価格は「おそらく高くなると思います」
【ヘッドホン祭】「AK380」披露。専用アンプやクレードル/無線リッピングドライブなども参考出展
(株)アユートは本日「春のヘッドフォン祭2015」にて発表会を開催。Astell&Kern(アステルアンドケルン)ブランドのハイレゾポータブルオーディオプレーヤー最上位機「AK380」を披露した。発売日は未定、価格は調整中(「おそらく高くなると思います」とのこと)。
本機のコンセプトは「プロフェッショナルモデルへの進化」。プロの使用環境におけるニーズにも応えるべく、さらなる音質のブラッシュアップと新機能の追加を行ったという。製品の詳細は既にこちらでお伝えしている。また、現在ドイツ・ミュンヘンで開催中の「HIGH END MUNICH」でも披露されている(関連ニュース)。
本機のコンセプトは、「プロフェッショナルモデルへの進化」。これまでの「原音忠実再生」に加え、プロの使用環境におけるニーズにも応えるべく、さらなる音質のブラッシュアップと新機能の追加を行ったという。
筐体は「動きのある光が反射されて作る様々な影をとらえた」というユニークなデザインで、ジュラルミンとカーボンファイバー製。旭化成エレクトロニクス「AKM AK4490」をデュアル構成で搭載し、PCMは最高384kHz/32ビット、DSDは最高5.6MHzのネイティブ再生が行える。またジッターの抑制にも力を入れ、VCXO Clock(電圧制御水晶発振器)などの搭載により、0.2psという低ジッターを実現した。
入力端子はUSB microB。出力端子は3.5mmのアンバランス/光デジタル兼用端子の他、2.5mm/4極のバランス出力端子も装備している。
各種専用オプションの発売を予定しているとのこと。発表会では、本体と一体化させて使える専用アンプ(DAC非搭載のアナログアンプ)、CDリッピング用ドライブ、XLR端子搭載クレードルなどが展示されていた。いずれも発売時期は未定。
DLNA機能も強化する。今後配信する予定のiOS/Androidアプリ「AK Connect App」により、スマホ・タブレットから本機のリモートコントロールが行える。本機を据え置き型プレーヤーとして設置し、ホームオーディオを楽しむことができる。またAK380はNAS/PC 内音源のストリーミング再生にも対応しているとのことだ。
Wi-FiはIEEE802.11b/g/n(2.4GHz)に対応。Bluetoothはバージョン4.0で、プロファイルはA2DP/AVRCP。
機能面では、20バンド、0.1dB単位で調整できるのパラメトリックEQを搭載。より細かい調整が可能になった。また150段階のボリュームコントロールも行える。再生対応ファイル形式はWAV/FLAC/MP3/WMA/OGG/APE/AAC/ALAC/AIFF/DFF/DmSFとなる。
そのほか、既に他国ではサービスインしていた配信音源の直接DL機能がついに日本向けモデルにも搭載される。
■佐々木氏が先行使用レポ:AK240より「音質が大幅に進化した」
発表会にはオーディオライターの佐々木喜洋氏が登場。発表会に先んじてAK380を1週間ほど使用し、使用感などをレポートした。
AK240も非常に気に入っていたという佐々木氏だが、搭載DACがやや古い世代のものだった点は気になっていたという。「AK380は最新のAKM製AK4490を搭載した。しかも精度の高いフェムトクロックもあわせて採用している。試聴したところ、音質が大幅に進化したと感じた」とのこと。AK開発陣によると、AK240からジッターが4割程度削減できたという。
旭化成エレクトロニクスのオーディオマイスター・佐藤友則氏も登場。AK4490のメリットは「新開発の『OSRDテクノロジー』により、帯域外ノイズが非常に低いこと」「歪み特性が向上したこと」「32bitデジタルフィルターを搭載していること」「消費電力が低いこと」だという。
AK380ではこのAK4490を2基搭載。これによりSNが向上するほか、内部クロストークの影響を排除可能。左右chに分けてレイアウトできるため音質向上に貢献するという。
また佐々木氏は、DLNAへの対応を果たした点についても言及。「AK240のネットワークはクローズドだった点が気になっていたが、AK380はDLNAに対応したのが嬉しい。AK380はネットワークオーディオプレーヤーとしても使うことができるし、既にあるオーディオコンポーネントと接続して使うこともできる。今後発売予定のドライブやクレードルを使えばPCレスリッピングも、既存機器との接続も簡単。専用アンプと組み合わせれば音が更に向上する」と語り、「AK380はポータブルプレーヤーとして最高のもの。しかも、家庭内での拡張性もある。これからのオーディオ界の試金石となるような製品だと思う」と満足度の高さを説明していた。
本機のコンセプトは「プロフェッショナルモデルへの進化」。プロの使用環境におけるニーズにも応えるべく、さらなる音質のブラッシュアップと新機能の追加を行ったという。製品の詳細は既にこちらでお伝えしている。また、現在ドイツ・ミュンヘンで開催中の「HIGH END MUNICH」でも披露されている(関連ニュース)。
本機のコンセプトは、「プロフェッショナルモデルへの進化」。これまでの「原音忠実再生」に加え、プロの使用環境におけるニーズにも応えるべく、さらなる音質のブラッシュアップと新機能の追加を行ったという。
筐体は「動きのある光が反射されて作る様々な影をとらえた」というユニークなデザインで、ジュラルミンとカーボンファイバー製。旭化成エレクトロニクス「AKM AK4490」をデュアル構成で搭載し、PCMは最高384kHz/32ビット、DSDは最高5.6MHzのネイティブ再生が行える。またジッターの抑制にも力を入れ、VCXO Clock(電圧制御水晶発振器)などの搭載により、0.2psという低ジッターを実現した。
入力端子はUSB microB。出力端子は3.5mmのアンバランス/光デジタル兼用端子の他、2.5mm/4極のバランス出力端子も装備している。
各種専用オプションの発売を予定しているとのこと。発表会では、本体と一体化させて使える専用アンプ(DAC非搭載のアナログアンプ)、CDリッピング用ドライブ、XLR端子搭載クレードルなどが展示されていた。いずれも発売時期は未定。
DLNA機能も強化する。今後配信する予定のiOS/Androidアプリ「AK Connect App」により、スマホ・タブレットから本機のリモートコントロールが行える。本機を据え置き型プレーヤーとして設置し、ホームオーディオを楽しむことができる。またAK380はNAS/PC 内音源のストリーミング再生にも対応しているとのことだ。
Wi-FiはIEEE802.11b/g/n(2.4GHz)に対応。Bluetoothはバージョン4.0で、プロファイルはA2DP/AVRCP。
機能面では、20バンド、0.1dB単位で調整できるのパラメトリックEQを搭載。より細かい調整が可能になった。また150段階のボリュームコントロールも行える。再生対応ファイル形式はWAV/FLAC/MP3/WMA/OGG/APE/AAC/ALAC/AIFF/DFF/DmSFとなる。
そのほか、既に他国ではサービスインしていた配信音源の直接DL機能がついに日本向けモデルにも搭載される。
■佐々木氏が先行使用レポ:AK240より「音質が大幅に進化した」
発表会にはオーディオライターの佐々木喜洋氏が登場。発表会に先んじてAK380を1週間ほど使用し、使用感などをレポートした。
AK240も非常に気に入っていたという佐々木氏だが、搭載DACがやや古い世代のものだった点は気になっていたという。「AK380は最新のAKM製AK4490を搭載した。しかも精度の高いフェムトクロックもあわせて採用している。試聴したところ、音質が大幅に進化したと感じた」とのこと。AK開発陣によると、AK240からジッターが4割程度削減できたという。
旭化成エレクトロニクスのオーディオマイスター・佐藤友則氏も登場。AK4490のメリットは「新開発の『OSRDテクノロジー』により、帯域外ノイズが非常に低いこと」「歪み特性が向上したこと」「32bitデジタルフィルターを搭載していること」「消費電力が低いこと」だという。
AK380ではこのAK4490を2基搭載。これによりSNが向上するほか、内部クロストークの影響を排除可能。左右chに分けてレイアウトできるため音質向上に貢献するという。
また佐々木氏は、DLNAへの対応を果たした点についても言及。「AK240のネットワークはクローズドだった点が気になっていたが、AK380はDLNAに対応したのが嬉しい。AK380はネットワークオーディオプレーヤーとしても使うことができるし、既にあるオーディオコンポーネントと接続して使うこともできる。今後発売予定のドライブやクレードルを使えばPCレスリッピングも、既存機器との接続も簡単。専用アンプと組み合わせれば音が更に向上する」と語り、「AK380はポータブルプレーヤーとして最高のもの。しかも、家庭内での拡張性もある。これからのオーディオ界の試金石となるような製品だと思う」と満足度の高さを説明していた。
関連リンク
トピック