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公開日 2023/02/17 19:33
会社をすぐに離れるわけではありません
YouTubeのウォジスキーCEOが退任。後任はPremiumやShortsなど牽引したモーハン氏
Munenori Taniguchi
YouTubeのCEO、スーザン・ウォジスキー氏が現在のポジションを退くことを明らかにした。約25年前、実質的に創業の頃からGoogle(現在のAlphabet)に関わり続けてきたウォジスキー氏だが、退職を伝えるブログでは「家族や健康、そして私が情熱を注ぐ個人的なプロジェクトに集中するため、人生の新たな章を始める」と述べている。
Googleの創業メンバーはラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏の2人が知られているが、2人は1998年のGoogle設立当時、ウォジスキー氏の実家のガレージを拠点としていた。そして、ウォジスキー氏自身も翌年にはGoogleのマーケティング担当者としてGoogleに関わり始めた。
以来、初期のGoogle Doodles、画像検索機能の開発に関わり、広告ネットワークAdSenseの初代プロダクトマネージャーとしても活躍、2006年には頭角を現してきたユーザー投稿動画サービスYouTubeの可能性を見いだし、Goolgeに買収を進言したとされます。また2014年からは自ら動画投稿サイトのCEOに就任し、陣頭指揮を執ってきた。
しかし、近年はTwitterやFacebookといった他のサービスと同様に、ヘイトスピーチや誤情報の拡散といったコンテンツモデレーションの問題が大きくなり、サービスの舵取り役としてさまざまな問題への対処が求められた。またショート動画サービス、要するにTIkTokの台頭といったプレッシャーにも晒されてきた。
ウォジスキー氏の後任は、2015年に最高製品責任者としてGoogleからYouTubeに移り、これまでにYouTube Music、YouTube TV、YouTube Premium、YouTube Shortsといったサービスの立ち上げを支えたニール・モーハン氏が引き受ける。ウォジスキー氏はブログの中でモーハン氏をシニアバイスプレジデント(SVP)兼YouTube責任者として紹介しており、モーハン氏がCEOの肩書きを持つようになるのかははっきりしない。とはいえ「Shorts、ストリーミング、サブスクリプションのすべてとAIが約束する、YouTubeが最も輝く機会は目の前で、ニールはそこへわれわれを導くのにふさわしい」と紹介した。
なお、ウォジスキー氏は今すぐYouTubeやGoogleから離れるわけではなく、しばらくはモーハン氏のサポートとYouTubeのなかのいくつかのチームにおいて仕事をこなし、チームメンバーの指導やクリエイターらとの関わりをもって新体制への移行を支援するとしている。また顧問としてGoogleやAlphabetへの関与は続くとのことだ。
クリエイターとの会談の機会を設け、サービスに対する意見・フィードバックを吸い上げてきたウォジスキー氏が今後もしばらく残ることは、クリエイターの側にとっても安心感があるかもしれない。
Source: YouTube(1), (2)
via: CNBC, The Verge
Googleの創業メンバーはラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏の2人が知られているが、2人は1998年のGoogle設立当時、ウォジスキー氏の実家のガレージを拠点としていた。そして、ウォジスキー氏自身も翌年にはGoogleのマーケティング担当者としてGoogleに関わり始めた。
以来、初期のGoogle Doodles、画像検索機能の開発に関わり、広告ネットワークAdSenseの初代プロダクトマネージャーとしても活躍、2006年には頭角を現してきたユーザー投稿動画サービスYouTubeの可能性を見いだし、Goolgeに買収を進言したとされます。また2014年からは自ら動画投稿サイトのCEOに就任し、陣頭指揮を執ってきた。
しかし、近年はTwitterやFacebookといった他のサービスと同様に、ヘイトスピーチや誤情報の拡散といったコンテンツモデレーションの問題が大きくなり、サービスの舵取り役としてさまざまな問題への対処が求められた。またショート動画サービス、要するにTIkTokの台頭といったプレッシャーにも晒されてきた。
ウォジスキー氏の後任は、2015年に最高製品責任者としてGoogleからYouTubeに移り、これまでにYouTube Music、YouTube TV、YouTube Premium、YouTube Shortsといったサービスの立ち上げを支えたニール・モーハン氏が引き受ける。ウォジスキー氏はブログの中でモーハン氏をシニアバイスプレジデント(SVP)兼YouTube責任者として紹介しており、モーハン氏がCEOの肩書きを持つようになるのかははっきりしない。とはいえ「Shorts、ストリーミング、サブスクリプションのすべてとAIが約束する、YouTubeが最も輝く機会は目の前で、ニールはそこへわれわれを導くのにふさわしい」と紹介した。
なお、ウォジスキー氏は今すぐYouTubeやGoogleから離れるわけではなく、しばらくはモーハン氏のサポートとYouTubeのなかのいくつかのチームにおいて仕事をこなし、チームメンバーの指導やクリエイターらとの関わりをもって新体制への移行を支援するとしている。また顧問としてGoogleやAlphabetへの関与は続くとのことだ。
クリエイターとの会談の機会を設け、サービスに対する意見・フィードバックを吸い上げてきたウォジスキー氏が今後もしばらく残ることは、クリエイターの側にとっても安心感があるかもしれない。
Source: YouTube(1), (2)
via: CNBC, The Verge
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