全音源を192kHz/32bitアップコンバートも
ケンウッド、業界初のハイレゾ対応カーナビ“彩速ナビ Type Zシリーズ”
CDを本機の内蔵メモリーまたはSDカードに直接リッピングできる「CDダイレクト録音」機能も引き続き搭載。4倍速録音や追っかけ再生にも対応している。BluetoothはAACとaptXコーデックにも対応。対応プロファイルはHFP、OPP、PBAP、A2DP、AVRCP、SPP、HID(SCMS-T対応)。
そのほかiPhone/iPodとナビ画面を連携できる操作モードを搭載し、iPhone/iPodで再生中のミュージックファイルのアルバムアートを子画面に表示させることも可能。また、HDMIはMHLにも対応し、ポータブルプレーヤーやスマホ内の動画などを表示することもできる。
また、独自のWindowsソフト「KENWOOD Music Editor-VX4」で“Rovi”データを付加した音楽データの再生も可能。楽曲のサビ部分をスキャンして再生したり、曲調を指定して好みの音楽を聴くなどといったことができる。
■様々なスマホ連携アプリも用意
スマホ連携においては、Androidスマホの操作をナビ画面で可能にする新アプリ「KENWOOD Smartphone Control」に対応。本機の画面からスマホ内の楽曲操作や各種アプリ操作などを行えるようにした。また、「KENWOOD Music Control」アプリにも対応し、Androidスマホ内の音楽や動画を、ナビ本体で再生・コントロールできる。
加えて、Android用の音声操作アプリ「VOIPUT」も用意。住所検索での文字入力を音声で行えるほか、新たに音声入力による楽曲検索も行えるようになった。
Bluetoothは前述のようにHFPプロファイルなどに対応しており、ハンズフリー通話が可能。iPhoneでは電話/メール/音楽再生/天気予報の確認なども行えるほか、Androidでは音声ダイヤルや、音声対話アシスタントアプリケーション「mia(ミア)」による、対話形式の情報検索・端末操作をサポートしている。
そのほかデンソーによるナビアプリ「NaviCon」にも対応。スマホと本機を接続し、地図画面のリモート操作や目的地の設定、ウェブサイトの持つ地点情報などの目的地設定ができる。
■「単にハイレゾが再生できればいいというものではない」
業界初のハイレゾ対応モデルを投入した点について、同社執行役員 常務 カーエレクトロニクスセグメント長の宮本昌俊氏は、「これまでJVCケンウッドグループとして“Kシリーズ”やヘッドホン、ヘッドホンアンプなどでハイレゾ対応しており、『家の中でも外でも』と言ってきたが、今回の彩速ナビによって車の中という場所も加わった」とコメント。「いつでもライフスタイルに合わせてハイレゾを楽しめる商品群が揃った」とする。