25タイトルが順次発売!

ユニバーサル「ハイレゾCD」にオフコースとイージー・リスニングの名盤達が登場。愛聴盤がもう1枚欲しくなる“ハイレゾの旨味”を聴いた

公開日 2019/09/30 11:19 炭山アキラ
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■ハイレゾがCDと同じ操作で再生できる夢のような時代

それにしても、昨今はMQAデコード対応の一体型CDプレーヤーも増えてきたから、こんな高品位ハイレゾがディスクと同じ操作で再生できるということになる。ディスク派の皆さんにとって、夢のような時代が到来したのではないか。

ここまでMQAフォーマットで収められたハイレゾ信号を聴いてきたわけだが、この一連のハイレゾCDの核となるMQAにはもうひとつ、少々摩訶不思議なところがある。前述のとおり、MQAはハイレゾの圧縮伸長なしでもCD品位の音をかなり大幅に向上してくれるのだ。私自身、全く別の機会に同様の実験へ立ち会ったことがあり、そこでも音質の違いが大向こうを唸らせたものだった。

ということはつまり、以前に発売されたCDをお持ちで、なおかつMQA非対応のプレーヤーを愛用されている人でも、MQA-CDは購入する価値がある、ということになろう。特に古いCDを愛聴されているファンは、試しに一番お気に入りの盤を1枚購入してみられるとよい。その音質差に目が回るのではないか。

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