トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2019/10/29 06:15
【連載】ガジェットTIPS

HDMI、“接続方向” ありのケーブルも存在するって知ってた?

海上忍
ビデオレコーダーとテレビ、ゲーム機とプロジェクター、パソコンとディスプレイなど、映像を出力するときに利用される「HDMIケーブル」。基本的に端子の形状が一致すればOK、2つの機器にプラグを差し込むだけで映像と音声がフルデジタル伝送される便利アイテムです。

世代(バージョン)によって扱える解像度やフレームレートが異なるなどの差はあるものの、後方互換性を備えているため、最新規格に準拠したケーブルを選べば必ず接続できます。

通常の「パッシブ型」では、方向性の心配はありません

そのHDMIケーブル、大半の製品は両端にまったく同じ形状のコネクタが用意されています。ケーブルは双方向に信号を送信できるため、どちらがビデオレコーダーでどちらがテレビかといった方向性を考える必要はなく、コネクタを差し込めるかどうかだけに注意を払えばいいのです。

しかし、すべてのHDMIケーブルに方向性がないわけではありません。

「アクティブ型」と呼ばれるHDMIケーブルは、送信前に(コネクタ部分に内蔵のICで)信号を増幅したり光など他の信号に変換したりすることで、数十メートルという長距離伝送を可能にします。

この場合、ICを内蔵したコネクタを送信側の機器(ビデオレコーダーやゲーム機)に差し込み、内蔵していないコネクタを受信側の機器(テレビやプロジェクター)に差し込みます。つまり、アクティブ型HDMIケーブルには方向性があるため、逆向きに接続しても機能しません。

最初に説明した方向性を考える必要のないHDMIケーブルは「パッシブ型」と呼ばれ、目安として5メートル未満の機器間接続に利用されます。一般的な環境はパッシブ型HDMIケーブルで足りてしまいますが、ホームシアターを構築するなど送信側と受信側が5m以上離れてしまう場合は、信号が減衰しないアクティブ型HDMIケーブルの利用が推奨されます。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新

WEB