トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2019/10/15 06:00
【連載】ガジェットTIPS

「これヘッドホンでしょ?」「いえ違います」。その正体とは?

海上忍
耳に入ってくる「音」は、音楽のように心地よいものばかりではありません。掃除機の吸排気音、電車内の走行音、自動車のロードノイズなどなど、できるだけ耳に入ってきてほしくない音もあります。

そんなとき使うアイテムには「耳栓」があります。基本的には周囲の騒音を一律に低減させる効果がありますが、ギターやドラムの音量は小さくなるがボーカルはよく聴こえるなどライブハウスでミュージシャンが利用するタイプ、航空機のエンジン音は大幅に低下するけれど機内アナウンスは聴こえるなど特定の帯域に効果的なタイプ、特定用途に適した耳栓も存在します。

しかし、耳穴を塞いでいるところが見えてしまっては周囲を拒絶しているような印象を与えかねず、それは避けたいというニーズもあります。そこで検討したいのが「外観がいかにもヘッドホン/イヤホン」な耳栓。音楽を聴いているように見えればOK、というわけです。

その1つが「イヤーマフ」。耳全体を覆うオーバーヘッド型ヘッドホンによく似たデバイスで、工事現場での騒音防止などに用いられます。オーディオ機器とつなぐケーブルがなくデザインも無骨なため、ふだん使いには適しませんが、JVC KENWOODの「EP-EM70」のようにワイヤレスヘッドホンと見まごうばかりの製品も登場しています。音響機器ではないため、電力が不要なこともポイントです。

「EP-EM70」

もうひとつは、ノイズキャンセリングイヤホン/ヘッドホン。アクティブ型(マイクで集めた音の逆位相の音波をぶつけて騒音を打ち消す)であれば、かなりの騒音低減効果を期待できます。大半の製品が、音楽を再生せずノイズキャンセリング機能だけを有効にできますから、こちらもイヤーマフ的な使いかたが可能です。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ビックカメラ、「ブラックフライデー」セールを11/16より開始。ECサイトでは11/15 22時より先行販売スタート
2 可愛すぎる、でも本格派のCDプレーヤー。Shanling「EC Smart」で始めるデスクトップCDオーディオのススメ
3 USB-Cで何ができる?!iPhoneユーザーなら知っておきたい「できること」総ざらい
4 【ミニレビュー】グランプリ受賞の実力、フルテックの電源ケーブル「Origin Power NCF(G)」
5 実は独自の “平面” 形状!? 新型振動板によるトゥルーサウンド、B&W「Pi8」「Pi6」の魅力に迫る
6 初めてのスクリーンなら シアターハウス「WCBシリーズ」が推し!高コスパで“王道シアター”
7 耳を塞がない “軟骨伝導” の音質が大幅アップ!オーディオテクニカ「ATH-CC500BT2」をシーン別にチェック
8 ビクター、“ブランド史上最軽量”のノイキャン搭載ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」
9 ハイエンド・ブックシェルフスピーカーの新たな息吹。音楽職人が立ち上げた新興英国ブランド・KUDOS
10 ビクター、イヤーカフ型の耳を塞がないイヤホン“nearphones”「HA-NP1T」。独自「フレキシブルアジャスト」機構を採用
11/13 10:44 更新

WEB