トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2019/04/03 06:00
【連載】ガジェットTIPS

AirPlayに「1」と「2」があるみたいだけど、何が違うの?

海上忍
iPhone/iPadやApple TVで利用されている「AirPlay(エアプレイ)」。かんたんにいうと、iPhone/iPad上の音楽や映像をワイヤレス送信するしくみです。最新規格の「AirPlay 2」は2018年6月公開のiOS 11.4からサポートが開始され、サードパーティーを含め対応製品が着々と増えています。

そのAirPlay 2が以前のAirPlayとどう変わったかですが、最大の変更点は「マルチルーム再生」の対応です。かんたんにいうと、AirPlay 2対応のオーディオコンポやワイヤレススピーカーを用意すれば、1台のiPhone/iPadから同時にそれらのオーディオ機器へ音声を同時出力し、選曲や音量調整などのコントロールを行うことができます。

マルチルーム再生が可能になるなど、「AirPlay 2」では再生機能が向上しています

以前のAirPlayは、iPhone/iPadなどトランスミッター(送信側)と、オーディオコンポなどのレシーバー(受信側)が1対1の関係でしたが、AirPlay 2では1台のトランスミッターに複数のレシーバーが管理される「1対多」の関係になります。AirPlay 2は従来のAirPlayと下位互換性を持つため、これまでどおり1対1の使いかたも可能ですが、1台のiPhoneでリビングと寝室のワイヤレススピーカーをコントロールできるようになるなど活用の幅は大きく拡がります。

オーディオ関連では、バッファ機能の強化もAirPlay 2の特長といえます。オーディオストリームを安定化するためには、ある程度のデータを貯める(バッファ)必要がありますが、これまでのAirPlayが “秒単位” とするとAirPlay 2では “分単位” にまでバッファ量が引き上げられました。バッファ機能の強化は、映像と音声の正確な同期にも役立てられています。

今後発売されるAirPlay対応製品は、順次「2対応」に切り替えられることが見込まれます。iPhone/iPadを中心にオーディオ&ビジュアルを楽しむのならば、購入予定の機器がAirPlay 2対応どうかをチェックしましょう。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 BS12にすべてをかけて。映画『ボルテスV レガシー』が12月15日にテレビ初放送
2 7万円以下で叶う、アナログプレーヤーとスピーカーの組み合わせ!オーディオテクニカ「AT-LP70X/AT-LP70XBT」&「AT-SP3X」
3 マランツ、未踏の領域へ。「次元が異なる」弩級フラグシップコンビ「MODEL 10」「SACD 10」レビュー!
4 Amazon Prime Videoで8チャンネルが30日間無料!シネフィルWOWOWやLemino、東映、STARなど
5 【ミニレビュー】ストリーミングがアナログ的サウンドに。ゾノトーンの同軸デジタル「Silver Granster HD-1 Rh」
6 ヘーゲル、ネットワーク/フォノ入力にも対応する多機能プリメインアンプ「H190v」
7 AKM、デジタル/アナログ分離思想を継ぐDAコンバーター「AK4498EX」
8 バッファロー、「nasne」&「PS5」のセットが当たるプレゼントキャンペーン。11/20までの3日間限定
9 ラックスマン、「D-03X」「L-505Z」購入者に高音質オーディオケーブルプレゼント。11/20から来年1/20まで
10 アンダンテラルゴ、小型オーディオ機器用ボード「Primo Board」。ミニコンポや電源等に活用可能
11/19 10:29 更新

WEB