公開日 2018/06/15 08:00
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'18 FIFAワールドカップはハイセンスの4K大画面テレビで観よう! “公式モデル”「N8000」レビュー
山本 敦
今年は6月から7月にかけ、サッカーの世界大会「2018 FIFA World Cup」がロシアで開催される。 ハイセンスグループは、この4年に1度開催される大きなサッカーの祭典を応援するオフィシャルスポンサーだ。
サッカーファンならずとも、日本代表が一致団結して、大会で良い結果を残すことを大いに期待したいし、家族みんなで、または友だちと一緒に大画面テレビを囲んで試合を観戦すれば、盛り上がることうけあいだ。
では、この一大祭典のオフィシャルスポンサーであるハイセンスとはどういったブランドなのか? そしてオフィシャルモデルである同社のテレビは、どのようにワールドカップを楽しませてくれるであろう製品なのか? ここで詳しく紹介したい。
■'18 FIFAワールドカップのオフィシャルスポンサー、ハイセンスとは?
ハイセンスは中国の青島に拠点を構える総合家電ブランドだ。優れた機能と高いコストパフォーマンスで人気を集め、ブランド認知も勢いよく広がっている。
中でもテレビの勢いはめざましい。世界第4位のテレビブランドとしてポジションを確立しているほか、中国市場では14年連続で販売台数No.1を獲得している。日本ではフラグシップモデルの「ULED TV」を中心に、3シリーズの4Kを展開している。
ハイセンスは先進的な技術へ貪欲に挑戦するブランドだ。研究開発の拠点は全世界12カ所にあり、各地域のニーズや文化に合わせた機能・サービスを徹底的に調査しながら、ユーザーの期待に応える製品を形にしてきた。毎年、グループの総売上から5%以上を研究開発予算として使っているというから、その情熱が並大抵のものではないことがわかる。
ハイセンスのテレビを語るうえで、同社が中国のテレビメーカーとして初めて、液晶パネルの生産ラインを自社で構えたブランドであることを知っておくべきだ。また独自映像処理プロセッサー「Hi-View Pro」の開発も進めている。これも同じく中国のテレビメーカーとして初めての試みだ。こういった最先端の技術を惜しみなく投入したフラグシップモデルが、日本でも販売されている “ULED TV”「N8000」シリーズだ。
■「スポーツモード」を搭載したフラグシップの “ULED TV”「N8000」
N8000シリーズのラインナップはいずれも4K/HDR対応機の65型「HJ65N8000」と55型「HJ55N8000」の2モデル。いずれもスムーズな動画を鮮やかな色彩とともに再現できる「スポーツモード」を搭載している。大型の65型モデルには倍速駆動パネルも搭載。もし自宅のスペースに余裕があれば65型を選ぶことをおすすめしたい。
N8000シリーズは独自のVA方式による広色域液晶パネルを搭載。独自のアルゴリズムでエッジ型LEDバックライトのローカルディミングを緻密に制御しながら、自然な色合いとコントラスト感を再現。被写体の速い動きの表示ボケを抑える「ウルトラモーション」技術などを特徴としている。
ピークレベル1,000nits超の液晶パネルを搭載。HDRはHDR10をサポートした。さらに地上デジタル、BS・CS放送やインターネットによる動画配信サービスなど4K未満の解像度であっても、独自のアップスケーリング機能によって4K解像度に引き上げられる。さらに映像調整は、映像の色合いやホワイトバランス、明るさ、動画の滑らかさや鮮鋭感など、基本項目をユーザーに開放しているのはもちろん、直感的に好みの映像に追い込めるようにまとめ上げている。
N8000シリーズは本体ベゼルの下側、正面に向かって3基のスピーカーユニットを搭載する。迫力あふれるサウンドにもこだわった薄型テレビなのだ。スピーカー構成は左右にフルレンジ1基ずつと、センターのウーファーという組み合わせだ。
音響設定メニューから「スーパーバス」機能をオンにすると、独自のアルゴリズムによって音全体のバランスを整えてくれる。特に低音の輪郭が引き締まり、豊かに聴こえる効果が得られる。屋外スポーツの映像は会場の熱気まで伝わってくるようだ。映画のアクションシーンも驚くほどの臨場感がテレビ単体で味わえる。思わず手に汗を握ってしまうだろう。この機能とは別に、低音を±5の範囲で増減できる機能や、バーチャルサラウンドのオン・オフも選べる。フラグシップモデルならではの、音へのこだわりにも注目したい。
このほかにもN8000シリーズ2機種は、ともに外部USB-HDDへのテレビ録画機能を搭載する。気になる番組をテレビに録画し、空いた時間を有効に活用しながらタイムシフト視聴を楽しもう。
今回はハイセンスのオフィスを訪問して、ワールドカップのオフィシャルテレビであるN8000の画質を体験した。
まずはサッカーのデモ映像を視聴した。65型モデルにはサッカー観戦にも最適な「スポーツモード」が搭載されている。同モードに切り替えてみると彩度が上がり、コントラストも高くなる。デーゲームの試合では、夏の陽射しに照らされたピッチの白線が強く輝く。立体的に描かれる光と影が、テレビの大画面に映し出されるスタジアムに引き込まれるような臨場感を体験させてくれる。ユニフォームやスタンドのシートの原色が強く映える。肌の質感や汗のきらめきまで、自然と目に飛び込んでくる。
映像設定から「スムーズモーション」を選択すると、動画表示のバランスを滑らかさとクリアさ、それぞれの方向に調整できる。なおスポーツモードの選択時には動画表示のボケ感が最も少ない「スムース」にプリセットされている。設定値はスムースを頂点に「スタンダード」「クリアー」「フィルム」「カスタマ」「オフ」と6つを用意。スポーツ系ほど激しい動きを伴わない、ドラマやドキュメンタリーなどの映像を楽しむ際には設定値を段階的にオフ方向に切り替えてみると、被写体のリアリティが一段と引き立ってくる。
持参したUltra HD Blu-rayで4K映像もチェックした。映像モードは「シネマ」を選択した。実写映画では役者の肌の質感が鮮明に浮かび上がる。被写体の色の階調感が滑らかだ。肌色は自然な赤味が差し、アクションシーンの熱量を伝える。ディティールの情報も立体的に引き出しながら、4K映像の醍醐味を十分に実感させてくれた。
アニメの映像は輪郭線がシャープに描かれ、ひんやりと澄み渡った空気感が漂ってくる。「スタンダード」に映像モードを変更するとクールな色合いに変わる。温かみのある「シネマ」と作品や好みによって使い分けたい。
サッカーファンならずとも、日本代表が一致団結して、大会で良い結果を残すことを大いに期待したいし、家族みんなで、または友だちと一緒に大画面テレビを囲んで試合を観戦すれば、盛り上がることうけあいだ。
では、この一大祭典のオフィシャルスポンサーであるハイセンスとはどういったブランドなのか? そしてオフィシャルモデルである同社のテレビは、どのようにワールドカップを楽しませてくれるであろう製品なのか? ここで詳しく紹介したい。
■'18 FIFAワールドカップのオフィシャルスポンサー、ハイセンスとは?
ハイセンスは中国の青島に拠点を構える総合家電ブランドだ。優れた機能と高いコストパフォーマンスで人気を集め、ブランド認知も勢いよく広がっている。
中でもテレビの勢いはめざましい。世界第4位のテレビブランドとしてポジションを確立しているほか、中国市場では14年連続で販売台数No.1を獲得している。日本ではフラグシップモデルの「ULED TV」を中心に、3シリーズの4Kを展開している。
ハイセンスは先進的な技術へ貪欲に挑戦するブランドだ。研究開発の拠点は全世界12カ所にあり、各地域のニーズや文化に合わせた機能・サービスを徹底的に調査しながら、ユーザーの期待に応える製品を形にしてきた。毎年、グループの総売上から5%以上を研究開発予算として使っているというから、その情熱が並大抵のものではないことがわかる。
ハイセンスのテレビを語るうえで、同社が中国のテレビメーカーとして初めて、液晶パネルの生産ラインを自社で構えたブランドであることを知っておくべきだ。また独自映像処理プロセッサー「Hi-View Pro」の開発も進めている。これも同じく中国のテレビメーカーとして初めての試みだ。こういった最先端の技術を惜しみなく投入したフラグシップモデルが、日本でも販売されている “ULED TV”「N8000」シリーズだ。
■「スポーツモード」を搭載したフラグシップの “ULED TV”「N8000」
N8000シリーズのラインナップはいずれも4K/HDR対応機の65型「HJ65N8000」と55型「HJ55N8000」の2モデル。いずれもスムーズな動画を鮮やかな色彩とともに再現できる「スポーツモード」を搭載している。大型の65型モデルには倍速駆動パネルも搭載。もし自宅のスペースに余裕があれば65型を選ぶことをおすすめしたい。
N8000シリーズは独自のVA方式による広色域液晶パネルを搭載。独自のアルゴリズムでエッジ型LEDバックライトのローカルディミングを緻密に制御しながら、自然な色合いとコントラスト感を再現。被写体の速い動きの表示ボケを抑える「ウルトラモーション」技術などを特徴としている。
ピークレベル1,000nits超の液晶パネルを搭載。HDRはHDR10をサポートした。さらに地上デジタル、BS・CS放送やインターネットによる動画配信サービスなど4K未満の解像度であっても、独自のアップスケーリング機能によって4K解像度に引き上げられる。さらに映像調整は、映像の色合いやホワイトバランス、明るさ、動画の滑らかさや鮮鋭感など、基本項目をユーザーに開放しているのはもちろん、直感的に好みの映像に追い込めるようにまとめ上げている。
N8000シリーズは本体ベゼルの下側、正面に向かって3基のスピーカーユニットを搭載する。迫力あふれるサウンドにもこだわった薄型テレビなのだ。スピーカー構成は左右にフルレンジ1基ずつと、センターのウーファーという組み合わせだ。
音響設定メニューから「スーパーバス」機能をオンにすると、独自のアルゴリズムによって音全体のバランスを整えてくれる。特に低音の輪郭が引き締まり、豊かに聴こえる効果が得られる。屋外スポーツの映像は会場の熱気まで伝わってくるようだ。映画のアクションシーンも驚くほどの臨場感がテレビ単体で味わえる。思わず手に汗を握ってしまうだろう。この機能とは別に、低音を±5の範囲で増減できる機能や、バーチャルサラウンドのオン・オフも選べる。フラグシップモデルならではの、音へのこだわりにも注目したい。
このほかにもN8000シリーズ2機種は、ともに外部USB-HDDへのテレビ録画機能を搭載する。気になる番組をテレビに録画し、空いた時間を有効に活用しながらタイムシフト視聴を楽しもう。
今回はハイセンスのオフィスを訪問して、ワールドカップのオフィシャルテレビであるN8000の画質を体験した。
まずはサッカーのデモ映像を視聴した。65型モデルにはサッカー観戦にも最適な「スポーツモード」が搭載されている。同モードに切り替えてみると彩度が上がり、コントラストも高くなる。デーゲームの試合では、夏の陽射しに照らされたピッチの白線が強く輝く。立体的に描かれる光と影が、テレビの大画面に映し出されるスタジアムに引き込まれるような臨場感を体験させてくれる。ユニフォームやスタンドのシートの原色が強く映える。肌の質感や汗のきらめきまで、自然と目に飛び込んでくる。
映像設定から「スムーズモーション」を選択すると、動画表示のバランスを滑らかさとクリアさ、それぞれの方向に調整できる。なおスポーツモードの選択時には動画表示のボケ感が最も少ない「スムース」にプリセットされている。設定値はスムースを頂点に「スタンダード」「クリアー」「フィルム」「カスタマ」「オフ」と6つを用意。スポーツ系ほど激しい動きを伴わない、ドラマやドキュメンタリーなどの映像を楽しむ際には設定値を段階的にオフ方向に切り替えてみると、被写体のリアリティが一段と引き立ってくる。
持参したUltra HD Blu-rayで4K映像もチェックした。映像モードは「シネマ」を選択した。実写映画では役者の肌の質感が鮮明に浮かび上がる。被写体の色の階調感が滑らかだ。肌色は自然な赤味が差し、アクションシーンの熱量を伝える。ディティールの情報も立体的に引き出しながら、4K映像の醍醐味を十分に実感させてくれた。
アニメの映像は輪郭線がシャープに描かれ、ひんやりと澄み渡った空気感が漂ってくる。「スタンダード」に映像モードを変更するとクールな色合いに変わる。温かみのある「シネマ」と作品や好みによって使い分けたい。