公開日 2017/07/25 10:00
【特別企画】片側約4gと超軽量なエントリーモデル
1万円以下で買える!ハイコスパな完全ワイヤレスイヤホン、M-SOUNDS「MS-TW1」レビュー
高橋 敦
■1万円以下/片側約4gの完全ワイヤレスイヤホン、M-SOUNDS「MS-TW1」
1万円以下で買える完全ワイヤレス=左右完全独立型Bluetoothイヤホンと聞いて、完全ワイヤレスの使い心地を試してみたいイヤホンファンが手頃な価格で試せるような製品かと想像していた。
しかし実際に僕自身が「お試し」してみると、完全ワイヤレスイヤホンとして使い勝手も音質も十分なレベルを備えていて、『これ、エントリーユーザーもイヤホンファンもどちらも納得させられる完全ワイヤレスかも!』と思わされる実力を持っている。そのモデルが、今回紹介するM-SOUNDS「MS-TW1」だ(関連ニュース)。
M-SOUNDSは、これまでスマートフォン関連グッズなどを手がけてきた(株)エム・エス・シーによる新しいオーディオブランド。『音楽をより快適に、より身近に』をコンセプトとして音質と使い勝手にこだわった製品開発を目指しており、MS-TW1はその第1弾製品である。発売されたばかりだが、家電量販店での売上げも好調という今注目のモデルだ。
まずは、MS-TW1の主な特徴をピックアップしてみよう。
●完全ワイヤレス(左右完全独立型)
●イヤホン本体+充電ケースの構成
●コンパクトなサイズとシンプルなデザイン
●連続再生最大約2.5時間
●充電ケースへの収納で約3回の充電が可能
●最初にペアリングすれば充電ケースから取り出すだけで自動接続
1万円を切るという低価格ながら機能面で不足はなく、完全ワイヤレスイヤホンとして必要な機能やスペックは一通り備えている。しかもそれらの機能が実際に安定して動作する。正直、完全ワイヤレスイヤホンというのは、価格帯に関係なく動作が不安定な製品もまだまだある。そうした中、この価格で安定した動作を実現させていることを高く評価したい。エントリーユーザーにも安心しておすすめできるポイントだ。そういったところも含めつつ、さらに詳細を紹介していこう。
イヤホン本体の大きさは、イヤーモニタータイプの多ドライバー搭載モデルに近いサイズと言えばイメージが伝わるだろうか。一般的なイヤホンとして小さい部類ではないが、完全ワイヤレスイヤホンとしてはコンパクトで、重さも片側約4gと明らかに軽い。
形状もシンプルで、イヤホン自体の装着感は普通のイヤホンと変わらない。そこに有線ケーブルの煩わしさが一切無い完全ワイヤレスの身軽さが加わるので、トータルでの装着感は、普通のイヤホンより大きく向上する。実際に装着してみて、外観も含めて耳への収まりが非常に良く、どんな場面にも合わせやすく使いやすいモデルだと実感した。
イヤホン本体と対になる充電ケースもシンプルデザインで、こちらもよくできている。マグネット式でイヤホン本体がケース内にぴたっとホールドされる仕組みを採用。完全ワイヤレスイヤホンではよくある仕組みだが、そこもきっちり押さえてある。
使い始めにスマートフォン等とのペアリングとイヤホン左右のペアリングの設定を行なえば、それ以降は接続済みの状態をキープでき、「ケースにイヤホンをしまえば自動的に電源オフ」「ケースからイヤホンを取り出せば電源オンとなり、自動的にスマートフォンに接続」という動作もしっかり実現している。
実際に数日試した範囲では、ペアリングはちゃんとその通りに動作してくれて快適だった。こういった部分での「安定動作」は大切なポイントだ。
Bluetooth接続、イヤホン左右の接続の安定性も良好だ。Bluetooth規格はiPhone7等と同じバージョン4.2(Class2)に準拠しており、また独自開発のアンテナ制御ソフトで通信の安定性を高めているとのこと。徒歩・バス・電車という移動において瞬間的に音が途切れることも稀にあったが、その頻度はBluetoothイヤホン全般で見られる程度と変わりない。
また、イヤホン本体にはマルチファンクションボタン(MFBボタン)を内蔵しており、音楽再生・停止や、Siri等の音声認識ソフトを起動することができる。さらにはハンズフリー通話にも対応。通話時の音質にもこだわり、ノイズキャンセラー(第8世代 CVC)機能を搭載することで、クリアな音声通話が可能となっている。
ただ、購入前に確認しておいてほしい注意点が一つだけある。イヤーピースのサイズだ。付属イヤーピースはシリコンタイプで全体的に小さめに出来ている。表記としては「S・M・L」だが一般的な「XS・S・M」に近いサイズ感だ。なので他のイヤホンでMやLを使っているユーザーにとっては、付属のLサイズでも小さい可能性がある。その場合には他社製の大きなイヤーピースを試してみると良いだろう。
充電ケースはイヤーピース部分を穴に収める形になっていて、その穴の大きさは付属イヤーピースに合わせてあるため、大きいサイズの他社製イヤーピースを付けると若干収まりが悪くなる。入るには入るのだが、イヤホン本体の収納や取り出しがスムーズにいかなくなってしまう。この点は技術的な問題ではないので、今後改良されるであろうことを期待しておきたい。
その他、ドライバーにはダイナミック型の6mm径ドライバーを搭載。BluetoothコーデックはSBCのみ対応となる。
1万円以下で買える完全ワイヤレス=左右完全独立型Bluetoothイヤホンと聞いて、完全ワイヤレスの使い心地を試してみたいイヤホンファンが手頃な価格で試せるような製品かと想像していた。
しかし実際に僕自身が「お試し」してみると、完全ワイヤレスイヤホンとして使い勝手も音質も十分なレベルを備えていて、『これ、エントリーユーザーもイヤホンファンもどちらも納得させられる完全ワイヤレスかも!』と思わされる実力を持っている。そのモデルが、今回紹介するM-SOUNDS「MS-TW1」だ(関連ニュース)。
M-SOUNDSは、これまでスマートフォン関連グッズなどを手がけてきた(株)エム・エス・シーによる新しいオーディオブランド。『音楽をより快適に、より身近に』をコンセプトとして音質と使い勝手にこだわった製品開発を目指しており、MS-TW1はその第1弾製品である。発売されたばかりだが、家電量販店での売上げも好調という今注目のモデルだ。
まずは、MS-TW1の主な特徴をピックアップしてみよう。
●完全ワイヤレス(左右完全独立型)
●イヤホン本体+充電ケースの構成
●コンパクトなサイズとシンプルなデザイン
●連続再生最大約2.5時間
●充電ケースへの収納で約3回の充電が可能
●最初にペアリングすれば充電ケースから取り出すだけで自動接続
1万円を切るという低価格ながら機能面で不足はなく、完全ワイヤレスイヤホンとして必要な機能やスペックは一通り備えている。しかもそれらの機能が実際に安定して動作する。正直、完全ワイヤレスイヤホンというのは、価格帯に関係なく動作が不安定な製品もまだまだある。そうした中、この価格で安定した動作を実現させていることを高く評価したい。エントリーユーザーにも安心しておすすめできるポイントだ。そういったところも含めつつ、さらに詳細を紹介していこう。
イヤホン本体の大きさは、イヤーモニタータイプの多ドライバー搭載モデルに近いサイズと言えばイメージが伝わるだろうか。一般的なイヤホンとして小さい部類ではないが、完全ワイヤレスイヤホンとしてはコンパクトで、重さも片側約4gと明らかに軽い。
形状もシンプルで、イヤホン自体の装着感は普通のイヤホンと変わらない。そこに有線ケーブルの煩わしさが一切無い完全ワイヤレスの身軽さが加わるので、トータルでの装着感は、普通のイヤホンより大きく向上する。実際に装着してみて、外観も含めて耳への収まりが非常に良く、どんな場面にも合わせやすく使いやすいモデルだと実感した。
イヤホン本体と対になる充電ケースもシンプルデザインで、こちらもよくできている。マグネット式でイヤホン本体がケース内にぴたっとホールドされる仕組みを採用。完全ワイヤレスイヤホンではよくある仕組みだが、そこもきっちり押さえてある。
使い始めにスマートフォン等とのペアリングとイヤホン左右のペアリングの設定を行なえば、それ以降は接続済みの状態をキープでき、「ケースにイヤホンをしまえば自動的に電源オフ」「ケースからイヤホンを取り出せば電源オンとなり、自動的にスマートフォンに接続」という動作もしっかり実現している。
実際に数日試した範囲では、ペアリングはちゃんとその通りに動作してくれて快適だった。こういった部分での「安定動作」は大切なポイントだ。
Bluetooth接続、イヤホン左右の接続の安定性も良好だ。Bluetooth規格はiPhone7等と同じバージョン4.2(Class2)に準拠しており、また独自開発のアンテナ制御ソフトで通信の安定性を高めているとのこと。徒歩・バス・電車という移動において瞬間的に音が途切れることも稀にあったが、その頻度はBluetoothイヤホン全般で見られる程度と変わりない。
また、イヤホン本体にはマルチファンクションボタン(MFBボタン)を内蔵しており、音楽再生・停止や、Siri等の音声認識ソフトを起動することができる。さらにはハンズフリー通話にも対応。通話時の音質にもこだわり、ノイズキャンセラー(第8世代 CVC)機能を搭載することで、クリアな音声通話が可能となっている。
ただ、購入前に確認しておいてほしい注意点が一つだけある。イヤーピースのサイズだ。付属イヤーピースはシリコンタイプで全体的に小さめに出来ている。表記としては「S・M・L」だが一般的な「XS・S・M」に近いサイズ感だ。なので他のイヤホンでMやLを使っているユーザーにとっては、付属のLサイズでも小さい可能性がある。その場合には他社製の大きなイヤーピースを試してみると良いだろう。
充電ケースはイヤーピース部分を穴に収める形になっていて、その穴の大きさは付属イヤーピースに合わせてあるため、大きいサイズの他社製イヤーピースを付けると若干収まりが悪くなる。入るには入るのだが、イヤホン本体の収納や取り出しがスムーズにいかなくなってしまう。この点は技術的な問題ではないので、今後改良されるであろうことを期待しておきたい。
その他、ドライバーにはダイナミック型の6mm径ドライバーを搭載。BluetoothコーデックはSBCのみ対応となる。
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