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「小型で音も良いプレーヤーを目指した」

Lotooのシャオ氏に聞く、新ハイレゾDAP「PAW5000」開発のねらい

公開日 2015/06/02 10:30 インタビュー・構成:高橋敦
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ーーーPAWGoldには搭載されていなかった、いわゆるバランス駆動をこのモデルには搭載してきましたね。

シャオ氏:PAWGoldは純粋なクオリティを追求したモデルです。対してPAW5000は使いやすさに加えてフィーチャー、機能の面での現在の流れも意識しています。バランス駆動もそのひとつです。

ーーーその端子として2.5mmを選択した理由は何でしょう?

シャオ氏:まず既存の3.5mmシングルエンド端子との挿し間違いが起きないこと。そして大きさや長さですね。PAW5000では小型化も重視していますから。

ーーー操作性の面では、タッチパネルではなくフィジカルなホイールとボタンを活用したユーザーインターフェースが印象的です。このアプローチや実装には、迅速確実な操作が求められる業務用機器の経験も生かされているのでしょうか。

シャオ氏:それはありますね。加えてシステムソフトウェアにもポイントがあって、AndroidでもLinuxでもなくオーディオ専用に独自開発したリアルタイムOSを搭載しています。PAWGoldと共通のものです。動作や電源のオンオフの安定性や速さも使いやすさのひとつですから。

起動の速さを高橋氏にデモするシャオ氏

ーーー使い心地で言えば、筐体の手の中への収まりのよさも印象的です。ほどよい丸みもあって持ち心地がとてもよいですよね。質感も全くチープではありませんし。この筐体の材質は何ですか?

シャオ氏:周囲のフレームはプラスチックで、表と裏はアルミ合金です。フレームをプラスチックにしてあるのは、Bluetoothにも対応したので、その電波を通すためという面もあります。Bluetoothの伝送コーデックはAAC対応です。また筐体については今後、カラーバリエーション展開も考えています。

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