トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2022/03/18 06:40
【連載】ガジェットTIPS

QRコード、一部欠けていても読み取れるって本当?

海上忍
○○ペイでお馴染みの「QRコード」は、スマートフォンのカメラをかざすだけで読み取れる気軽さが身上。支払いが必要となればカバンから、ポケットからサッと取り出し、店頭に掲示されているQRコードに向けるだけ...いい意味で “適当” な操作で使えることが、ここまで急速に普及した理由のひとつに違いありません。

どのくらい適当かといえば、多少QRコード表面が汚れていてもOK、それどころか一部が欠けていても読み取り可能です。読み取りはほぼ一瞬で完了するため、よほど激しく手ブレ・ピンぼけさせないかぎり認識されます。そのうえ、読み取りが完了すれば、QRコードに埋め込まれている文字列/数字などのデータが化けることはありません。

QRコードは、一部が欠けていても読み取り可能

その “適当さ” を支えているのが、QRコードの「誤り訂正能力」。CDのエラー訂正にも採用されているリードソロモン法によりビットパターンを計算し、誤りが分散するようインターリーブ(不連続なデータ配置)も施されるため、全体の最大30%が汚れたり破損したりしても復元できる柔軟性を備えています。

データの復元が可能な汚れ・破損は、面積比7%のレベルL、レベルM(同15%)、レベルQ(同25%)、レベルH(同30%)の4段階。一般的にはレベルMの利用が多いため、面積の1割強が汚れ・破損していても読み取り可能、と考えていいでしょう。

ただし、3つの角にある正方形の切り出しシンボル(ファインダパターン)が汚れている場合は、ビットパターンの位置がわからないため読み取れません。汚れ・破損が許されるのは、ファインダパターン以外の領域に限られます。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ヤマダデンキ、「ブラックフライデー」セールを11/16より開始。ベスト電器、マツヤデンキでも開催
2 iPhone買い換え、手持ちモデルを手放す際に必ずやっておくべきこととは?
3 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
4 「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ」11月23日・24日開催。出展メーカーや連続試聴イベントの内容はコチラ!
5 <Inter BEE>ゼンハイザー、国内未発売製品を初お披露目/NHK、“自由に変形する”ディスプレイ/コルグ「Live Extreme」試聴デモ
6 THIEAUDIO「Origin」は低音好き垂涎!骨伝導搭載・クアッドハイブリッド構成のイヤホンを聴く
7 B&Wの人気シリーズ、トゥイーター・オン・トップ式ブックシェルフ3機種の魅力を探る
8 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
9 MUSE HiFi、真空管搭載ポータブルDAC/AMP「M5 ULTRA」。ESS社と独自回路を共同開発
10 スピーカーの“原音再生”をデジタルフィルターで解決!テレビや車に搭載広がるEilex PRISMの秘密に迫る
11/15 10:43 更新

WEB