公開日 2023/05/02 06:40
新生活を豊かにするオーディオ・ビジュアルアイテム
円滑なリモートワーク・学習には「PCモニター」をチェック!オンライン会議で役立つ機能も
海上 忍
かつて「パソコン」といえば、本体/CPUとキーボード&マウス、ディスプレイの3要素が分離したデスクトップPCを想像したものだが、現在では3要素が一体化したノートPCが一般的。ノートPCは薄くて軽く携帯に便利だが、画面サイズの限界があったり、デスクトップPCと比べると作業効率は見劣りしてしまう。機材を自由に選べない会社や学校はともかく、リモートで作業する自宅では、“自身の好きにしたい” “もっと作業スペースを広くとりたい”と考えるのも当然だろう。
そこで浮上するのが「PCモニター」の導入。PCの画面をそのまま映すミラーリング、異なる作業領域の拡大など可能だが、それ以外にも見逃せない機能が盛り沢山のアイテムとなった。本稿では、ぜひ春の新生活シーズンでの導入の際にチェックしてほしい、PCモニターのお薦め機能を紹介していく。
ノートPCとディスプレイをUSB-Cケーブル1本で接続可能なモデルが登場しており、本機能を活用したい場合は両方が「DisplayPort Alt Mode」対応かどうかを確認しておこう。同じくUSB-Cケーブル1本で映像・音声の伝送と給電をまかなう規格としては、「Thunderbolt 3/4」規格も存在するが、4K/60Hzで映しているときにUSB 3.1の高速データ転送が必要なければ、DisplayPort Alt Modeでも十分だ。Thunderbolt 3/4対応ディスプレイは、より高価格のモデルに搭載される映像プロフェッショナル向けの接続規格と理解しておくといいだろう。
もちろん、ケーブル1本で接続できることだけがPCモニターの利点ではない。周囲の明るさを検知して画面の輝度を自動調整したり、目に有害といわれているブルーライトを除去したりといった “目に優しい” 機能も、ノートPC内蔵ディスプレイでは見かけないもの。上下左右の角度調整や細かい高さ調整など、ユーザの姿勢に影響するエルゴノミクス機能も、PCモニターの得意分野だ。
最近のPCモニターのトレンドとして、リモートワークを考慮した機能が増えていることも押さえておきたい。たとえば、通話ノイズキャンセリング。PCモニター内蔵のマイクを使い音声通話を行うと、快適な通話の妨げとなる周囲の雑音を低減してくれるという便利機能だ。ワイヤレスイヤホン/ヘッドホンでも多く採用されているが、音声通話のつど着け外しするのは面倒なもの、リモートワークでは大いに力を発揮してくれそうだ。
自宅に導入するデバイスなだけに、仕事以外の楽しみもあっていい。たとえば、ゲームや動画視聴に適した応答速度の高さ。内蔵スピーカーの出力も、ある程度は大きいほうが説得力のあるサウンドを楽しめる。VESA規格に準拠したモデルであれば、壁掛けにしてもいい。HDMIポートにFire TV Stickなどのストリーミングデバイスを挿し、仕事以外の時間も使える “テレビ” として活用してもいいだろう。
画面サイズやデザイン、価格など比較対象の要素が豊富にあるPCモニター。長く付き合うことになるデバイスなだけに、ぜひ自分にぴったりな製品を探してみてほしい。
そこで浮上するのが「PCモニター」の導入。PCの画面をそのまま映すミラーリング、異なる作業領域の拡大など可能だが、それ以外にも見逃せない機能が盛り沢山のアイテムとなった。本稿では、ぜひ春の新生活シーズンでの導入の際にチェックしてほしい、PCモニターのお薦め機能を紹介していく。
■USB-C1ケーブル1本で映像・音声出力と給電も
ノートPCとディスプレイをUSB-Cケーブル1本で接続可能なモデルが登場しており、本機能を活用したい場合は両方が「DisplayPort Alt Mode」対応かどうかを確認しておこう。同じくUSB-Cケーブル1本で映像・音声の伝送と給電をまかなう規格としては、「Thunderbolt 3/4」規格も存在するが、4K/60Hzで映しているときにUSB 3.1の高速データ転送が必要なければ、DisplayPort Alt Modeでも十分だ。Thunderbolt 3/4対応ディスプレイは、より高価格のモデルに搭載される映像プロフェッショナル向けの接続規格と理解しておくといいだろう。
■目を守る機能とエルゴノミクスデザイン
もちろん、ケーブル1本で接続できることだけがPCモニターの利点ではない。周囲の明るさを検知して画面の輝度を自動調整したり、目に有害といわれているブルーライトを除去したりといった “目に優しい” 機能も、ノートPC内蔵ディスプレイでは見かけないもの。上下左右の角度調整や細かい高さ調整など、ユーザの姿勢に影響するエルゴノミクス機能も、PCモニターの得意分野だ。
■オンライン会議の役立つ機能も充実
最近のPCモニターのトレンドとして、リモートワークを考慮した機能が増えていることも押さえておきたい。たとえば、通話ノイズキャンセリング。PCモニター内蔵のマイクを使い音声通話を行うと、快適な通話の妨げとなる周囲の雑音を低減してくれるという便利機能だ。ワイヤレスイヤホン/ヘッドホンでも多く採用されているが、音声通話のつど着け外しするのは面倒なもの、リモートワークでは大いに力を発揮してくれそうだ。
■ゲームや動画視聴にも関連する機能
自宅に導入するデバイスなだけに、仕事以外の楽しみもあっていい。たとえば、ゲームや動画視聴に適した応答速度の高さ。内蔵スピーカーの出力も、ある程度は大きいほうが説得力のあるサウンドを楽しめる。VESA規格に準拠したモデルであれば、壁掛けにしてもいい。HDMIポートにFire TV Stickなどのストリーミングデバイスを挿し、仕事以外の時間も使える “テレビ” として活用してもいいだろう。
画面サイズやデザイン、価格など比較対象の要素が豊富にあるPCモニター。長く付き合うことになるデバイスなだけに、ぜひ自分にぴったりな製品を探してみてほしい。
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