Googleが、長らく噂になっていたGoolge初の折りたたみスマートフォン「Google Fold」のティザー動画を公開した。10秒に満たない短い動画だが、Pixelシリーズらしい背面カメラを備えつつ、完全に開けば広々としたスクリーンが現れ、スクウェア形状のタブレット型デバイスとして使えるようになっている。

また、折りたたんだ状態でもフロント面には普通のスマホと同様のタッチスクリーンがあり、片手で操作したい場合はこちらを使うことも可能だ。

Googleはまだ、Pixel Foldの価格や仕様に関してなにも発表していないが、これまでの噂では、本体価格は1700ドルからで、Google独自開発のTensor G2チップセットを搭載し、外側のディスプレイが5.8インチ、内側の見開きディスプレイは7.6インチとされている。またバッテリー駆動時間は、通常の使用なら最大24時間、「Extreme Battery Saver」モードを使えば、最大72時間持つという。

折りたたみスマホはこれまで、サムスンなどからいくつか発売されている。どれも非常に高価であることは仕方ないとしても、やはりヒンジ部分にトラブルが発生する例が見られていた。もともとは昨年のI/Oでの発表がうわさされていたPixel Foldだが、長い時間をかけて開発したであろう折りたたみ部分の品質や耐久性は気になるところだ。

また、GoogleはAndroidアプリ開発者に対して、折りたたみデバイスや通常のスマートフォンより広い画面での動作に対応するよう呼びかけてきた。昨年のI/Oに登場したPixel Tabletの発売も近づいているはずだが、ただタブレットの広い画面に対応するだけでなく、Pixel Fold向けに折りたたみデバイスならではの使い方を提案するアプリや、独自のアイデアを盛り込んだアプリの登場にも期待したいところだ。

Google I/Oイベントは米現地時間5月10日（日本時間では11日午前2時）より、新製品の発表を含むキーノートを予定している。

Source: Google(YouTube)