トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2019/08/01 06:00
【連載】ガジェットTIPS

モバイルバッテリー、機内持ち込みできるかどうやって調べる?

海上忍
スマートフォンというバッテリー喰いのデバイスをつねに携行する我々は、つねにバッテリー不足の危機にあるといえます。だから「モバイルバッテリー」は出張の必携アイテムですが、飛行機に持ち込むには制約があります。リチウムイオンバッテリーが原因の発火事故が相次いだためで、2016年4月以降、国際民間航空機関(ICAO)は預け入れ手荷物として輸送することを禁止しています。

だからモバイルバッテリーは、自分の席近くに置く手荷物として持ち込むことになりますが、国内航空会社では100 - 160Wh以下のものは2個まで(100Wh以下は制限なし)と決められています。

モバイルバッテリーは、自分の席近くに置く手荷物として持ち込むことになります

問題は「ワット時定格量(Wh、ワットアワー)」という単位です。市販のモバイルバッテリーは容量を「mAh(ミリアンペアアワー)」で表記していることが多いため、自分で計算するしかありません。

Whを求めるには、「バッテリー容量(Ah)×定格電圧(V)」という式を利用します。ほとんどのモバイルバッテリーに採用されているリチウムイオンの定格電圧は3.7Vのため、「バッテリー容量×3.7」と考えてもかまいません。

たとえば、容量が25,000mAhのモバイルバッテリーは「25Ah×3.7V」、すなわち92.5Whで個数制限なしに持ち込めることがわかります。容量が30,000mAhの場合、30Ah×3.7V=111Whですから2個まで持ち込みできます。これで安心してモバイルバッテリーを出張に連れ出せますね。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新

WEB