ライトユーザー層にもハイレゾ拡大を狙う
「ソニーは、ハイレゾ。」新製品群大量投入で一般層にもハイレゾをアピール
また、ヘッドホン/イヤホンにも幅広いラインナップを揃えたこと、音に対するこだわりの強い層に向けてバランス駆動対応ポータブルヘッドホンアンプ「PHA-3」を用意したことにも言及。多様なニーズに応えられる製品群を用意したとアピールした。
「充実したラインナップで、ハイレゾをより身近に感じてもらいたい。生活の一部に取り込んでいただきたいという思いで取り組んでいく」とし、そのために「ソニーは、ハイレゾ。」というキャッチコピーを用いて様々な場面で訴求していくと発表した。
このキャッチコピーについては「身の回りの商品を全部ハイレゾ対応にしていきたいという思いを込めたメッセージ」だと説明。「いい音を一度体験すると、もう元には戻れない。そうなったら周りの商品をどんどんハイレゾにしていきたくなる。そこをしっかりサポートしていける製品群を我々は取り揃えている、というメッセージだ」と言葉を続けた。
■ハイレゾコンテンツも「売上は右肩上がり」
ソフト(コンテンツ)のハイレゾ市場については、高木氏が「moraでは、ハイレゾで配信するタイトル数が昨年秋のサービス開始時と比べて約5倍の3,000に増えている。売上の比率も今年7月時点で20%に到達して急成長している」と紹介。
「アーティストの意図や想いをより忠実に届けたいとの狙いから、レコーディング現場がハイレゾ配信を選択するケースが増えており、幅広いジャンルでのハイレゾ化が加速している。現時点でレーベル各社から提供されるハイレゾコンテンツ数が全世界で30万曲以上に増え、昨年から1.5倍の伸びを見せている」と、アーティスト側からの関心も高まっていることも説明した。