公開日 2023/03/20 06:30
【連載】ガジェットTIPS
USB充電器を選ぶ重要ポイント、「ワイドバンドギャップ半導体」とは?
海上 忍
デジタルガジェットに必須のデバイスといえば、「充電器(AC-DCコンバータ)」。製品に付属のものを使うことが基本ですが、USBが主流の現在、急速充電に対応したサードパーティ品を購入する消費者が増えています。値段はさておき、充電時間が短縮されるなら追加購入する価値はありそうです。
その充電器選びの基準となるのは、給電方式とワット数/最大出力。「USB PD対応で最大60W」などとキャッチコピーに書かれていればひと安心、PSE対応を確認できればあとは値段や色/デザインの勝負……といいたいところですが、もうひとつ重要なポイントがあります。
それは「ワイドバンドギャップ半導体」を使用していること。現在入手が容易なUSB PD対応充電器でいえば、半導体に「GaN(窒化ガリウム)」を採用しているかどうかが、見分けるポイントとなります。
従来の充電器は、半導体にSi(シリコン)を採用することが主流でしたが、高出力・大容量を誇るGaNのほうが製品サイズは小さくなります。小さいだけでなく発熱量も少ないため、使用時の不安感がありません。現在実用化されているワイドギャップ半導体は、ほかにSiC(炭化ケイ素)がありますが、USB AC-DCコンバータでの採用事例に乏しく、GaN一択という状況です。
その充電器選びの基準となるのは、給電方式とワット数/最大出力。「USB PD対応で最大60W」などとキャッチコピーに書かれていればひと安心、PSE対応を確認できればあとは値段や色/デザインの勝負……といいたいところですが、もうひとつ重要なポイントがあります。
それは「ワイドバンドギャップ半導体」を使用していること。現在入手が容易なUSB PD対応充電器でいえば、半導体に「GaN(窒化ガリウム)」を採用しているかどうかが、見分けるポイントとなります。
従来の充電器は、半導体にSi(シリコン)を採用することが主流でしたが、高出力・大容量を誇るGaNのほうが製品サイズは小さくなります。小さいだけでなく発熱量も少ないため、使用時の不安感がありません。現在実用化されているワイドギャップ半導体は、ほかにSiC(炭化ケイ素)がありますが、USB AC-DCコンバータでの採用事例に乏しく、GaN一択という状況です。
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