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公開日 2017/03/22 09:00
アルミ削り出し筐体でフルHD液晶

VAIO、Android搭載SIMフリースマホ「VAIO Phone A」。約24,800円、DSDS対応

編集部:小野佳希
VAIO(株)は、micoroSIMとnanoSIMのデュアルSIM・ディアルスタンバイに対応し、アルミ削り出し筐体を採用した5.5型フルHD液晶搭載Android SIMフリースマートフォン「VAIO Phone A」を4月7日に発売する。24,800円前後での実売が予想され、販売はMVNO各社およびソニーストア、VAIOストアで展開される。また3月27日13時から予約受付が開始される。
(※記事初出時は3月30日からの予約受付の予定でしたが、その後に開始日時が早まったため修正しました)

VAIO Phone A


Windows 10 mobileをOSに採用したVAIO Phone Bizに続く、VAIOブランドのスマートフォン。VAIO Phone BizのAndroid版とも呼べるモデルで、OS以外のスペックはほぼ共通している。なおVAIO Phone Bizも販売を継続する。

5.5インチ フルHD液晶を搭載

前述のようにmicroSIMとnanoSIMを両方装着してのデュアルSIM・デュアルスタンバイに対応。VAIO Phone Bizではどちらか片方のみだったが、今回から3G音声通話の2番号同時待ち受けが可能になった。なおLTEの高速通信は片方のみ、かつnanoSIMスロットはmicroSDとの排他利用となる。

SIMスロット

デュアルSIM・デュアルスタンバイに対応したことにより、例えば片方をNTTドコモの音声通話定額SIM、もう一方をMVNOの格安データ通信SIMにして、音声通話もデータ通信も割安で利用するなどといったことが可能。

背面部

プライベートの電話番号と仕事用の電話番号を1台の端末で使い分けるといったこともできるほか、公式サポート外となるが、国内キャリアのSIMと海外キャリアのSIMを挿入しておいて海外渡航の際にいちいちSIMを抜き挿しする手間を省くなどといったことにも利用できる。

底面のHDMI端子

イヤホン端子は上部に装備

通信バンドは1(2.1GHz)/3(1.8GHz)/5(850MHz)/6(800MHz)/8(900MHz)/11(1.5GHz)/19(800MHz)/21(1.5GHz)をサポート。ドコモのキャリアアグリゲーション、ドコモおよびドコモ系MVNOのVoLTE音声通話に対応する。また、新たに米AT&T/豪Vodafone/韓SK Telecom等が展開するバンド5もカバーした。

同社PCのフラグシップ機「VAIO Z」のデザインコンセプトをスマートフォンにも投入。アルミ削り出しと強化ガラスによって耐久性にも配慮した筐体を採用し、落下試験や耐衝撃試験など、PCと同様の品質検査を実施している。

なお品質検査は、同社安曇野工場で専任の技術者の手による全数検査を経て出荷する「安曇野FINISH」を実施。「VAIO PC同様の高い品質信頼性を保証する」としている。

Androidのバージョンは6.0.1で、CPUにはSnapdragon617を採用。ROMが16GBで64GBまでのmicroSDカードが使用でき(※前述のようにnanoSIMとの併用不可)、RAMは3GB。バッテリー容量は2,800mAh。

カメラ画素数はアウトカメラが1,300万画素で、インカメラが500万画素。なおスピーカーはモノラルとなる。そのほかNFCや赤外線通信、防水防塵性能などは備えていないが、GPSおよび地磁気センサー、ジャイロセンサー、加速度センサーは内蔵している。

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