公開日 2018/12/12 06:00
“2000Ti”シリーズ3モデルを連続試聴
オーディオテクニカ「ATH-AP2000Ti」レビュー。表現力を磨き上げたチタンボディ採用プレミアムヘッドホン
小原 由夫
オーディオテクニカから2018年10月、共通してモデル名に“2000Ti”を冠する3モデルのヘッドホン/イヤホンが登場した。
それぞれ異なるスタイルの中に、磨き上げられた「精密切削フルチタニウムボディ」、強力な磁束密度と駆動力を生む「パーメンジュール磁気回路」、高域特性を高める「DLCコーティング振動板」という共通の技術が込められており、音作りに妥協の無い“プレステージモデル”として仕上がっている。
今回、この3タイプの製品を小原由夫氏が連続試聴。第1回目となる本稿では、ポータブルヘッドホン「ATH-AP2000Ti」を取り上げる。
■2018年秋のオーディオテクニカは「チタン」が1つのキーワード
18年秋のオーディオテクニカのヘッドホン新製品を紐解くキーワードは、ズバリ、「チタン」だ。
チタンは鋼鉄よりも軽く、強度が高いことが特徴だ。また、耐食性や耐熱性にも優れ、変質しにくいという性質も持っている。したがって、薄く軽量に仕上げたいが、高い強度も維持したいような用途にはうってつけ。ヘッドホンやイヤホンのハウジングやボディにはぴったりというわけだ(蛇足ながら、オーディオ分野でのチタンの他の用途は、トゥイーターやダイナミック型ドライバーなど、振動板に使用されるケースも多い)。
オーディオテクニカが発表した18年モデルのうち、オーバーヘッド型の「ATH-AP2000Ti」、カナル型「ATH-CK2000Ti」とインイヤー型「ATH-CM2000Ti」の3機種にこのチタンが採用されている。これらを“2000Tiシリーズ”と一括りにしてもいいだろう。
ちなみに同社のウェブサイトには、2000Tiシリーズのスペシャルサイトが設けられている。そのロゴマークの横に示された「47.867」と「22」という数字は、それぞれチタンに含まれる原子量、元素番号を示す。なかなか粋な見せ方だ。
それぞれ異なるスタイルの中に、磨き上げられた「精密切削フルチタニウムボディ」、強力な磁束密度と駆動力を生む「パーメンジュール磁気回路」、高域特性を高める「DLCコーティング振動板」という共通の技術が込められており、音作りに妥協の無い“プレステージモデル”として仕上がっている。
今回、この3タイプの製品を小原由夫氏が連続試聴。第1回目となる本稿では、ポータブルヘッドホン「ATH-AP2000Ti」を取り上げる。
■2018年秋のオーディオテクニカは「チタン」が1つのキーワード
18年秋のオーディオテクニカのヘッドホン新製品を紐解くキーワードは、ズバリ、「チタン」だ。
チタンは鋼鉄よりも軽く、強度が高いことが特徴だ。また、耐食性や耐熱性にも優れ、変質しにくいという性質も持っている。したがって、薄く軽量に仕上げたいが、高い強度も維持したいような用途にはうってつけ。ヘッドホンやイヤホンのハウジングやボディにはぴったりというわけだ(蛇足ながら、オーディオ分野でのチタンの他の用途は、トゥイーターやダイナミック型ドライバーなど、振動板に使用されるケースも多い)。
オーディオテクニカが発表した18年モデルのうち、オーバーヘッド型の「ATH-AP2000Ti」、カナル型「ATH-CK2000Ti」とインイヤー型「ATH-CM2000Ti」の3機種にこのチタンが採用されている。これらを“2000Tiシリーズ”と一括りにしてもいいだろう。
ちなみに同社のウェブサイトには、2000Tiシリーズのスペシャルサイトが設けられている。そのロゴマークの横に示された「47.867」と「22」という数字は、それぞれチタンに含まれる原子量、元素番号を示す。なかなか粋な見せ方だ。
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