公開日 2020/01/11 06:45
【連載】ガジェットTIPS
ワイヤレス充電器、チェックすべきなのに見落とされがちなポイント
海上 忍
多くのスマートフォンに採用され、急速に普及が進む「ワイヤレス充電」。いくつかの規格があるなか、iPhoneにも採用されているQi(チー)が事実上標準の位置にあります。対応する充電器も続々発売されていますが、購入する際にはどこを確認すればいいのでしょう?
価格とデザインは言うまでもないとして、「コイル数」は見落とされがちなポイントです。Qi方式準拠のワイヤレス充電器でいえば、コイル数は多いほうが電磁誘導が適切に行われるため、充電に失敗しにくくなります。スマートフォンを充電器に置いて就寝したが翌朝見ると充電されていなかった、という困った事態も起こりづらくなります。
電磁誘導方式では、スマートフォンなどのデバイス(受電側)と充電器(送電側)のコイルを近づけ、電流を流します。すると磁力が発生し、送電側から受電側に電力が伝わるしくみです。その際、送電側と受電側のコイルに距離ができると、伝送効率は急激に低下します。
コイル間の距離がどの程度許容されるかは、コイルの大きさや電力によって変化しますが、一般的には数センチ以下とされています。その距離を超えることが、ワイヤレス充電における “位置ずれ” というわけです。
だから、ワイヤレス充電器においてコイルの数を増やすことは、位置ずれを起こしにくくするための単純かつ効果的な対策となります。コイルの並べかたも重要ですが、内部構造まで詳らかにしている製品はあまり多くないため、製品を選ぶときの参考にしにくいのが現状です。コイルが多い製品ほど高価になりがちですが、まずはその数をチェックしましょう。
価格とデザインは言うまでもないとして、「コイル数」は見落とされがちなポイントです。Qi方式準拠のワイヤレス充電器でいえば、コイル数は多いほうが電磁誘導が適切に行われるため、充電に失敗しにくくなります。スマートフォンを充電器に置いて就寝したが翌朝見ると充電されていなかった、という困った事態も起こりづらくなります。
電磁誘導方式では、スマートフォンなどのデバイス(受電側)と充電器(送電側)のコイルを近づけ、電流を流します。すると磁力が発生し、送電側から受電側に電力が伝わるしくみです。その際、送電側と受電側のコイルに距離ができると、伝送効率は急激に低下します。
コイル間の距離がどの程度許容されるかは、コイルの大きさや電力によって変化しますが、一般的には数センチ以下とされています。その距離を超えることが、ワイヤレス充電における “位置ずれ” というわけです。
だから、ワイヤレス充電器においてコイルの数を増やすことは、位置ずれを起こしにくくするための単純かつ効果的な対策となります。コイルの並べかたも重要ですが、内部構造まで詳らかにしている製品はあまり多くないため、製品を選ぶときの参考にしにくいのが現状です。コイルが多い製品ほど高価になりがちですが、まずはその数をチェックしましょう。
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