ダイナミック×1・BA×2/BAドライバーは新開発
ソニー、バランス対応のフラグシップイヤホン「XBA-Z5」。自社開発3ウェイドライバー搭載
ケーブルは着脱式で、銀コートOFC線を採用。OFC(銅)線を銀でコーティングすることで、信号伝送ロスを最小限に抑えて音の劣化を少なくし、なめらかな高音域の再生を実現したという。コード長は1.2mでL型プラグを採用している。
さらに、独立グランドケーブル構造も採用。グラウンドを分けた4芯構成により左右の分離を改善し、音の広がりと引き締まった低音を実現したとする。従来の3芯構造では左右それぞれのヘッドホンからの電流のグラウンド(帰り道)が1芯しかないため、ここでノイズが発生しやすくなっていたが、この左右の帰り道を分離することで音質に配慮した。
加えて、バランス接続にも対応。3.5mmステレオミニ接続時には最終的にグラウンドが一緒になるが、最後まで完全に左右を分離した状態にできるバランス接続へ対応することで、さらに低歪みで繊細な音を再現するとしている。
そのほかハウジングの素材にはマグネシウムを採用。剛性が高いマグネシウムによって薄い肉厚のハウジングを実現し、これによって体積を現行モデル比で約10%低減させ、装着性を向上。高い内部損失で不要な振動を抑えることが音の透明度を高めるという。