公開日 2022/06/24 09:59
VGP2022SUMMERで「批評家大賞」に輝いたのが、パナソニックのビエラ「LZ2000シリーズ」だ。数あるエントリージャンルの中から、そしてさらに、各社が激烈に鎬を削る4K有機ELテレビの中から、批評家の圧倒的な支持を受けた理由とは。審査員を務めた鴻池賢三氏が解説する。
■明るいシーンも暗いシーンも豊かな階調と色彩で描く
有機ELテレビは、プロジェクターや液晶テレビなどと比較しても、明暗のコントラスト表現に優れており、高画質な映像装置として認知が広がっている。「 LZ2000シリーズ」がこの夏のアワードで批評家大賞に選ばれた理由は、技術の熟成により、さらなる高コントラスト性能を獲得し、画質体験をさらに格上げした点が、もっとも高く評価されたからだ。
新世代の高輝度有機ELパネルを採用し、さらに独自の高効率な放熱構造を組み合わせて、基礎体力を強化した「Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイNEO」に加えて、表示映像によるパネルの発光状態を時間軸も加えて3次元分析し、独自のアルゴリズムで電流制御する「Bright Booster」機能で、パネルが持つ発光能力を余すところなく引き出す。
また、業務用機器水準の高精度なパネルキャリブレーションにより、プロ用モニターに近い暗部階調表現性能を達成していることも、LZ2000シリーズならではの特長だ。そして「環境光センサー」の搭載も、注目のトピックだ。「環境光センサー」は、環境光の照度に加え、新たに色温度もセンシング。オートAI画質機能とも連動し、より自然で最適な画質に調整する。
また、「Netflix画質モード」も、従来の暗室を想定した映像設定が、センサーで周辺の明るさを検知し、明室でもクリエイターの意図した映像を忠実に再現できるように進化している。つまり、基礎体力の強化、よりスマートで積極的なパネル制御、環境対応により、有機ELテレビの画質をビエラ史上最高峰に高めたというわけだ。
実際の映像を見ても、数々の施策が画質体験を新次元へ引き上げたのは明らかだ。花火や夜景といったシーンは、光源がリッチな色彩を保ちつつ、眩いばかりに輝き、その場に居合わせたかのような臨場感が感動に繋がる。映画作品は、暗いシーンも階調と色彩が正確かつ豊かで、空気感や奥行までも感じさせる。明るいシーンも力強く、艶やかさも描き切る立体的な表現はまさに新次元で、映像の世界に惹き込まれて行く。
■ラインアレイスピーカー搭載。テレビの枠を超えた臨場感
テレビの本分である高画質を極め、さらに本機の評価を決定づけたのが「サウンド」の充実である。そもそもコンテンツは、映像とサウンドの両輪で成り立っているエンターテインメント。テレビが薄型化されて以降、スピーカーボックスの容積を確保するのが難しく、各社が様々な取り組みで改善を試みてきたが、難易度の高いものだった。
そうした中、パナソニックの画期的な回答、つまり決定打と言えるのがLZ2000シリーズで新しく採用した「ラインアレイスピーカー」だ。「ラインアレイ」とは、「複数並べる」という意味。複数のスピーカーは相互に影響しあうため、操るのは容易ではないが、きちんと制御すると、音波の干渉が少なくクリアで力強い音を奏でることができるほか、音が聴こえる位置を操る「定位」を明瞭かつ自在にできるといった機能性も得られる。
実際に試聴すると、まず、テレビのスピーカーとは思えない張りの美しい明瞭な「音」に驚く。映画のセリフ、音楽のボーカル、ニュースのアナウンスなどが、テレビの枠を越え、ヒトの存在を感じさせるのだ。高出力アンプと多数のスピーカーによるラインアレイが成せる業だ。
また、サラウンドサウンドでは、ラインアレイスピーカーがフロント3ch分に加え、効果音をワイドに展開。視聴ポイントの左右まで深く音が周り込み、ピンポイントで定位する様は、リアスピーカーを設置したかのような効果で、上向きのイネーブルドスピーカーと横向きのワイドスピーカーとの相乗効果により、ドルビーアトモスの立体音響にも対応、多くの一般的なサウンドバー以上に臨場感の高い音場を再現する。
テレビ1台で、最高峰の映像とサウンドによるホームエンターテインメントが完成する。さらにラインアレイスピーカーが可能にする「定位」機能を応用して、音を届けたいエリアを自在に調整できる「指向調整」も画期的だ。自分だけスポット的に大きな音で聴くといった離れ業もこなし、ユーザーや視聴状況に応じた実用性も抜群だ。
そのほか、地震の揺れに強く、子どもやペットが手をかけても倒れにくい、独自の転倒防止スタンドなども、リビングのテレビ視聴に新しい価値をもたらす取り組みといえる。長年パナソニックが培ってきた映像技術を熟成させ、有機ELならではの高画質をさらなる新次元に昇華させたLZ2000シリーズ。熟成を極めた高画質と、従来の常識を超えるサウンド体験との両輪で、至福の時をもたらしてくれる。
ここまで高度でありながら、リビングで誰もが使いやすくまとめられている「総合力の高さ」も、パナソニックならではといえるだろう。批評家大賞に輝いた、シネフィルも満足できる最高峰のテレビ。ぜひ一度、その真価を体験してほしい。
(提供:パナソニック株式会社)
VGP2022 SUMMER 批評家大賞受賞
極めた映像美と迫真サラウンド、パナソニック “ビエラ”「LZ2000シリーズ」をチェック!
鴻池賢三VGP2022SUMMERで「批評家大賞」に輝いたのが、パナソニックのビエラ「LZ2000シリーズ」だ。数あるエントリージャンルの中から、そしてさらに、各社が激烈に鎬を削る4K有機ELテレビの中から、批評家の圧倒的な支持を受けた理由とは。審査員を務めた鴻池賢三氏が解説する。
■明るいシーンも暗いシーンも豊かな階調と色彩で描く
有機ELテレビは、プロジェクターや液晶テレビなどと比較しても、明暗のコントラスト表現に優れており、高画質な映像装置として認知が広がっている。「
新世代の高輝度有機ELパネルを採用し、さらに独自の高効率な放熱構造を組み合わせて、基礎体力を強化した「Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイNEO」に加えて、表示映像によるパネルの発光状態を時間軸も加えて3次元分析し、独自のアルゴリズムで電流制御する「Bright Booster」機能で、パネルが持つ発光能力を余すところなく引き出す。
また、業務用機器水準の高精度なパネルキャリブレーションにより、プロ用モニターに近い暗部階調表現性能を達成していることも、LZ2000シリーズならではの特長だ。そして「環境光センサー」の搭載も、注目のトピックだ。「環境光センサー」は、環境光の照度に加え、新たに色温度もセンシング。オートAI画質機能とも連動し、より自然で最適な画質に調整する。
また、「Netflix画質モード」も、従来の暗室を想定した映像設定が、センサーで周辺の明るさを検知し、明室でもクリエイターの意図した映像を忠実に再現できるように進化している。つまり、基礎体力の強化、よりスマートで積極的なパネル制御、環境対応により、有機ELテレビの画質をビエラ史上最高峰に高めたというわけだ。
実際の映像を見ても、数々の施策が画質体験を新次元へ引き上げたのは明らかだ。花火や夜景といったシーンは、光源がリッチな色彩を保ちつつ、眩いばかりに輝き、その場に居合わせたかのような臨場感が感動に繋がる。映画作品は、暗いシーンも階調と色彩が正確かつ豊かで、空気感や奥行までも感じさせる。明るいシーンも力強く、艶やかさも描き切る立体的な表現はまさに新次元で、映像の世界に惹き込まれて行く。
■ラインアレイスピーカー搭載。テレビの枠を超えた臨場感
テレビの本分である高画質を極め、さらに本機の評価を決定づけたのが「サウンド」の充実である。そもそもコンテンツは、映像とサウンドの両輪で成り立っているエンターテインメント。テレビが薄型化されて以降、スピーカーボックスの容積を確保するのが難しく、各社が様々な取り組みで改善を試みてきたが、難易度の高いものだった。
そうした中、パナソニックの画期的な回答、つまり決定打と言えるのがLZ2000シリーズで新しく採用した「ラインアレイスピーカー」だ。「ラインアレイ」とは、「複数並べる」という意味。複数のスピーカーは相互に影響しあうため、操るのは容易ではないが、きちんと制御すると、音波の干渉が少なくクリアで力強い音を奏でることができるほか、音が聴こえる位置を操る「定位」を明瞭かつ自在にできるといった機能性も得られる。
実際に試聴すると、まず、テレビのスピーカーとは思えない張りの美しい明瞭な「音」に驚く。映画のセリフ、音楽のボーカル、ニュースのアナウンスなどが、テレビの枠を越え、ヒトの存在を感じさせるのだ。高出力アンプと多数のスピーカーによるラインアレイが成せる業だ。
また、サラウンドサウンドでは、ラインアレイスピーカーがフロント3ch分に加え、効果音をワイドに展開。視聴ポイントの左右まで深く音が周り込み、ピンポイントで定位する様は、リアスピーカーを設置したかのような効果で、上向きのイネーブルドスピーカーと横向きのワイドスピーカーとの相乗効果により、ドルビーアトモスの立体音響にも対応、多くの一般的なサウンドバー以上に臨場感の高い音場を再現する。
テレビ1台で、最高峰の映像とサウンドによるホームエンターテインメントが完成する。さらにラインアレイスピーカーが可能にする「定位」機能を応用して、音を届けたいエリアを自在に調整できる「指向調整」も画期的だ。自分だけスポット的に大きな音で聴くといった離れ業もこなし、ユーザーや視聴状況に応じた実用性も抜群だ。
そのほか、地震の揺れに強く、子どもやペットが手をかけても倒れにくい、独自の転倒防止スタンドなども、リビングのテレビ視聴に新しい価値をもたらす取り組みといえる。長年パナソニックが培ってきた映像技術を熟成させ、有機ELならではの高画質をさらなる新次元に昇華させたLZ2000シリーズ。熟成を極めた高画質と、従来の常識を超えるサウンド体験との両輪で、至福の時をもたらしてくれる。
ここまで高度でありながら、リビングで誰もが使いやすくまとめられている「総合力の高さ」も、パナソニックならではといえるだろう。批評家大賞に輝いた、シネフィルも満足できる最高峰のテレビ。ぜひ一度、その真価を体験してほしい。
(提供:パナソニック株式会社)