
カメラ本体にはOKフラグボタンが用意され、これを押すことで、CatalystからOK/NG/KEEPマークを確認可能。クリップリストからOK/NG/KEEP/フラグ無のクリップをソートもできる。また本体を回転させて撮影した場合には、記録ファイルに回転情報のメタデータが追加され、Catalystで自動変換が可能となっている。
本体のメインフレーム/トップ/フロント/リアパネルには、耐久性の高いマグネシウム合金を採用する。FS5IIから大幅に改善という防塵・防湿対策も施される。効率的な放熱機構を搭載し、記録メディアやバッテリーが切れるまで、連続撮影が可能だ。
FX6の外形寸法は116×153×114で、質量は0.89kg。フルサイズセンサーを搭載するモデルであるが、従来のFS5(スーパー35mmセンサー)よりも小型軽量を実現している。なおFS5の外形寸法は128.7×172.4×111.3mm、質量は0.83kg。