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公開日 2024/05/09 13:18
14 Ultraはライカ共同開発のカメラ搭載

Xiaomi、ハイエンドスマホ「14 Ultra」日本展開。タブレットやスマートテレビなど5製品一挙発表

編集部:平山洸太
Xiaomi Japanは、2024年上半期の製品発表会を開催。ハイエンドスマートフォン「Xiaomi 14 Ultra」を始めとした5製品が披露された。ラインナップおよび市場想定価格は以下の通り。なおスマートフォンは通信キャリアでも取り扱われるが、下記価格はオープンマケット版となる。

・スマートフォン「Xiaomi 14 Ultra」税込199,000円前後・スマートフォン「Redmi Note 13 Pro 5G」※オープンマーケット版は非展開・スマートフォン「Redmi Note 13 Pro+ 5G」税込59,800円前後(256GB)/税込74,800円前後(512GB)・タブレット「Xiaomi Pad 6S Pro 12.4」税込69,800円前後(256GB)/税込84,800円前後(512GB)・スマートテレビ「Xiaomi TV Max 86」税込199,900円前後

■Xiaomi 14 Ultra

ライカと共同開発したカメラを搭載した、同社スマートフォンのフラグシップモデル。Leicaクアッドカメラシステムを搭載しており、レンズに「Leica VARIO-SUMMILUX」を備える。カラーはブラックとホワイトの2色。

32mmのメインカメラには、ソニーの1インチセンサー「LYT-900」を搭載する。ダイナミックレンジは14EVとなり、従来モデルよりも光の明暗をより捉えられるとアピール。ポリイミド製のブレードによる無段階可変絞り機構を搭載し、表現に合わせてF1.63からF4.0までコントロールが行える。

加えて、75mm/F1.8の3.2倍ズーム、120mm/F2.5の5倍ペリスコープレンズ、12mm/F1.8の超広角レンズを搭載。いずれのレンズもセンサーには、ソニー製の「IMX858」を採用する。4つのカメラを組み合わせることで、6つの焦点距離を撮影できるとしており、30倍のウルトラズームに対応。また動画では8Kや4K60fpsをサポートしており、本格的な撮影を搭載したディレクターモードを利用することで、Log撮影も行える。

ディスプレイには、6.73インチのAll Around Liquid Displayを搭載。240Hzのリフレッシュレートに対応し、解像度は3200×1440。ピーク輝度は3000nits、P3の色域をサポートする。スペック面では、プロセッサーにSnapdragon 8 Gen 3を搭載、メモリは16GB、ストレージは512GBとなる。

バッテリー容量は5000mAhで、同社が日本で投入するモデルで初めてワイヤレス充電にも対応。90Wの急速充電により、33分で100%まで充電できる。そのほか、IP68の防水防塵性能を備えている。

別売のアクセサリーとして、専用のケースとグリップがセットになった「Photography Kit」(想定価格:税込22000円前後)を用意。グリップには1500mAhの拡張バッテリーが備えられており、本体と合わせて6500mAhのバッテリーが利用できるようになる。

またグリップには操作系として、2段階のシャッター、ズームレバー、露出や絞りを設定できるカスタムダイヤル、専用の録画ボタンを搭載。グリップにはUSB-C端子が備えられており、グリップとスマートフォン本体を同時に充電できる。また、カメラリングをフィルターアダプターに付け替えることで、NDフィルターをはじめとした市販の67mmフィルターが利用可能。

■Redmi Note 13 Pro 5G/Redmi Note 13 Pro+ 5G

ミドルレンジながらもハイエンドのスペックを備えたというモデル。両モデルとも、“フラグシップ級” の2億画素のメインカメラ搭載をアピールする。高精細モードでは細部を捉えられるほか、画質劣化を気にせずにトリミングできると説明。16-in-1ピクセルビニングにより、暗所の撮影にも強いとしている。また、画質劣化が少ないという4倍のインセンサーズームと、2種類(光学+電子)の手ぶれ補正により、遠くの被写体も捉えられるのこと。

ディスプレイはXiaomi 13Tシリーズにも搭載している「1.5K CrystalRes ディスプレイ」を搭載。ディスプレイサイズは6.67インチで、解像度は2712×1220となる。リフレッシュレートは120Hzで、コンテンツによる可変調整に対応する。また、Redmi Noteシリーズで最も明るいという1800nitsのピーク輝度を備える。なお13 Pro+のみ、手に持ちやすいエッジディスプレイとなっている。

続いては性能面について。13 ProはプロセッサーにQualcommのSnapdragon 7s Gen2を採用し、ストレージは256GB、RAMは8GB。仮想メモリにより、最大16GBまで拡張することも可能。13 Pro+はプロセッサーに、4nmプロセス製造のMediatek Dimensity 7200を搭載。昨年の同クラスのチップセットと比較し、59%の性能向上をしているという。メモリ8GB/ストレージ256GB、メモリ12GB/ストレージ512GBの2サイズを用意する。

バッテリーは、13 Proが5100mAh、13Pro+が5000mAh。急速充電にも対応しており、13 Proは17分で50%(最大67W)、13Pro+は19分で100%(最大120W)の充電が可能。防水性能は、13 ProがIP54、13 Pro+がシリーズ初のIP68となる。本体カラーは、13Proはオーロラパープル、ミッドナイトブラック、オーシャンティールの3色。また13 Pro+はオーロラパープル、ムーンライトホワイト、ミッドナイトブラックの3色をラインナップする。

■Xiaomi Pad 6S Pro 12.4

Xiaomi史上最高とアピールするタブレット端末で、12.9インチの3Kクリスタルクリアディスプレイを搭載。ディスプレイは3:2の画面比率を採用することで、ウェブ閲覧や文章の作成に使いやすいとしている。解像度は3K(3048×2032)、ピーク輝度は900nit、リフレッシュレートは最大144Hz。

6つのスピーカーユニットを搭載し、Dolby AtmosをサポートプロセッサーにはQualcommのSnapdragon 8 Gen2を搭載。メモリ8GB/ストレージ256GB、メモリ12GB/ストレージ512GBの2サイズを用意する。

そのほか、Wi-Fi 7にも対応。バッテリー容量は10000mAhで、最大22日間のスタンバイが行える。120Wの急速充電に対応しており、35分間で100の充電が可能。薄さ6.26mm、質量は590g。OSにはXiaomi HyperOSを搭載する。

専用の別売アクセサリーも用意。専用のタッチパッドキーボードは税込16800円前後、フォーカスペンは税込14800円前後、専用カバーは税込4980円前後でのラインナップとなっている。

■Xiaomi TV Max 86

同社スマートテレビのラインナップに、新たに86インチの4Kモデルが登場する格好。これまで先行して発売されていた「Xiaomi TV A Proシリーズ」では、65インチ、55インチ、43インチ、32インチがラインナップされていた。

色深度は10億7000万色で、色域はDCI-P3を90%カバー。リフレッシュレートは120Hzで、120HzのMEMC(フレーム補間)となり、ゲームなどでも滑らかな映像が利用できるとしている。4つのスピーカーユニットを搭載し、dtsXやDolby Atmosをサポート。OSはAndroid TVとなる。

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