公開日 2024/09/14 07:30
手元で充電しながらも使える
「敬老の日」の贈り物にも。テレビの音がはっきり聴こえるワイヤレススピーカーAUREX「TY-WSD20」を体験
編集部:長濱行太朗
東芝エルイートレーディングがAUREXブランドで展開しているテレビ用ワイヤレススピーカー「TY-WSD20」。同社によれば、ワイヤレススピーカージャンルの中でも根強い人気を誇っているという。
お年を召して聴覚に衰えを感じ、テレビの音などが聴きとりにくい方や、テレビから距離のあるキッチンやダイニングがテレビの音をクリアに聴きたいユーザーなど、幅広いユーザーから支持を得ているアイテムだとのこと。本稿では、メディア向けに開催された説明会の内容を基に、TY-WSD20の特徴を紹介していく。
AUREXブランドは1975年から1980年代初期から東芝のピュアオーディオブランドとして名を馳せていたが、1990年に製品開発を終結。その後、東芝エルイートレーディングが2016年にブランドを復活させ、世界初となるハイレゾ対応のCDラジカセ「TY-AH1000」をリリースするなどしてきた。ユニークなジャンルでの製品開発へ精力的に取り組んでいるという。
AUREXブランドでは、CDラジカセをはじめ、CDラジオやポケットラジオ、ポータブルCD/カセットプレーヤー、ワイヤレススピーカーといった製品ジャンルをラインナップ。また、LED搭載モデルやBluetooth対応でワイヤレス機能をカバーしたアイテム、そして伝振動技術を採用するなど、利便性に富んだ機能や仕様シーンの拡大に繋がる技術を投入し、他ブランドと一線を画す取り組みを積極的に行っていると同社は説明する。
テレビ用ワイヤレススピーカー「TY-WSD20」は、AUREXブランドのラインナップの中でも、売れ筋アイテムのひとつだとのこと。52mmフルレンジスピーカーを2基搭載しており、最大出力4W(2W+2W)のステレオ再生に対応しており、テレビの音を手元で聴けるため、年配の方からも愛用されているという。
最大の特徴は人の声を強調して音を出力できる「声はっきりモード」の搭載だ。人の声をよく聴こえるようにするために、低域と高域を抑え、人の声の要素が多い中域部分をブーストさせることで、聴こえやすさを向上させている。
また、オン/オフだけではなく、大/小/切から選ぶことが可能。例えばニュースや情報番組など人の声をよりしっかり聴きたいときは「大」、映画/ドラマやスポーツなど背景音も適度に出しながらセリフなどの音をよく聴こえるようにしたいときは「小」、音楽番組などは「切」にしておくなど、視聴コンテンツによって、最適なモードに切り替えられるのもメリットだ。
スピーカー本体は、手元に置きやすいように160W×75H×75Dmmという小型ボディにし、質量も約520gという軽量さを実現。リビングやダイニング、またキッチンなどに手軽に持ち運べるよう配慮されている。防滴仕様としてIPX2をカバーしているため、水滴が掛かる程度は気にすることなく使用できる。
さらに、操作性を高めるために細かな部分にまで配慮しているとのこと。例えば電源のオン/オフとボリューム調整にはサイズの大きいノブを使用することで、年配の方でも簡単に調整しやすく、どこで調整すればいいか迷わないで操作できるデザインにしたという。
「声はっきりモード」のつまみも、天面部の中央に設置されており、こちらもサイズを大きめにすることで、視認性も高く、調整もしやすいよう配慮。他のボタンは「消音」のみとなっており、調整が必要となる最低限の項目だけにノブやボタンを厳選して設置。シンプルな操作だけで使えるようになっている。
テレビと繋ぐ送信機と充電台がセパレートされているのもポイント。送信機と受電台と一体になっていると、スピーカー本体の充電がなくなってしまった場合は充電台に戻さないといけないが、充電台が分かれていることで、スピーカー本体に充電台を付け、充電しながら使えるため、電池が切れる心配もない。
送信機は外形寸法が70W×22H×52Dmmで質量が約30gという、こちらも本体と同様にとてもコンパクト。テレビ周りにも置きやすく、送信機の存在感も適度に意識せずにセッティングできる。
なお、従来機ではテレビとの接続はステレオミニ端子だけだったが、新たに光デジタル音声入力も加わった。光デジタル音声ケーブルが同梱されている。また、イヤホン出力も備えている。
体験会では実際に音を聴くことができた。テレビの音が手元で聴くことができるため、そもそも音が確認しやすく、通常時の音でニュース番組などを聴いてみると、背景から聴こえてくる空気音からキャスターが話す声まで、フラットでバランスよく聴こえ、無理に強調される部分もないため、とても耳馴染みがよく聴こえる。
ここから、「声はっきりモード」を「強」にして聴いてみると、背景から聴こえていた空気音が静かになり、人の声がより前に出てくるようなサウンドに切り替わった。また、男性や女性に限らず、人の声自体が明瞭に聴こえるようになるため、コメントに集中して耳を傾けることができる。
BGMがある映像コンテンツで、「弱」の状態で再生してみると、BGMなどが少々抑えられながらも、人の声が聴きとりやすくなり、双方のバランスが崩れることもなく、自然に人の声だけが大きくなったように感じられた。
また音楽番組で演奏とトークがよく切り替わる番組では、トークの時は「強」、演奏時は「切」または「弱」というように、シーンに合わせて手軽に切り替えられるのも、本製品の魅力のひとつだと感じられた。
テレビ用ワイヤレススピーカーの使用シーンや、活用するユーザーの性質を捉え、細部にまで使いやすさにこだわり、そして最も大切なテレビの音の聴こえ方に対して、長い時間を掛けてチューニングをテストしたことが、触れば触るほどに伝わってくるアイテムだ。
お年を召して聴覚に衰えを感じ、テレビの音などが聴きとりにくい方や、テレビから距離のあるキッチンやダイニングがテレビの音をクリアに聴きたいユーザーなど、幅広いユーザーから支持を得ているアイテムだとのこと。本稿では、メディア向けに開催された説明会の内容を基に、TY-WSD20の特徴を紹介していく。
AUREXブランドは1975年から1980年代初期から東芝のピュアオーディオブランドとして名を馳せていたが、1990年に製品開発を終結。その後、東芝エルイートレーディングが2016年にブランドを復活させ、世界初となるハイレゾ対応のCDラジカセ「TY-AH1000」をリリースするなどしてきた。ユニークなジャンルでの製品開発へ精力的に取り組んでいるという。
AUREXブランドでは、CDラジカセをはじめ、CDラジオやポケットラジオ、ポータブルCD/カセットプレーヤー、ワイヤレススピーカーといった製品ジャンルをラインナップ。また、LED搭載モデルやBluetooth対応でワイヤレス機能をカバーしたアイテム、そして伝振動技術を採用するなど、利便性に富んだ機能や仕様シーンの拡大に繋がる技術を投入し、他ブランドと一線を画す取り組みを積極的に行っていると同社は説明する。
テレビ用ワイヤレススピーカー「TY-WSD20」は、AUREXブランドのラインナップの中でも、売れ筋アイテムのひとつだとのこと。52mmフルレンジスピーカーを2基搭載しており、最大出力4W(2W+2W)のステレオ再生に対応しており、テレビの音を手元で聴けるため、年配の方からも愛用されているという。
最大の特徴は人の声を強調して音を出力できる「声はっきりモード」の搭載だ。人の声をよく聴こえるようにするために、低域と高域を抑え、人の声の要素が多い中域部分をブーストさせることで、聴こえやすさを向上させている。
また、オン/オフだけではなく、大/小/切から選ぶことが可能。例えばニュースや情報番組など人の声をよりしっかり聴きたいときは「大」、映画/ドラマやスポーツなど背景音も適度に出しながらセリフなどの音をよく聴こえるようにしたいときは「小」、音楽番組などは「切」にしておくなど、視聴コンテンツによって、最適なモードに切り替えられるのもメリットだ。
スピーカー本体は、手元に置きやすいように160W×75H×75Dmmという小型ボディにし、質量も約520gという軽量さを実現。リビングやダイニング、またキッチンなどに手軽に持ち運べるよう配慮されている。防滴仕様としてIPX2をカバーしているため、水滴が掛かる程度は気にすることなく使用できる。
さらに、操作性を高めるために細かな部分にまで配慮しているとのこと。例えば電源のオン/オフとボリューム調整にはサイズの大きいノブを使用することで、年配の方でも簡単に調整しやすく、どこで調整すればいいか迷わないで操作できるデザインにしたという。
「声はっきりモード」のつまみも、天面部の中央に設置されており、こちらもサイズを大きめにすることで、視認性も高く、調整もしやすいよう配慮。他のボタンは「消音」のみとなっており、調整が必要となる最低限の項目だけにノブやボタンを厳選して設置。シンプルな操作だけで使えるようになっている。
テレビと繋ぐ送信機と充電台がセパレートされているのもポイント。送信機と受電台と一体になっていると、スピーカー本体の充電がなくなってしまった場合は充電台に戻さないといけないが、充電台が分かれていることで、スピーカー本体に充電台を付け、充電しながら使えるため、電池が切れる心配もない。
送信機は外形寸法が70W×22H×52Dmmで質量が約30gという、こちらも本体と同様にとてもコンパクト。テレビ周りにも置きやすく、送信機の存在感も適度に意識せずにセッティングできる。
なお、従来機ではテレビとの接続はステレオミニ端子だけだったが、新たに光デジタル音声入力も加わった。光デジタル音声ケーブルが同梱されている。また、イヤホン出力も備えている。
体験会では実際に音を聴くことができた。テレビの音が手元で聴くことができるため、そもそも音が確認しやすく、通常時の音でニュース番組などを聴いてみると、背景から聴こえてくる空気音からキャスターが話す声まで、フラットでバランスよく聴こえ、無理に強調される部分もないため、とても耳馴染みがよく聴こえる。
ここから、「声はっきりモード」を「強」にして聴いてみると、背景から聴こえていた空気音が静かになり、人の声がより前に出てくるようなサウンドに切り替わった。また、男性や女性に限らず、人の声自体が明瞭に聴こえるようになるため、コメントに集中して耳を傾けることができる。
BGMがある映像コンテンツで、「弱」の状態で再生してみると、BGMなどが少々抑えられながらも、人の声が聴きとりやすくなり、双方のバランスが崩れることもなく、自然に人の声だけが大きくなったように感じられた。
また音楽番組で演奏とトークがよく切り替わる番組では、トークの時は「強」、演奏時は「切」または「弱」というように、シーンに合わせて手軽に切り替えられるのも、本製品の魅力のひとつだと感じられた。
テレビ用ワイヤレススピーカーの使用シーンや、活用するユーザーの性質を捉え、細部にまで使いやすさにこだわり、そして最も大切なテレビの音の聴こえ方に対して、長い時間を掛けてチューニングをテストしたことが、触れば触るほどに伝わってくるアイテムだ。