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公開日 2023/01/15 07:00
【連載】ガジェットTIPS

「電球のLED化」、口金のサイズ以外に注意すべきポイントは?

海上忍
年末年始は大掃除の時期でもありました。大掃除といえば清掃だけにあらず、旧くなった家電製品を入れ替える機会でもあります。大型家電は粗大ごみの手配など準備に時間がかかりますが、「電球のLED化」は思い立ったが吉日、すぐに着手できます。

Image:Pushish Images/Shutterstock.com

しかし、用意は慎重に。電球のLED化は、口金のサイズ(E26やE17)が合えばいいというものではありません。クリプトン電球やレフ電球、シャンデリア電球など白熱電球と似た名称/構造を持つLED電球に交換することが、基本的な考えかたです。極端な話、シャンデリア電球の置き換えにLEDのミニレフ電球を使おうとしても、物理的に入らない可能性大ですし、光りかたにも満足しないはずです。

W(ワット)相当も重要なポイント。白熱電球の明るさは概ねワット数に比例しますが、LED電球の明るさの単位はlm(ルーメン)で統一されています。白熱電球から置き換えるときわかりにくいため、多くのLED電球製品には「W相当」という表記も加えられていますが、それだけでは不十分です。

ポイントは「配光角」。光りの広がりかたを角度で示したもので、大きいほど広い範囲を照らすことができます。一般的な白熱電球の配光角は300度とされていますから、シャンデリアのような空間全体を照らすタイプの照明器具には配光角が180度前後の広配光タイプでも不十分、260度以上など配光角が大きい全方向タイプのほうが白熱電球に近い明るさになります。形状とW相当、価格だけで決めると後悔しますよ?

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