トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2022/07/06 06:45
【連載】ガジェットTIPS

人気のUSBドッキングステーション、選ぶときに注意すべき点とは

海上忍
パソコンの機能拡張といったらケースを開けてボードを挿して…確かに、そのような方法は現在も健在ですが、ノート型が主流の現在は「USB」を使うことが一般的。USB 3.x以降に対応したパソコンであれば、HDDやSSDなど大容量記憶装置に高速アクセスできるうえ、外部ディスプレイをつなぐこともかんたんです。

そこでネックとなるのがUSBポートの少なさですが、USBやHDMI、LANなど様々な端子をもつ「USBドッキングステーション」を使えば解消できます。製品にもよりますが、SD/micro SDカードスロットの装備は当たり前で、4K映像出力対応のHDMIポートを装備していることも珍しくありません。USB PDでの給電に対応した製品であれば、ノートPCを充電しながら周辺機器も使えてしまいます。

そんなUSBドッキングステーションでハマりやすい罠が、Type-Cケーブル。ケーブルや端子が直付けのモデルなら問題ありませんが、ケーブルが分離できるタイプでパソコンとの接続にテキトーなType-Cケーブルを使うと、「USBドッキングステーションにつないだ機器が遅くて使いものにならない」などのトラブルを招いてしまうのです。

4K映像出力などデータ転送の高速性が求められる機能には、パソコンとUSBドッキングステーションの接続に、USB 3.x対応のType-Cケーブルを使う必要があります。Type-Cケーブルの中にはデータ転送規格がUSB 2.0のものがあり、その場合はUSB 3.xの転送速度やオルタネートモード(Type-Cを利用した映像出力)の機能を利用できません。

ドッキングステーションの一例、「CalDigit TS3 Plus Dock」

USB 2.0対応のType-CケーブルであってもUSB PDの急速充電に使えてしまうことがあり、USB 3.x対応ケーブルと見た目で区別するのは困難です。パソコンとUSBドッキングステーションを接続するときには、製品の付属品か、確実にUSB 3.x対応のType-Cケーブルを利用しましょう。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新

WEB