公開日 2024/08/09 06:30
スマートフォンで音楽配信サービスを再生して、イヤホン・ヘッドホンで楽しむ音楽リスニングが主流となって久しい。だがそれでも、お気に入りのアーティストやバンド、アイドルなどを応援して楽しむ “推し活” において、「CDコンポ」は大変有用である。
同時にCDコンポと言えば、様々なメディアが再生できる多機能性も特徴で、かつては、いわゆるスピーカーで音楽を聴くHi-Fiオーディオへの入口的な役割も担っていた。 CD再生のほかに、ラジオやカセット、MD(ミニディスク)が再生できるものがメインストリームで、筆者自身もそんなミニコンポで多くの音楽を楽しんだ記憶が溢れているし、今でもその体験がレビュー活動のひとつの礎となっている。
現代のCDコンポは、さすがにMDこそ搭載はないものの、CDやラジオはもちろん、昨今のアナログ人気の再燃からカセットが再生できるものも発売されている。加えて、これまでのCDコンポにはなかった、便利なBluetooth機能の搭載が標準化したほか、SDカードやUSBメモリー内のファイル音源や、ハイレゾ音源の本格再生に対応するモデルも登場してきている。 イヤホンやヘッドホン再生が主流の現在だからこそ、スピーカーで楽しむ音楽再生の入口として、ぜひともCDコンポを楽しんで頂きたいのだ。
そこで今回、そんな多機能なCDコンポが各社から登場する「2.5万円以上5万円未満」で購入可能なミドルクラスのモデルを、CDコンポ特集の第二弾としてお届け。厳選5モデルの機能性から音質チェックまで、徹底比較レビューをお送りする。
希少なダブルカセットデッキを備えたCDラジカセ。大きめのボタン配置や日本語のボタン名称印字を備えた親切設計となっている。CDやラジオの再生、カセットの録音再生に対応。とりわけカセット機能は、ハイポジションテープの再生やカセットからカセットへのダビング録音にも対応するなど充実している。
ほかにも、ボーカル成分のキャンセル機能や、再生音程や再生速度のコントロール機能、マイク入力も備えるなど、観賞用途以外にも大きく役立つことが最大の特長だ。スリープタイマーおよびヘッドホン出力も装備。スピーカーは80mm径のフルレンジユニットを搭載し、アンプの出力は左右合計で6W。単2電池6本での電池駆動も可能だ。
「高域寄りのバランスで軽やかな」
そのサウンドは、とにかく軽快でライトボディな音質。どのような音楽ソースを再生しても、高域寄りなバランスの軽やかな音が飛び出してくる。
ボーカルをキャンセルする「ボーカルダウン」機能は非常に強力で、試した音源はまるでカラオケトラックかと思うほど。ピッチやスピードのコントロール機能もあり、今では極めて珍しいダブルカセットデッキ仕様となっているなど、実にユニークなCDコンポである。
奥行き僅か105mmという、薄型スタイリッシュCDコンポ。スピーカーは80mm径フルレンジユニットが採用され、アンプは左右で40Wもの出力が確保されている。プログラム再生に対応したCD再生やラジオ再生をはじめ、USBメモリーによるMP3ファイル再生は録音やタイマー録音までも可能という便利さ。Bluetooth接続やPANASONIC機器間で横断再生可能な専用アプリにも対応する。
最大でCD 5枚を録音して、ボタン一発で再生可能な機能も便利。好みのプリセットを選べるイコライザー設定や、設置場所に応じたEQ設定も用意されている。ヘッドホン出力やウェイクアップ&スリープタイマーも装備。統一されたボディ配色による、メタル仕様のフロントパネルやファブリック素材スピーカーネットもクールである。
「長時間リスニングにも適した、しっとりとした音色」
サウンドは、温かみに溢れたソフトで穏やかな質感だ。長時間のリスニングでも聴き疲れが少ない仕上がりとなっている。ボーカルは少し鼻にかかった音色で、しっとりと綺麗に聴かせてくれるのが好印象だ。
なお、情報量の多いオーケストラソースなどでは、もう少し明瞭さが欲しくなる場面もあった。だが、小音量で楽しむ分には大変聴きやすい質感といえる。
ホルンをイメージしたという、高さ方向を抑えた薄型設計が特徴的で、細部にもこだわったデザインだ。高剛性な竹繊維を使用した65mm径フルレンジユニットと、50kHzまでの高音域再生に対応する14mm径トゥイーターによる2ユニット仕様で、左右合計40Wという充分なアンプ出力を装備。CDやラジオ再生をはじめ、USBメモリー再生はMP3だけでなく非圧縮音源やハイレゾ音源にまで対応する本格派だ。
Bluetoothや同社機器間で使える専用アプリにも対応。最大でCD 5枚を録音して、ボタン一発で再生可能な便利機能も搭載するほか、イコライザー設定など音質調整機能も豊富。ヘッドホン出力やウェイクアップ&スリープタイマーも装備する。
「瑞々しくブライトでディティール描写も得意」
内部に備えた315mmにおよぶ低域補強用ツイストポートの恩恵か、密度や力感のある余韻の長い低域の下支えが効いている。バスドラムやベースが肉厚な音で楽しめるほか、ピアノのタッチやドラムスなどがハリのあるサウンドで快い。
ボーカルは瑞々しさや湿度感を湛えながらも程よいブライトさがあるほか、オーケストラ再生では奏者一人ひとりの演奏ディティールが見えてくるなど、トゥイーター搭載モデルならではの音楽の解像力がある。
ハイレゾ対応のCDラジカセで、スピーカーは64mm径ユニットと40kHz以上の超高域再生が可能な20mm径トゥイーターによる2スピーカー仕様。アンプ出力は左右合計で40Wが確保されている。再生メディアはCD、ラジオ、カセット、SDカードに対応するほか、SDカードやUSBへの相互コピーも可能となっている。
CDはプログラム再生やランダム再生にも対応し、ラジオのタイマー録音は10件スケジュールできるほか、Bluetooth送受信機能、ヘッドホン出力、各種音源のハイレゾ化(アップコンバート)再生機能も備えるという、至れり尽くせりな仕様だ。スクウェアなフォルムのデザインで、フロント上部にレベルメーターを配すなど、操作性もよく纏められている。
「空間の細部まで描き、迫力豊かな低音も兼備」
そのサウンドは、高域寄りのバランスだった同社「TY-CDW991」から一転して、低音量感が重視されたチューニングとなっている。音楽ジャンルを問わず低音がたっぷりと響き、迫力豊かな再生音質だ。
同時に、超高域再生が可能なトゥイーターの恩恵か、ボーカルものは歌声のディティールが細かく、表情も繊細に再現してくれる。オーケストラ音源でも演奏や空間の細部に踏み込む描写をもつほか、滑らかな音の質感も楽しむことができる。
迫力あるルックスの存在感が強力だ。音楽に追従して動く針式VUメーター風の仕掛けや、ゴールド色メッキのボタン類やスライド式スイッチ、そして何より、カバーが手前側に倒れて開く縦配置のCDやカセットデッキ部など、往年の大型ラジカセを彷彿とさせる遊び心溢れるデザインが秀逸だ。
スピーカーは135mm径フルレンジユニットと30mm径トゥイーターによる2スピーカー仕様で、左右合計で20Wのアンプ出力を装備。再生メディアはCD、カセット、ラジオのほか、USBメモリーやMicroSD、Bluetooth接続にも対応。もちろん、単1形乾電池8本でのバッテリー駆動も可能だ。
「タイトで胸板の厚い低音が痛快」
サウンド面では、独特のメリハリある音が楽しい。設計コンセプトやスピーカーグリルの影響もあるのか、ややこもった音色と、本体上部のトゥイーター部から放たれる元気の良い華やかな高域が絶妙にブレンドされており、存在感ある音が楽しめるのだ。
135mm径ユニットから繰り出される、タイトで胸板の厚い低音が痛快。また、見た目の遊び心だけでなく、CDメカ部がバネでアイソレートされており、再生中に本体を持ち運んで振動が加わっても音飛びしない設計を採るなど、細やかな配慮も忘れていない。
[SPEC]
Aurex「TY-CDW991」
●ユニット:80mm コーン型フルレンジ ●インピーダンス:8Ω ●実用最大出力:3W+3W ●主な入出力端子:ステレオミニ出力×1、ステレオミニ入力(マイク)×1 ●対応フォーマット:CD-DA(CD、CD-R/RW)、MP3 ●消費電力:28W ●外形寸法:356.5W×147H×229.5Dmm(突起物含む)●質量:約3.0kg
PANASONIC「SC-HC420」
●ユニット:80mm コーン型フルレンジ ●インピーダンス:8Ω ●実用最大出力:20W+20W ●主な入出力端子:ステレオミニ入力×1、USB Type-A×1、ステレオミニ入力×1 ●対応フォーマット:CD-DA(CD、CD-R/RW)、MP3 ●ワイヤレス機能:Bluetooth ver4.2 ●消費電力(待機時):23W(0.1W) ●外形寸法:420W×225H×102Dmm ●質量:約2.4kg
PANASONIC「SC-RS60」
●形式:2ウェイ・バスレフ型 ●ユニット:40mm ドーム型トゥイーター×1、65mm コーン型ウーファー×1 ●インピーダンス:8Ω ●実用最大出力:20W+20W ●主な入出力端子:スタレオミニ出力×1 ●対応フォーマット:CD-DA(CD、CD-R/RW)、WAV、AIFF、FLAC、AAC、MP3 ●ワイヤレス機能:Bluetooth ver2.1 ●消費電力(待機時):19W(約0.2W) ●外形寸法:450W×107H×245Dmm ●質量:約3.1kg
Aurex「TY-AK21」
●ユニット:20mm ドーム型トゥイーター、64mm コーン型ウーファー ●実用最大出力:20W+20W ●主な入出力端子:ステレオミニ入力×2(AUX×1、マイク×1)、ステレオミニ出力×1、USB Type-A×1、SDカード×1 ●対応フォーマット:CD-DA(CD、CD-R/RW)、WAV、FLAC、MP3 ●ワイヤレス機能:Bluetooth ver5.3 ●消費電力(待機時):22W ●外形寸法:350W×126H×218Dmm ●質量:約3.0kg
ORION「SCR-B9」
●形式:2ウェイ・バスレフ型 ●ユニット:30mm コーン型ウーファー、135mm コーン型フルレンジ ●再生周波数帯域:80Hz - 16kHz ●インピーダンス:4Ω ●実用最大出力 : 10W+10W ●主な入出力端子:ステレオミニ入力×1、ステレオミニ出力×1、PHONE入力×2(マイク)、マイクロSD×1、USB Type-A入力×1 ●対応フォーマット:CD-DA(CD、CD-R/RW)、MP3 ●消費電力(待機時):45W(4W) ●外形寸法:670W×275H×155Dmm ●質量:6.8kg
薄型から80年代風ラジカセまで全5機種を比較
今時CDコンポはカセットからBluetoothまでカバー!「5万円以下」ミドルクラスを比較レビュー
生形 三郎■「2.5万円以上5万円未満」で買えるCDコンポを比較レビュー
スマートフォンで音楽配信サービスを再生して、イヤホン・ヘッドホンで楽しむ音楽リスニングが主流となって久しい。だがそれでも、お気に入りのアーティストやバンド、アイドルなどを応援して楽しむ “推し活” において、「CDコンポ」は大変有用である。
同時にCDコンポと言えば、様々なメディアが再生できる多機能性も特徴で、かつては、いわゆるスピーカーで音楽を聴くHi-Fiオーディオへの入口的な役割も担っていた。 CD再生のほかに、ラジオやカセット、MD(ミニディスク)が再生できるものがメインストリームで、筆者自身もそんなミニコンポで多くの音楽を楽しんだ記憶が溢れているし、今でもその体験がレビュー活動のひとつの礎となっている。
現代のCDコンポは、さすがにMDこそ搭載はないものの、CDやラジオはもちろん、昨今のアナログ人気の再燃からカセットが再生できるものも発売されている。加えて、これまでのCDコンポにはなかった、便利なBluetooth機能の搭載が標準化したほか、SDカードやUSBメモリー内のファイル音源や、ハイレゾ音源の本格再生に対応するモデルも登場してきている。 イヤホンやヘッドホン再生が主流の現在だからこそ、スピーカーで楽しむ音楽再生の入口として、ぜひともCDコンポを楽しんで頂きたいのだ。
そこで今回、そんな多機能なCDコンポが各社から登場する「2.5万円以上5万円未満」で購入可能なミドルクラスのモデルを、CDコンポ特集の第二弾としてお届け。厳選5モデルの機能性から音質チェックまで、徹底比較レビューをお送りする。
■Aurex「TY-CDW991」〈ダブルカセットデッキが目を惹く、軽快でライトボディな音質〉
希少なダブルカセットデッキを備えたCDラジカセ。大きめのボタン配置や日本語のボタン名称印字を備えた親切設計となっている。CDやラジオの再生、カセットの録音再生に対応。とりわけカセット機能は、ハイポジションテープの再生やカセットからカセットへのダビング録音にも対応するなど充実している。
ほかにも、ボーカル成分のキャンセル機能や、再生音程や再生速度のコントロール機能、マイク入力も備えるなど、観賞用途以外にも大きく役立つことが最大の特長だ。スリープタイマーおよびヘッドホン出力も装備。スピーカーは80mm径のフルレンジユニットを搭載し、アンプの出力は左右合計で6W。単2電池6本での電池駆動も可能だ。
「高域寄りのバランスで軽やかな」
そのサウンドは、とにかく軽快でライトボディな音質。どのような音楽ソースを再生しても、高域寄りなバランスの軽やかな音が飛び出してくる。
ボーカルをキャンセルする「ボーカルダウン」機能は非常に強力で、試した音源はまるでカラオケトラックかと思うほど。ピッチやスピードのコントロール機能もあり、今では極めて珍しいダブルカセットデッキ仕様となっているなど、実にユニークなCDコンポである。
■PANASONIC「SC-HC420」〈薄型スタイリッシュ、温かみ溢れるサウンドが持ち味〉
奥行き僅か105mmという、薄型スタイリッシュCDコンポ。スピーカーは80mm径フルレンジユニットが採用され、アンプは左右で40Wもの出力が確保されている。プログラム再生に対応したCD再生やラジオ再生をはじめ、USBメモリーによるMP3ファイル再生は録音やタイマー録音までも可能という便利さ。Bluetooth接続やPANASONIC機器間で横断再生可能な専用アプリにも対応する。
最大でCD 5枚を録音して、ボタン一発で再生可能な機能も便利。好みのプリセットを選べるイコライザー設定や、設置場所に応じたEQ設定も用意されている。ヘッドホン出力やウェイクアップ&スリープタイマーも装備。統一されたボディ配色による、メタル仕様のフロントパネルやファブリック素材スピーカーネットもクールである。
「長時間リスニングにも適した、しっとりとした音色」
サウンドは、温かみに溢れたソフトで穏やかな質感だ。長時間のリスニングでも聴き疲れが少ない仕上がりとなっている。ボーカルは少し鼻にかかった音色で、しっとりと綺麗に聴かせてくれるのが好印象だ。
なお、情報量の多いオーケストラソースなどでは、もう少し明瞭さが欲しくなる場面もあった。だが、小音量で楽しむ分には大変聴きやすい質感といえる。
■PANASONIC「SC-RS60」〈ホルンをイメージしたボディ、肉厚で快いハリを備える〉
ホルンをイメージしたという、高さ方向を抑えた薄型設計が特徴的で、細部にもこだわったデザインだ。高剛性な竹繊維を使用した65mm径フルレンジユニットと、50kHzまでの高音域再生に対応する14mm径トゥイーターによる2ユニット仕様で、左右合計40Wという充分なアンプ出力を装備。CDやラジオ再生をはじめ、USBメモリー再生はMP3だけでなく非圧縮音源やハイレゾ音源にまで対応する本格派だ。
Bluetoothや同社機器間で使える専用アプリにも対応。最大でCD 5枚を録音して、ボタン一発で再生可能な便利機能も搭載するほか、イコライザー設定など音質調整機能も豊富。ヘッドホン出力やウェイクアップ&スリープタイマーも装備する。
「瑞々しくブライトでディティール描写も得意」
内部に備えた315mmにおよぶ低域補強用ツイストポートの恩恵か、密度や力感のある余韻の長い低域の下支えが効いている。バスドラムやベースが肉厚な音で楽しめるほか、ピアノのタッチやドラムスなどがハリのあるサウンドで快い。
ボーカルは瑞々しさや湿度感を湛えながらも程よいブライトさがあるほか、オーケストラ再生では奏者一人ひとりの演奏ディティールが見えてくるなど、トゥイーター搭載モデルならではの音楽の解像力がある。
■Aurex「TY-AK21」〈スクウェアフォルム、低音重視の音質チューニング〉
ハイレゾ対応のCDラジカセで、スピーカーは64mm径ユニットと40kHz以上の超高域再生が可能な20mm径トゥイーターによる2スピーカー仕様。アンプ出力は左右合計で40Wが確保されている。再生メディアはCD、ラジオ、カセット、SDカードに対応するほか、SDカードやUSBへの相互コピーも可能となっている。
CDはプログラム再生やランダム再生にも対応し、ラジオのタイマー録音は10件スケジュールできるほか、Bluetooth送受信機能、ヘッドホン出力、各種音源のハイレゾ化(アップコンバート)再生機能も備えるという、至れり尽くせりな仕様だ。スクウェアなフォルムのデザインで、フロント上部にレベルメーターを配すなど、操作性もよく纏められている。
「空間の細部まで描き、迫力豊かな低音も兼備」
そのサウンドは、高域寄りのバランスだった同社「TY-CDW991」から一転して、低音量感が重視されたチューニングとなっている。音楽ジャンルを問わず低音がたっぷりと響き、迫力豊かな再生音質だ。
同時に、超高域再生が可能なトゥイーターの恩恵か、ボーカルものは歌声のディティールが細かく、表情も繊細に再現してくれる。オーケストラ音源でも演奏や空間の細部に踏み込む描写をもつほか、滑らかな音の質感も楽しむことができる。
■ORION「SCR-B9」〈存在感満点のルックス、メリハリある楽しいサウンド〉
迫力あるルックスの存在感が強力だ。音楽に追従して動く針式VUメーター風の仕掛けや、ゴールド色メッキのボタン類やスライド式スイッチ、そして何より、カバーが手前側に倒れて開く縦配置のCDやカセットデッキ部など、往年の大型ラジカセを彷彿とさせる遊び心溢れるデザインが秀逸だ。
スピーカーは135mm径フルレンジユニットと30mm径トゥイーターによる2スピーカー仕様で、左右合計で20Wのアンプ出力を装備。再生メディアはCD、カセット、ラジオのほか、USBメモリーやMicroSD、Bluetooth接続にも対応。もちろん、単1形乾電池8本でのバッテリー駆動も可能だ。
「タイトで胸板の厚い低音が痛快」
サウンド面では、独特のメリハリある音が楽しい。設計コンセプトやスピーカーグリルの影響もあるのか、ややこもった音色と、本体上部のトゥイーター部から放たれる元気の良い華やかな高域が絶妙にブレンドされており、存在感ある音が楽しめるのだ。
135mm径ユニットから繰り出される、タイトで胸板の厚い低音が痛快。また、見た目の遊び心だけでなく、CDメカ部がバネでアイソレートされており、再生中に本体を持ち運んで振動が加わっても音飛びしない設計を採るなど、細やかな配慮も忘れていない。
[SPEC]
Aurex「TY-CDW991」
●ユニット:80mm コーン型フルレンジ ●インピーダンス:8Ω ●実用最大出力:3W+3W ●主な入出力端子:ステレオミニ出力×1、ステレオミニ入力(マイク)×1 ●対応フォーマット:CD-DA(CD、CD-R/RW)、MP3 ●消費電力:28W ●外形寸法:356.5W×147H×229.5Dmm(突起物含む)●質量:約3.0kg
PANASONIC「SC-HC420」
●ユニット:80mm コーン型フルレンジ ●インピーダンス:8Ω ●実用最大出力:20W+20W ●主な入出力端子:ステレオミニ入力×1、USB Type-A×1、ステレオミニ入力×1 ●対応フォーマット:CD-DA(CD、CD-R/RW)、MP3 ●ワイヤレス機能:Bluetooth ver4.2 ●消費電力(待機時):23W(0.1W) ●外形寸法:420W×225H×102Dmm ●質量:約2.4kg
PANASONIC「SC-RS60」
●形式:2ウェイ・バスレフ型 ●ユニット:40mm ドーム型トゥイーター×1、65mm コーン型ウーファー×1 ●インピーダンス:8Ω ●実用最大出力:20W+20W ●主な入出力端子:スタレオミニ出力×1 ●対応フォーマット:CD-DA(CD、CD-R/RW)、WAV、AIFF、FLAC、AAC、MP3 ●ワイヤレス機能:Bluetooth ver2.1 ●消費電力(待機時):19W(約0.2W) ●外形寸法:450W×107H×245Dmm ●質量:約3.1kg
Aurex「TY-AK21」
●ユニット:20mm ドーム型トゥイーター、64mm コーン型ウーファー ●実用最大出力:20W+20W ●主な入出力端子:ステレオミニ入力×2(AUX×1、マイク×1)、ステレオミニ出力×1、USB Type-A×1、SDカード×1 ●対応フォーマット:CD-DA(CD、CD-R/RW)、WAV、FLAC、MP3 ●ワイヤレス機能:Bluetooth ver5.3 ●消費電力(待機時):22W ●外形寸法:350W×126H×218Dmm ●質量:約3.0kg
ORION「SCR-B9」
●形式:2ウェイ・バスレフ型 ●ユニット:30mm コーン型ウーファー、135mm コーン型フルレンジ ●再生周波数帯域:80Hz - 16kHz ●インピーダンス:4Ω ●実用最大出力 : 10W+10W ●主な入出力端子:ステレオミニ入力×1、ステレオミニ出力×1、PHONE入力×2(マイク)、マイクロSD×1、USB Type-A入力×1 ●対応フォーマット:CD-DA(CD、CD-R/RW)、MP3 ●消費電力(待機時):45W(4W) ●外形寸法:670W×275H×155Dmm ●質量:6.8kg