トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2022/01/19 06:40
【連載】ガジェットTIPS

Wi-Fiの規格、「6」と「6E」は何が違う?サクッと解説

海上忍
Wi-Fi機器を入れ替えようとWEBサーチしていたところ、「Wi-Fi 6対応」の文字が。最新規格との説明があるから安心していたところ、別のサイトに「Wi-Fi 6E」の文字を発見。6と6E、どう違うのか気になりますよね。

Wi-Fi 6Eは、Wi-Fiアライアンスが2020年1月に発表したWi-Fiの最新規格。Wi-Fi 6の発表は2019年1月ですから、6Eのほうが新しいことは確かです。

Wi-Fi 6のロゴ

ただし、6Eは6の後継ではなく、拡張(Extended)と位置づけられています。どちらも技術的には同じ規格(IEEE 802.11ax)に準拠していますが、対応周波数の違いにより「6E」と「6」で世代名を使いわけているのです。

Wi-Fi 6が対応する周波数帯は、2.4GHz帯と5GHz帯。一方のWi-Fi 6Eは2.4GHz帯と5GHz帯にくわえ6GHz帯にも対応しています。つまり、6GHz帯を使えるかどうかが「6E」と「6」の決定的な違いです。理論上の最大速度(9.6Gbps)や低遅延性といったWi-Fi 6としての性能に差はないものの、Wi-Fi 6Eでは6GHz帯を利用した通信高速化・安定化の恩恵が受けられるのです。

2022年1月現在、日本では個人による6GHz帯の利用が認められていませんが、令和2年に総務省が取りまとめた「デジタル変革時代の電波政策懇談会 報告書(案)」によれば、2025年までに「IoT・無線LANシステム」へ1GHz幅を新規に割り当てるとのこと。Wi-Fi 6Eか次の「Wi-Fi 7」のタイミングで、日本でも6GHz帯を利用できるようになりそうです。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新

WEB