公開日 2022/08/21 07:37
起きた瞬間「いつもと違う」
「ヤクルト1000」レビュー。睡眠の質向上・ストレス緩和の効果を確かめる
風間雄介
入手困難となっている話題の商品、「Yakult(ヤクルト)1000」を、当社が入居するビルを巡回しているヤクルトレディから、たまたま手に入れた。
当サイトはオーディオビジュアル情報サイトなので、サイトの方向性とまったく関係ないのだが、この話題の商品をレビューしてみようと思う。ところどころ、オーディオビジュアル機器のレビューで染みついたクセが文章に出てしまうかもしれないが、ご容赦いただきたい。
ご存じの方も多いだろうが、「Yakult(ヤクルト)1000」のかんたんなプロフィールをあらためて紹介する。「乳酸菌 シロタ株」を多数含み、「機能性表示食品」として認められていることが最も大きな特徴だ。
表示が認められている機能とは、以下の3つだ。
(1)一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスをやわらげる
(2)一時的な精神的ストレスがかかる状況での睡眠の質を高める
(3)腸内環境を改善する
このうち(3)の腸内環境改善は、通常のヤクルトでもアピールされていたことなので、特にサプライズはない。
一方で残りの2つ、(1)のストレス緩和と(2)の睡眠の質向上という効果は、多くの人にとって驚きであり、しかも実際に購入した方から「効果がある」という報告が相次いだため、大きな話題となっているわけだ。
それにしても、「一時的な精神的ストレス」とはっきり書かれているので、私のように、慢性的なストレスがかかる状況にある者はどうすればよいのか、という疑問も湧いてくる。
だがこれについては、この効果を検証するために行われた実験が一時的なストレス下において行われただけであり、慢性的ストレスに対して効果がないとは限らない(と思いたい)。
次に、ヤクルトの商品ラインナップにおける本製品の位置づけを見ていこう。
公式サイトを確認すると、「ヤクルト類(乳酸菌飲料)」にあたる商品は9つある。そのうち今回のレビュー対象となるのは、「Yakult(ヤクルト)1000」「Y1000」の2製品だ。入手できたのがヤクルト1000のみだったので、検証もヤクルト1000で行った。
価格は「ヤクルト1000」が1本130円(税抜/以下同)、「Y1000」が1本150円となっており、ヤクルト類におけるフラグシップモデルということになる。
2モデルは、宅配商品が「ヤクルト1000」、店頭商品が「Y1000」というのが基本的な違い。内容量はヤクルト1000が100ml、Y1000が110mlだ。
本体の形状や外形寸法、内容量などに若干違いはあるが、1mlあたり10億個の「乳酸菌 シロタ株」(L.カゼイ YIT 9029)を含み、1本あたりおおむね1000億個が入っているというスペックは変わらない。このため本稿では、以降、基本的には2製品をまとめてヤクルト1000と表記する。
ちなみに、ヤクルト類飲料の標準的モデル「Newヤクルト」の内容量は65mlだ。これに対してヤクルト1000は100-110mlの内容量を誇る。さすがにヤクルト1000は最上位機種だけあり、物量が奢られていることが目を引く。
また、Newヤクルトの価格は40円と安い。つまりヤクルト1000の価格は標準モデルの3-4倍ということになる。ただし1mlあたりの単価を計算すると、ヤクルト1000は1.3円/ml、Newヤクルトは0.615円/mlとなり、同じ内容量で比べたときの価格は約2倍程度に収まっていることも押さえておきたい。
菌数でも比較してみよう。Newヤクルトの菌数は200億個。内容量は65mlなので、割り算すると、1mlあたり約3.1億個ということになる。これに対してヤクルト1000は、上述のとおり1mlあたり10億個だ。こうしてみると、普通のヤクルトにも、意外に多くのシロタ株が含まれていることに気づく。
当サイトはオーディオビジュアル情報サイトなので、サイトの方向性とまったく関係ないのだが、この話題の商品をレビューしてみようと思う。ところどころ、オーディオビジュアル機器のレビューで染みついたクセが文章に出てしまうかもしれないが、ご容赦いただきたい。
「Yakult(ヤクルト)1000」のプロフィール
ご存じの方も多いだろうが、「Yakult(ヤクルト)1000」のかんたんなプロフィールをあらためて紹介する。「乳酸菌 シロタ株」を多数含み、「機能性表示食品」として認められていることが最も大きな特徴だ。
表示が認められている機能とは、以下の3つだ。
(1)一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスをやわらげる
(2)一時的な精神的ストレスがかかる状況での睡眠の質を高める
(3)腸内環境を改善する
このうち(3)の腸内環境改善は、通常のヤクルトでもアピールされていたことなので、特にサプライズはない。
一方で残りの2つ、(1)のストレス緩和と(2)の睡眠の質向上という効果は、多くの人にとって驚きであり、しかも実際に購入した方から「効果がある」という報告が相次いだため、大きな話題となっているわけだ。
それにしても、「一時的な精神的ストレス」とはっきり書かれているので、私のように、慢性的なストレスがかかる状況にある者はどうすればよいのか、という疑問も湧いてくる。
だがこれについては、この効果を検証するために行われた実験が一時的なストレス下において行われただけであり、慢性的ストレスに対して効果がないとは限らない(と思いたい)。
ヤクルト全体の中での位置づけ
次に、ヤクルトの商品ラインナップにおける本製品の位置づけを見ていこう。
公式サイトを確認すると、「ヤクルト類(乳酸菌飲料)」にあたる商品は9つある。そのうち今回のレビュー対象となるのは、「Yakult(ヤクルト)1000」「Y1000」の2製品だ。入手できたのがヤクルト1000のみだったので、検証もヤクルト1000で行った。
価格は「ヤクルト1000」が1本130円(税抜/以下同)、「Y1000」が1本150円となっており、ヤクルト類におけるフラグシップモデルということになる。
2モデルは、宅配商品が「ヤクルト1000」、店頭商品が「Y1000」というのが基本的な違い。内容量はヤクルト1000が100ml、Y1000が110mlだ。
本体の形状や外形寸法、内容量などに若干違いはあるが、1mlあたり10億個の「乳酸菌 シロタ株」(L.カゼイ YIT 9029)を含み、1本あたりおおむね1000億個が入っているというスペックは変わらない。このため本稿では、以降、基本的には2製品をまとめてヤクルト1000と表記する。
ちなみに、ヤクルト類飲料の標準的モデル「Newヤクルト」の内容量は65mlだ。これに対してヤクルト1000は100-110mlの内容量を誇る。さすがにヤクルト1000は最上位機種だけあり、物量が奢られていることが目を引く。
また、Newヤクルトの価格は40円と安い。つまりヤクルト1000の価格は標準モデルの3-4倍ということになる。ただし1mlあたりの単価を計算すると、ヤクルト1000は1.3円/ml、Newヤクルトは0.615円/mlとなり、同じ内容量で比べたときの価格は約2倍程度に収まっていることも押さえておきたい。
菌数でも比較してみよう。Newヤクルトの菌数は200億個。内容量は65mlなので、割り算すると、1mlあたり約3.1億個ということになる。これに対してヤクルト1000は、上述のとおり1mlあたり10億個だ。こうしてみると、普通のヤクルトにも、意外に多くのシロタ株が含まれていることに気づく。