トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > Gadgetニュース

公開日 2022/12/16 17:29
けっこう派手に漏れています

ISSドッキング中のソユーズ宇宙船に冷却水漏れ、船外活動が延期に

Munenori Taniguchi
国際宇宙ステーション(ISS)で、現在ロシアのRassvetモジュールにドッキング中のソユーズ宇宙船の外側に冷却水漏れが見つかった。これにより、発見当時に予定されていた船外活動(EVA)が延期されている。

問題が発生しているのは、9月21日に打ち上げられ、ISSに3名の宇宙飛行士を連れてきたソユーズMS-22宇宙船。水漏れは15日に始まったとみられ、ソユーズの外部ラジエーター冷却配管から漏れているとのこと。ロシアの宇宙機関Roscosmosは、モジュールの外装の一部にダメージを負ったと報告している。

冷却水漏れが見つかったとき、すでに飛行士は宇宙服を着込んでいたが、冷却水の圧力低下に気づいたため、EVAを無期限で延期した。なおこのEVAは、ロシアモジュールのラジエーターを移動させることを目的としていたという。

NASAは「ソユーズ内の温度はRoscosmosによって密に監視されているが、これまでのところ許容範囲に収まっている」とコメント。「NASAはRoscosmosと協力し、漏れの発生源の特定を支援するため、外部の画像評価と点検計画の調整に入っている」と述べている。

水曜日遅く、宇宙ステーションにいるロシアの宇宙飛行士は、欧州の管理するロボット・アームを使用して、問題の発生したソユーズを点検した。またNASAのクルーたちはカナダのロボットアームを使って、より詳しく調査する計画を検討しているとのことだ。

水漏れの原因と深刻度は不明だが、最悪の場合、このソユーズ宇宙船に乗組員を乗せて地上に帰還させることができなくなるかもしれない。Roscosmosは現在のISSクルーたちの今後についてはしかるべき時に「決定がなされる」としている。なお、次回のソユーズによる人員輸送MS-23は2023年3月に予定されているが、状況によってはこれを早める、または遅らせる必要が生じてくる可能性も考えられる。

Source: NASA
via: Space.com, SpaceNews

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 月額3万円の最強ChatGPTに「電源で音質が変わるか」と聞いたら意外な展開に
2 その男を怒らせてはいけない! “絶対に死なない”伝説の老兵がツルハシ1本で敵を討つ
3 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
4 QobuzもAmazonもこれ一台!コスパ抜群、機能も満点。ストリーマーの決定版「WiiM Ultra」を徹底ハンドリング
5 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
6 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
7 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
8 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
9 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
10 トップウイング、ネットワークオーディオの光絶縁を手軽に試せる「OPT ISO BOX」
12/23 10:35 更新

WEB