公開日 2019/04/03 06:30
定評ある“Everio”ブランドを冠したモデル
“いざという時”に手軽に備えられるハイC/Pドラレコ。JVC「GC-DK3」レビュー
会田 肇
■定評あるビデオカメラブランド「Everio」を冠したドラレコが登場
JVCが自社のビデオカメラで使っていEverio(エブリオ)ブランドを冠したドライブレコーダー、「GC-DK3」が発売されている。ベースとなっているのは同じグループ内のブランドであるケンウッドから発売されているベーシックモデル「DRV-240」で、本体カラーをブラウンとしてオリジナリティを出している。ここではその使い勝手についてレポートしたい。
本体を手にすると、そのボディは極めて小さい。本体サイズは約61W×54H×32Dmm、重量はおよそ57g。そのため、ルームミラーの裏側に設置すれば、すべてが隠れてしまうほど。その意味ではコンパクトカーに取り付けても視界を妨げることなく取り付けられる。レンズ画角は水平およそ100度、垂直およそ52度(対角およそ111度)で、記録メディアはmicro SDHCカード(4GB〜32GBに対応、16GBカード付属)。モニターには2型カラー液晶を採用する。ちなみに公式オンラインSTORE「コトSquare」専売品で、価格は17,150円(税込)となっている。
記録はこのサイズにもかかわらずフルハイビジョン(1,920×1,080ドット)に対応している。コンパクトでもドラレコとして十分な画質を確保しているというわけだ。搭載した機能もドラレコとして十分に配慮されている。記録フレームレートは27.5fpsで、これはLED信号のチラツキに同期して無点灯状態にならないよう配慮されたものだ。
映像の記録方法についてはドラレコらしいスペックを備える。本体にはGセンサーを内蔵し、これが衝撃を検知すると記録していた映像を上書きされない別フォルダへ自動保存。イベント記録として残していくのだ。また、ドライブ中に気になったシーンを同じように上書きされないフォルダへと任意保存することもできる。その方法は簡単。本体の右サイドにある4つのボタンのうち一番下のボタンを押すだけでいい。これで上書きされないフォルダへと自動保存される。
本機では静止画も自由に撮れる。同じく右サイドにあるボタンの下から二番目のボタンを押すと、シャッター音と同時に静止画が記録される。もちろん、これは上書きされない別フォルダへ保存されるので安心していい。このように、本機はベーシックモデルながら想い出を残すドラレコとして十分な機能を備えているのだ。
記録した映像は、フルハイビジョンらしい鮮明な映像だった。解像度が高く、対向車のナンバーも十分に把握できるレベルにある。明暗差に対応するHDR機能もうまく機能しているようで、トンネルの出口付近でも白飛びはよく抑えられている。夜間では無闇に明るくするものではなく、その意味では若干物足りなさも感じるかも知れない。しかし、ライトに照射された先行車のナンバーも白飛びすることなく鮮明に記録。満遍なく無難に記録することができていたと判断できる。
使い勝手の良さも本機の良い点だ。メニュー階層が分かりやすい構成となっている上に、右サイドのボタンと操作アイコンがリンクしていて操作すべきボタンがすぐに把握できる。これならドラレコ初心者でも扱いで迷うことはほとんどないだろう。さらにボタン周辺には凹みもあるので抜群の押しやすさ。ベーシックモデルとは思えない造りの良さを感じさせる。
本機はシステム構成がシンプルな分だけ取り付けも簡単だ。本体と電源ケーブルを接続すれば後は本体をガラス面へ貼り付け、シガーライターソケットから電源を取るだけだ。取り付けに要する時間は誰でも5分程度で終了するだろう。
ちなみに本機にはGPS機能が備えられていない。そのため、位置情報は記録できず、地図上に記録した場所を反映させることはできない。また、本体サイズが小さく、それに伴ってモニターもかなり小さめだ。特に本機はプレビュー時にメニューが表示されるので、映像表示はさらに小さくなってしまう。プレビューはPC上でチェックするのが賢明だろう。こうした部分をマイナスと考えるなら、最初から上級モデルを選ぶべき。手軽にドラレコを使って、いざという時に備えたい。そんな人にお薦めできるベーシックなドラレコと言えるだろう。
JVCが自社のビデオカメラで使っていEverio(エブリオ)ブランドを冠したドライブレコーダー、「GC-DK3」が発売されている。ベースとなっているのは同じグループ内のブランドであるケンウッドから発売されているベーシックモデル「DRV-240」で、本体カラーをブラウンとしてオリジナリティを出している。ここではその使い勝手についてレポートしたい。
本体を手にすると、そのボディは極めて小さい。本体サイズは約61W×54H×32Dmm、重量はおよそ57g。そのため、ルームミラーの裏側に設置すれば、すべてが隠れてしまうほど。その意味ではコンパクトカーに取り付けても視界を妨げることなく取り付けられる。レンズ画角は水平およそ100度、垂直およそ52度(対角およそ111度)で、記録メディアはmicro SDHCカード(4GB〜32GBに対応、16GBカード付属)。モニターには2型カラー液晶を採用する。ちなみに公式オンラインSTORE「コトSquare」専売品で、価格は17,150円(税込)となっている。
記録はこのサイズにもかかわらずフルハイビジョン(1,920×1,080ドット)に対応している。コンパクトでもドラレコとして十分な画質を確保しているというわけだ。搭載した機能もドラレコとして十分に配慮されている。記録フレームレートは27.5fpsで、これはLED信号のチラツキに同期して無点灯状態にならないよう配慮されたものだ。
映像の記録方法についてはドラレコらしいスペックを備える。本体にはGセンサーを内蔵し、これが衝撃を検知すると記録していた映像を上書きされない別フォルダへ自動保存。イベント記録として残していくのだ。また、ドライブ中に気になったシーンを同じように上書きされないフォルダへと任意保存することもできる。その方法は簡単。本体の右サイドにある4つのボタンのうち一番下のボタンを押すだけでいい。これで上書きされないフォルダへと自動保存される。
本機では静止画も自由に撮れる。同じく右サイドにあるボタンの下から二番目のボタンを押すと、シャッター音と同時に静止画が記録される。もちろん、これは上書きされない別フォルダへ保存されるので安心していい。このように、本機はベーシックモデルながら想い出を残すドラレコとして十分な機能を備えているのだ。
記録した映像は、フルハイビジョンらしい鮮明な映像だった。解像度が高く、対向車のナンバーも十分に把握できるレベルにある。明暗差に対応するHDR機能もうまく機能しているようで、トンネルの出口付近でも白飛びはよく抑えられている。夜間では無闇に明るくするものではなく、その意味では若干物足りなさも感じるかも知れない。しかし、ライトに照射された先行車のナンバーも白飛びすることなく鮮明に記録。満遍なく無難に記録することができていたと判断できる。
使い勝手の良さも本機の良い点だ。メニュー階層が分かりやすい構成となっている上に、右サイドのボタンと操作アイコンがリンクしていて操作すべきボタンがすぐに把握できる。これならドラレコ初心者でも扱いで迷うことはほとんどないだろう。さらにボタン周辺には凹みもあるので抜群の押しやすさ。ベーシックモデルとは思えない造りの良さを感じさせる。
本機はシステム構成がシンプルな分だけ取り付けも簡単だ。本体と電源ケーブルを接続すれば後は本体をガラス面へ貼り付け、シガーライターソケットから電源を取るだけだ。取り付けに要する時間は誰でも5分程度で終了するだろう。
ちなみに本機にはGPS機能が備えられていない。そのため、位置情報は記録できず、地図上に記録した場所を反映させることはできない。また、本体サイズが小さく、それに伴ってモニターもかなり小さめだ。特に本機はプレビュー時にメニューが表示されるので、映像表示はさらに小さくなってしまう。プレビューはPC上でチェックするのが賢明だろう。こうした部分をマイナスと考えるなら、最初から上級モデルを選ぶべき。手軽にドラレコを使って、いざという時に備えたい。そんな人にお薦めできるベーシックなドラレコと言えるだろう。