トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > Gadgetニュース

公開日 2023/01/17 14:31
ウェアラブル “お座敷ゲレンデ”

2倍速で歩ける靴底装着型電動ゴムクローラー「Rollkers」。商品化を模索中

Munenori Taniguchi
フランスのスタートアップRollkersが、米ラスベガスで行われた家電見本市CES 2023に出展した「Rollkers」の商品化を目指している。Rollkersとは、靴底に装着するタイプのゴムクローラー式ローラーブレードのようなもので、センサーによって歩くときだけ駆動力を発生し、通常の約2倍の速度で歩けるようにするウェアラブルなガジェットだ。

Rollkersでは、搭載するセンサー類が歩行動作を検出してモーターを制御し、最大約11km/hの速度を通常の歩行に加えることができる。センサーは歩行時の足運びを常に把握し、それに応じてモーターの出力を調整することでユーザーの安定性を保つようになっている。もちろん立ち止まっていればモーターは動かないので、使用者は単純に歩くだけ、しかもスムーズに速度が速くなるというわけだ。感覚的には、いわゆる「動く歩道」の上を歩いている状態に近いかもしれない。

歩行のしやすさも考慮されており、ゴムクローラー部は靴底の前方と後方に分かれていて、地面を蹴る動作の際に足裏(細かく言うと母指内転筋横頭部分)で踏ん張りが効くようになっている。

ただ、Rollkersの重さは約4.5kgあり、足を持ち上げるような動作をするときは多少の重量を感じるかもしれない。また搭載バッテリーはフル充電で約30分使用できるとのことなので、30分を超えて長時間歩き続けるような用途には不向きかもしれない。それほど遠くない職場への通勤などには良さそうだ。

Rollkers社は目下、このガジェットを生産するサードパーティのメーカーを探しているところだ。販売価格は約700ドル(約9万円)を想定しているとのこと。

ちなみに、昨年10月にはクラウドファンディングサービスKickstarterで “早歩きシューズ” こと「Moonwalkers」がキャンペーンを実施していた。こちらはキャタピラではなく多数の車輪で安定度を高めているのが見た目の違いだが、できることはRollkersとほぼ同じで、市販バージョンは約1400ドルを予定している。

Source: Rollkers
via: New Atlas

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ヤマダデンキ、「ブラックフライデー」セールを11/16より開始。ベスト電器、マツヤデンキでも開催
2 iPhone買い換え、手持ちモデルを手放す際に必ずやっておくべきこととは?
3 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
4 「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ」11月23日・24日開催。出展メーカーや連続試聴イベントの内容はコチラ!
5 <Inter BEE>ゼンハイザー、国内未発売製品を初お披露目/NHK、“自由に変形する”ディスプレイ/コルグ「Live Extreme」試聴デモ
6 THIEAUDIO「Origin」は低音好き垂涎!骨伝導搭載・クアッドハイブリッド構成のイヤホンを聴く
7 B&Wの人気シリーズ、トゥイーター・オン・トップ式ブックシェルフ3機種の魅力を探る
8 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
9 MUSE HiFi、真空管搭載ポータブルDAC/AMP「M5 ULTRA」。ESS社と独自回路を共同開発
10 スピーカーの“原音再生”をデジタルフィルターで解決!テレビや車に搭載広がるEilex PRISMの秘密に迫る
11/15 10:43 更新

WEB