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全音源を192kHz/32bitアップコンバートも

ケンウッド、業界初のハイレゾ対応カーナビ“彩速ナビ Type Zシリーズ”

公開日 2015/02/04 17:23 ファイル・ウェブ編集部
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そして国内のカーナビ市場について、消費税増税の反動もあって2014年は台数前年比90%となる見込みで、2015年も厳しい状況が続くと予想しているとする一方で、高価格帯の構成比が高まっていることも紹介。「強力な商品だと思っている」という今回の新モデルを投入する背景について説明した。

国内カーナビ市場の概況

ハイレゾ対応について、カーエレクトロニクスセグメント カーインフォビジネスユニット 第一商品企画部の渋谷英治氏は「単にハイレゾが再生できればいいというものではない」とコメント。原音追求という同社グループのオーディオ理念を改めて振り返り、「原音とは、スタジオで生まれたマスター音源にほかならない。そのマスター音源に近づけることがゴールだ」と述べ、ハイレゾ再生能力にこだわっていることもアピールした。

JVCケンウッド 渋谷英治氏


ホーム画面のUIも新たにして使い勝手を向上させたことなども紹介

交差点やランドマークまでの残距離がわかりやすいよう配慮した「ここです案内」などナビ本来の能力にも様々な新機能を搭載

また、発表会にはプロミュージシャンが利用する音楽スタジオ、ビクタースタジオのスタジオ長である秋元秀之氏も出席。「音楽に対してソフトとハードの両方を持っているのがJVCグループの強み。ナビも加わって環境がさらにパワーアップした。昨今の住宅状況を考えると車の中は唯一で最高のオーディオルームではないか。非常にワクワクしている」と、今回の新モデルに期待を寄せた。

ビクタースタジオ 秋元秀之氏

秋元氏はまた、ハイレゾ配信によってエンドユーザーがマスター音源クオリティを入手できるようになった意義にも言及。例えばビクタースタジオの“顔”とも言える401スタジオでは、メインエリア、ヴォーカルブース、ピアノブース、ライブブースと4つのエリアで部屋の響きを変えているといったこだわりを紹介しながら、「そうしたスタジオでのこだわり、違いをそのまま感じてもらえるのがハイレゾだ」と語った。

ハイレゾ配信によってミュージシャンやエンジニアのこだわりをより感じられるようになったと説明

401スタジオではエリアごとに部屋の響きを変えている


メインエリアは残響が長め

ボーカルブースは響きを抑えたデッドなサウンドデザイン


ピアノブースは短めの余韻の響くブース

ライブブースは石づくりで響きが長め。カーテンで響きをコントロールできるようにしている

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