1TBのiVも発売
マクセル、スマホへの番組持ち出しに対応した新“iVレコーダー”を発売
ビデオテープからのダビングについて小原氏は「外部入力端子の搭載については現行機種のユーザーからの要望が高かった」とコメント。120分テープだと約400本が内蔵HDDにダビングできると説明した。
そのほか前述のように内蔵HDDの容量を1TBに増強。TSX8モードでの録画の場合約800時間の録画が行える。「おすすめ」「注目番組情報」「キーワード検索」といった検索機能で目的の番組を探しやすいよう配慮したほか、録画履歴からユーザーの好みの番組をオススメする機能なども搭載している。また、キーワード自動録画で録画された番組も、設定した検索条件で整理して表示するなどでも使い勝手に配慮している。
そのほか、筐体の高さを従来モデルの66mmから49mmにスリム化。より設置自由度を向上させた。
■iVカセットに大容量モデル − 通常のUSB-HDDとして使えるアダプターも
“iVカセット”「M-VDRS1T.E」は前述のように1TBの大容量モデル。単独で購入するよりも割安な2巻入りモデルも用意している。データ転送速度は最大998Mbps。録画時間の目安は、TSモードの地デジ番組で約126時間、BS/CS番組で約90時間。
また、発表会では“iVカセット”用のアクセサリーとして“iVアダプター”を近日発売することも発表。
同製品はiVDRカセットを通常のUSB-HDDのように使えるようにするという製品で、テレビ録画やパソコンの外付けHDDとして利用可能。iVDR独自の著作権保護技術「SAFIA」を適用しないため、一般的なUSB-HDDと同様にiVカセットを使用できるようになる。
正式は発売時期は未定だが、価格は3,000円前後になるのではないかとのことだった。
■同社幹部が製品の魅力をアピール
同社ではグローバル商品開発本部 担当本部長の柳川鉱一氏らが出席しての製品発表会も開催。
「iVDRワールドを広げていくために様々な商品を投入してきた」と語りながら“iV”の歴史を振り返る柳川氏は「先日、他社でもスマートフォンへの番組持ち出し機能をもつUSB-HDDが発表された。これは、大容量のハイビジョン番組を大容量のHDDで保存するという、“iV”のコンセプトが受け入れられてきているということだと確信している」とコメント。録画メディアとしてHDDを使う考え方が他社製品にも広がっているとの認識を示した。
- ジャンルその他
- ブランドMAXELL
- 型番VDR-R3000
- 発売日2012年6月25日
- 価格¥OPEN(予想実売価格50,000円前後)
【SPEC】●内蔵HDD容量:1TB ●録画メディア:iVDR-Secure(iVDRスロット×1) ●受信放送:地上/BS/110度CSデジタル×2系統 ●出力端子:コンポジット映像出力 ピンジャック×1系統、アナログ音声出力 ピンジャック(L、R)×1系統、S映像出力 コネクタ×1系統、HDMI×1系統 (HDCP対応、CEC対応)、光デジタル音声出力×1系統 ●LAN端子(ネット接続用):10BASE-T/100BASE-TX×1 ●SDカードスロット:1(ムービー/写真) ●AVネットワーク(DTCP-IP対応):サーバー機能/クライアント機能 ●消費電力(待機時):29W(0.8W) ●外形寸法:430W×51H×227Dmm(突起部を除く) ●質量:約2.2kg