トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > Gadgetニュース

公開日 2024/09/26 11:57
値下げされたQuest 3も魅力的?

安価な「Meta Quest 3S」10/15発売、48400円から。解像度抑え深度センサー省略、他はQuest 3とほぼ同等

多根清史
Metaは年次イベント「Meta Connect 2024」にて、ついに安価なVRヘッドセット製品「Quest 3S」を発表した。純粋にQuest 2の強化版といえる仕様であり、米国では299.99ドル〜、国内では4万8400円(税込)〜という手頃な価格設定となっている。発売日は10月15日(日本時間)。

Quest 3Sの見かけは、噂通りQuest 2とQuest 3を混ぜ合わせたような印象だ。が、Quest 3と同じクアルコムSnapdragon XR 2 Gen 2チップを搭載しており、同じ性能とフルカラーの複合現実(MR)を実現している。数万円単位の大きな低価格化を実現しながらも、予想以上にQuest 3(7万4800円〜)に近く、コストパフォーマンスは高い。

またQuest 3と同じTouch Plusコントローラーが同梱される。「別売りにしてコストを下げる」との予想は外れた格好だ。さらにMetaによればQuest 3Sはバッテリー駆動時間が長く、Quest 3の平均2.2時間に対して2.5時間に伸ばせたとのことだ。

もっともQuest 3sとQuest 3とは、いくつか違いがある。まず、サイズがわずかに大きい。おそらくパンケーキレンズではなく、旧型のQuest 2と同じフレネルレンズを使っていることも一因だろう。重さについては、Quest 3(約515g)とほぼ同じである。

またQuest 3の前面には3つのタテ長センサーが配置されているが、Quest 3sは3つのセンサーが左右に2セット置かれている。それに関連してか、Quest 3sには深度センサーが搭載されていない。

そして最たる違いは、Quest 3sのディスプレイ解像度はQuest 3よりも低い。片目当たり1832 x 1920という解像度はQuest 2と同じであり、視野角もやや狭い。

10月15日の発売に先がけ、すでにMeta公式サイトで事前予約が始まっている。内蔵ストレージ128GBモデルが4万8400円、256GBモデルが6万4900円。10月22日発売の『バットマン:アーカム・シャドウ』が無償で入手できる特典もある。

また、Quest 3の512GBモデルが9万6800円から8万1400円に引き下げられるのに伴い、128GBモデルは6万9300円に引き下げ、在庫がなくなりしだい販売を終了するとのこと。

Meta Quest 3Sの登場と入れ替わるように、Meta Quest 2とMeta Quest Proの販売が正式に終了する。これらは「年内もしくは在庫がなくなるまでの、いずれか早い方まで」は販売するという。

数ヶ月前からQuest Proは売れ行き不振が噂されていたが、ハイエンド製品のはずがSnapdragon XR2+ Gen1という一世代前のチップを搭載しており、力不足の感は否めなかった。

Source: Meta

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新

WEB