トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > デジカメニュース

公開日 2024/10/30 19:35
50cm以内の近距離撮影に最適化

キヤノン、Apple Vision Proの「空間ビデオ」対応3Dレンズを正式発表

編集部:平山洸太
キヤノンは、3Dレンズ「RF-S7.8mm F4 STM DUAL」を11月中旬に発売する。価格はオープンだが、税込77,000円前後の実売が予想される。

「RF-S7.8mm F4 STM DUAL」

同社ミラーレスカメラ「EOS R7」と組み合わせることで、立体映像を撮影することができるレンズ。簡単に使えるように設計していることに加えて、EOS R7と組み合わせても税込約28万円という導入しやすい価格もアピールしている。

本レンズは、Apple Vision Proで再生できる「空間ビデオ」対応として、アップルが公式認定している製品。6月に開発発表が行われ、2024年内の発売がアナウンスされていた。なお専用ソフト「EOS VR Utility」での書き出し時の設定により、Apple Vision Proだけでなく、その他のVRヘッドセット用のフォーマットもサポートする。

これまでも同社は3Dレンズを展開していたが、いずれもフィッシュアイだった。今回の製品はフィッシュアイではなく、初めて2つのレンズを並べた「DUAL LENS」となっている。画角が狭いため没入感には劣るものの、高画質で「そこにあるかのような」臨場感が得られるとしている。

撮影できる画角は63度。EOS R7と組み合わせた場合に4Kの写真や映像を撮影できる。1度あたりの画素密度が3D 180度 8K映像よりも高くなるため、より解像感や精細感を得られるという。また、レンズはプリズムを用いない3D方式を再生することで、フレアやゴーストも抑制するとのこと。

50cm以内の近距離撮影に最適化

2つのレンズの間隔(IPD)は11.8mmとなり、15〜50cmという近距離において、もっとも立体感のある映像を撮影できる設計を採用。既存モデルでは1m以上の距離が必要だったが、より近い距離であっても立体感を演出できるように意図している。

ほか、使いやすさを高める使用として、一般的な交換レンズのようにワンショットAFとサーボAFの両方が利用可能。またレンズ前面には、Φ58mmのスクリューフィルターが取り付けられるようになっている。左右レンズのピント差調整もフォーカスリングの操作だけで実施可能。最大径は約69.2mm、長さは約41.5mm、質量は約131gとなる。

左右のピント差調整を行うための専用スイッチを用意

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新

WEB