トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > Gadgetニュース

公開日 2022/12/27 19:07
リズム用ループ録音・再生機能付き

コモドール64で作った8bit音アコーディオン「The Commodordion」。蛇腹はフロッピーディスク

Munenori Taniguchi
スウェーデンの技術者Linus Åkesson氏が、2台のレトロコンピューター「コモドール64」と、90年代初頭まで広く使用された5.25インチフロッピーディスクを使い、なぜかアコーディオンを製作した。

「The Commodordion」は右手側のコモドール64をメロディ演奏用とし、左手側のコモドール64にはカスタム基板を内蔵して、リズムおよびベースラインのループを切り替えコントロールする機能を備えている。このループ音はスイッチを使って事前に録音できるようになっている。

一方、メロディ用の音はコモドール64のSID音源が出力する8bitサウンドだ。これはファミコンや当時の8bitマシンに搭載されていた電子音として、リズムおよびベース音と友に外部端子から出力するが、それではアコーディオンの意味がない。The Commodordionは、エラーで使えなくなった5.25インチフロッピーをつなぎ合わせたベローズ(蛇腹)を動かした際に発生する空気の流れをマイクで拾い、その強弱によって音声出力に変化を付けるようになっている。つまり、出力は電子音だが、音のコントロールは本物のアコーディオンと同様になっているということだ。

ちなみに、The Commodordionを使うときは、コモドール64のOSに登録したキーボードショートカットから、カセットテープのプログラムをロードするコマンドを使ってソフトウェアを読み込み、動作させる。ただ実際の処理は、データレコーダーをエミュレートしたカスタム基板からプログラムをローディングしている。

Åkesson氏はミュージシャンとしての腕前もあり、動画ではこの扱いにくそうなアコーディオンでスコット・ジョプリン作曲のラグタイム曲「メープル・リーフ・ラグ」を見事に演奏している。

Source: linusakesson.net
via: IEEE Spectrum

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新

WEB