公開日 2021/10/18 06:40
【連載】ガジェットTIPS
WEB会議での音声遅延、Wi-Fiルーターの“この機能”をオフで解決?
海上忍
テレワークと切っても切れない関係の「WEB会議アプリ」。いろいろな種類がありますが、勤務先や取引先の都合で決められてしまうことが一般的です。だから問題が生じたとき、パソコンの設定見直しなど自分1人の創意工夫では乗り切れない...と諦めるのは気が早いかも?
たとえば、音声の問題。Bluetoothイヤホンの中には遅延が大きいものがあるため、ワイヤードイヤホンに交換すれば映像と音がズレて感じる遅延問題は解決するかもしれません。しかし、音声が途切れがちで安定しない場合は、Wi-Fiアクセスポイントの設定変更で対処できる可能性があります。
IEEE 802.11nで導入された「フレームアグリゲーション」は、宛先が同じ複数の小さなフレーム(パケット)を連結して送信する機能。転送効率を上げることで通信速度アップを実現しますが、音声のようにサイズが小さいデータはフレームの連結に時間がかかってしまうのです。
伝送量の増加も遅延の原因になります。半二重通信を用いる無線LANの仕様上、ほかの端末が通信している間は待機状態となるため、1フレーム(1回の伝送)に格納されたデータ量が増えると無線の占有時間が長くなり、ほかの通信が待たされて音声の遅延が大きくなることがあります。
このフレームアグリゲーションは、IEEE 802.11n以降の無線LAN規格に対応した多くのWi-Fiルータ/Wi-Fiアクセスポイントでサポートされています。この機能を無効化すると、無線LANの転送効率が低下するというデメリットはあるものの、頻繁に途切れたり遅延したりといったWEB会議アプリの音声にまつわる問題は緩和するはずですよ。
たとえば、音声の問題。Bluetoothイヤホンの中には遅延が大きいものがあるため、ワイヤードイヤホンに交換すれば映像と音がズレて感じる遅延問題は解決するかもしれません。しかし、音声が途切れがちで安定しない場合は、Wi-Fiアクセスポイントの設定変更で対処できる可能性があります。
IEEE 802.11nで導入された「フレームアグリゲーション」は、宛先が同じ複数の小さなフレーム(パケット)を連結して送信する機能。転送効率を上げることで通信速度アップを実現しますが、音声のようにサイズが小さいデータはフレームの連結に時間がかかってしまうのです。
伝送量の増加も遅延の原因になります。半二重通信を用いる無線LANの仕様上、ほかの端末が通信している間は待機状態となるため、1フレーム(1回の伝送)に格納されたデータ量が増えると無線の占有時間が長くなり、ほかの通信が待たされて音声の遅延が大きくなることがあります。
このフレームアグリゲーションは、IEEE 802.11n以降の無線LAN規格に対応した多くのWi-Fiルータ/Wi-Fiアクセスポイントでサポートされています。この機能を無効化すると、無線LANの転送効率が低下するというデメリットはあるものの、頻繁に途切れたり遅延したりといったWEB会議アプリの音声にまつわる問題は緩和するはずですよ。
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