公開日 2024/08/02 19:05
サブゼロ処理研究所の「HST(ハイパー・サブゼロ・トリートメント)処理」は体験して初めてわかる目覚ましい効果だが、実はオーディオ機器やパーツ類以外にもCDソフトやDVDなどのソフトにも処理ができる。ここでは音楽CDソフトでの未処理と処理の違いをシビアに聴こう。
比較試聴するのは、ノーマルの未処理盤に対して「HST(ハイパー・サブゼロ・トリートメント)」と呼ぶ極低温のクライオ処理をかけたもの。コンピューター管理による冷却、沈静、除冷などの工程があり、24時間処理の「BASIC」と、それを2回くり返す48時間処理「EXC」との2タイプだ。比較する音源はオーディオアクセサリー誌193号の付録になったヴィーナスレコードのサンプラーである。
一聴して未処理盤と処理盤の差は歴然。HSTによって、光学特性や内部応力が大幅に低減されたためだろうか。どの演奏も汚れや歪みっぽさが消え去り、素材そのものが純化されたようにサウンド全体がすっきりと澄んでくる。モヤっとした風景がどこまでもきれいに見通せる。エネルギー的にもほぼ全域でフラットバランス、かつS/Nや解像力が秀逸。立体的なステージ感の生々しさがすばらしい。正しい音の方向へというこの変化は、何度聴き直しても同じだ。
次は処理を施した2種の「BASIC」と「EXC」の比較だ。BASIC処理でもピアノやドラムが断然クリアーだし、EXC処理ではよりハイスピードにパワフルに。瞬発力と強弱のダイナミックさが高まる。無理にメリハリをつけるのではなく、自然体でありながらミュージシャンの感情そのものがマグマのように表出するイメージである。
収録ソースのヴィーナスレコードは仙石原のスタジオでマスタリングに立ち会ったことがあるが、チェザレ・メッカのふくよかなトランペットやケン・ペブロフスキー(TS)の「小さな花」など、マスター音源に近い音質といって大げさじゃない感じだ。
改めて「EXC」処理のすごさを語ろう。「BASIC」から全てがもう1〜2段階クオリティアップされる。ニューヨークの女性ジャズピアニスト、チャンピアン・フルトンのまろやかなピアノがさらにさらに磨き込まれ粒だち細やかに、凛として立ち上がる感触だ。どの音もめざましい精度をもち、生き生きとしてメロディが光る。低音は強力なダンピングを効かせボディサイズを等身大に再現する。内部応力から開放され、音楽そのものが有機的かつ生命力に溢れる鳴り方だ。処理時間が長くなるほど音はクリアに。音楽的な躍動や空間の奥行が広がっていくような効果が確認できた。
テナー3本の「スリーテナーズ」は、「BASIC」と比べても各セクションの連携がより実像的だし、ハーモニーの重なりやサブトーンのゆらぎまでリアルだ。同じディスクとはまず思えない大変化と言おう。
音楽CDの音をスーパー高音質にしてくれる「HST処理」。効果は折り紙付きである。ボーカルやジャズ。クラシックなど手持ちのCDをぜひHST処理に出すことを薦めたい。
処理に出す場合、ヤマト運輸の「宅急便コンパクト」を利用すればお手軽だし安心だ。コンビニでも売っている専用箱に、処理したいCDを入れてコンビニでそのまま出せば発送OK。ファイルウェブとのコラボだが、いまなら「ファイルウェブ・ドットショップ」ではBASIC処理を12枚単位で割安にて送ることができる(通常は1枚ごと418円)ので、試しに申し込んではいかがだろう。
(注)BASIC処理価格:ディスクの種類を問わず342円(税別)/1枚。12枚単位で4,104円(税別)、税込で4,514円です。別途、送料として全国一律1,100円(税込)が掛かります。合計5,614円(税込)/1個(12枚)は税込送料込価格です。
「48時間のHyper Sub-zero Treatment(EXC)ご希望の際は応相談」
2024年8月は調整月により現時点では処理の予定はございません。
PHILE WEB.SHOP 販売商品レビュー
『オーディオアクセサリー193号』付録の音楽CDソフトにHST処理を施してみた
林 正儀HSTソフトは素材そのものが純化されたように、すっきりと澄んでくる
サブゼロ処理研究所の「HST(ハイパー・サブゼロ・トリートメント)処理」は体験して初めてわかる目覚ましい効果だが、実はオーディオ機器やパーツ類以外にもCDソフトやDVDなどのソフトにも処理ができる。ここでは音楽CDソフトでの未処理と処理の違いをシビアに聴こう。
比較試聴するのは、ノーマルの未処理盤に対して「HST(ハイパー・サブゼロ・トリートメント)」と呼ぶ極低温のクライオ処理をかけたもの。コンピューター管理による冷却、沈静、除冷などの工程があり、24時間処理の「BASIC」と、それを2回くり返す48時間処理「EXC」との2タイプだ。比較する音源はオーディオアクセサリー誌193号の付録になったヴィーナスレコードのサンプラーである。
一聴して未処理盤と処理盤の差は歴然。HSTによって、光学特性や内部応力が大幅に低減されたためだろうか。どの演奏も汚れや歪みっぽさが消え去り、素材そのものが純化されたようにサウンド全体がすっきりと澄んでくる。モヤっとした風景がどこまでもきれいに見通せる。エネルギー的にもほぼ全域でフラットバランス、かつS/Nや解像力が秀逸。立体的なステージ感の生々しさがすばらしい。正しい音の方向へというこの変化は、何度聴き直しても同じだ。
「EXC」処理ではよりハイスピードに瞬発力とダイナミックさが高まる
次は処理を施した2種の「BASIC」と「EXC」の比較だ。BASIC処理でもピアノやドラムが断然クリアーだし、EXC処理ではよりハイスピードにパワフルに。瞬発力と強弱のダイナミックさが高まる。無理にメリハリをつけるのではなく、自然体でありながらミュージシャンの感情そのものがマグマのように表出するイメージである。
収録ソースのヴィーナスレコードは仙石原のスタジオでマスタリングに立ち会ったことがあるが、チェザレ・メッカのふくよかなトランペットやケン・ペブロフスキー(TS)の「小さな花」など、マスター音源に近い音質といって大げさじゃない感じだ。
改めて「EXC」処理のすごさを語ろう。「BASIC」から全てがもう1〜2段階クオリティアップされる。ニューヨークの女性ジャズピアニスト、チャンピアン・フルトンのまろやかなピアノがさらにさらに磨き込まれ粒だち細やかに、凛として立ち上がる感触だ。どの音もめざましい精度をもち、生き生きとしてメロディが光る。低音は強力なダンピングを効かせボディサイズを等身大に再現する。内部応力から開放され、音楽そのものが有機的かつ生命力に溢れる鳴り方だ。処理時間が長くなるほど音はクリアに。音楽的な躍動や空間の奥行が広がっていくような効果が確認できた。
テナー3本の「スリーテナーズ」は、「BASIC」と比べても各セクションの連携がより実像的だし、ハーモニーの重なりやサブトーンのゆらぎまでリアルだ。同じディスクとはまず思えない大変化と言おう。
今ならキャンペーン価格のうえ、宅急便コンパクトで手軽に送れる
音楽CDの音をスーパー高音質にしてくれる「HST処理」。効果は折り紙付きである。ボーカルやジャズ。クラシックなど手持ちのCDをぜひHST処理に出すことを薦めたい。
処理に出す場合、ヤマト運輸の「宅急便コンパクト」を利用すればお手軽だし安心だ。コンビニでも売っている専用箱に、処理したいCDを入れてコンビニでそのまま出せば発送OK。ファイルウェブとのコラボだが、いまなら「ファイルウェブ・ドットショップ」ではBASIC処理を12枚単位で割安にて送ることができる(通常は1枚ごと418円)ので、試しに申し込んではいかがだろう。
(注)BASIC処理価格:ディスクの種類を問わず342円(税別)/1枚。12枚単位で4,104円(税別)、税込で4,514円です。別途、送料として全国一律1,100円(税込)が掛かります。合計5,614円(税込)/1個(12枚)は税込送料込価格です。
「48時間のHyper Sub-zero Treatment(EXC)ご希望の際は応相談」
2024年8月は調整月により現時点では処理の予定はございません。
●次回の技術提供日は2024年9月26日(木)です。
9月22日(日)までにお申込み及び購入手続きを行ってください。処理依頼品は元払いで9月24日(火)午前中までに当研究所に着荷している必要があります。処理依頼品が早く着荷する事は歓迎いたします。処理後1週間以内に返送いたします。