ボリューム刷新など音質にも注力
デノン、11chアンプ搭載の準旗艦AVアンプ「AVR-X6300H」。28万円
■11chスピーカー端子を横一列配置。シャーシの剛性も強化
スピーカー端子は11ch分を横一列に配置。プリアウト端子は11.2chを備える。「プロセッシングが対応するch数と、スピーカー端子のch数が一致するので、接続は従来よりさらにシンプルになるはずです」(高橋氏)。
筐体の強化も実施。シャーシ厚は、通常品の1.0mmから1.2mmへアップ。さらにパワーアンプブロック、電源トランス部のシャーシには1.2mmのプレートを追加して剛性をアップさせた。この効果は、外部からの衝撃吸収性の測定結果にも表れているとのこと。
フットには高密度なABS素材を使用することで安定度を向上。また、リブを楕円形とすることで、余計な共振を抑えることに成功したという。
■デノンAVアンプでお馴染みの独自技術も多数搭載
デノンのAVアンプの中核的な思想/技術「D.D.S.C.(Dynamic Discrete Surround Circuit)」はもちろん継承。信号処理回路を各ブロックに独立させ、それぞれディスクリート化。前述のようにボリュームとセレクターを独立させ、新規開発ICを用いた点もこの思想に基づくものだ。
全チャンネル同一レスポンス、同一クオリティを念頭に構成した点も旗艦モデルと同様。また、ピュアオーディオで培ったノウハウを元に、オーディオ回路をはじめ周辺回路まで厳密なチューニングを施している。
デノンのアナログ波形再現技術“αプロセッシング”は、「AL 24 Processing Plus」を採用。マルチチャンネル音声を含むデジタル信号を24bitへ拡張して処理。元のアナログ 波形に近付けて、残響音などの微小な音の再生能力を高めている。
独自のジッターフリー伝送技術「Denon Link HD」も搭載。同社のBDプレーヤー「DBT-3313UD」との組み合わせにおいて、AVアンプのDACを動作させるマスタークロックをプレーヤーへ供給。同一クロックで同期させることで、ジッターの少ないデジタル音声伝送を行う。専用プレーヤー以外との接続でも、「ハイブリッドPLL クロックジッターリデューサー」によってジッターを低減。HDMI、光/同軸デジタルなどの各入力で最適なジッター低減を行う。
■ネットワークモジュールを新開発。ネットワーク再生の安定性を向上
本機では、新たにネットワークモジュールを開発。よりスペックの高いSoCと、マイクロチップ社製の高速メモリーの採用により、処理速度が大幅に向上。また、無線LANの接続性、無線LANの接続時の安定性も向上した。
無線LANは2.4GHzに加えて5GHzの帯域にも対応。対応規格も従来の11b/11g/11n(2.5GHz)に加えて、11a、11n(5GHz)の認証を取得。無線LANによるネットワークの接続性が向上した。
また、2×2のMIMOに対応することにより、2本のアンテナで同時に通信を実施(従来は2本のうち通信品質の良い方のみで通信)。無線LAN接続時のスループットの向上と接続時の安定性の向上を実現した。これにより、サーバーからのハイレゾ音源再生時にも、音が途切れにくくなったという。
スピーカー端子は11ch分を横一列に配置。プリアウト端子は11.2chを備える。「プロセッシングが対応するch数と、スピーカー端子のch数が一致するので、接続は従来よりさらにシンプルになるはずです」(高橋氏)。
筐体の強化も実施。シャーシ厚は、通常品の1.0mmから1.2mmへアップ。さらにパワーアンプブロック、電源トランス部のシャーシには1.2mmのプレートを追加して剛性をアップさせた。この効果は、外部からの衝撃吸収性の測定結果にも表れているとのこと。
フットには高密度なABS素材を使用することで安定度を向上。また、リブを楕円形とすることで、余計な共振を抑えることに成功したという。
■デノンAVアンプでお馴染みの独自技術も多数搭載
デノンのAVアンプの中核的な思想/技術「D.D.S.C.(Dynamic Discrete Surround Circuit)」はもちろん継承。信号処理回路を各ブロックに独立させ、それぞれディスクリート化。前述のようにボリュームとセレクターを独立させ、新規開発ICを用いた点もこの思想に基づくものだ。
全チャンネル同一レスポンス、同一クオリティを念頭に構成した点も旗艦モデルと同様。また、ピュアオーディオで培ったノウハウを元に、オーディオ回路をはじめ周辺回路まで厳密なチューニングを施している。
デノンのアナログ波形再現技術“αプロセッシング”は、「AL 24 Processing Plus」を採用。マルチチャンネル音声を含むデジタル信号を24bitへ拡張して処理。元のアナログ 波形に近付けて、残響音などの微小な音の再生能力を高めている。
独自のジッターフリー伝送技術「Denon Link HD」も搭載。同社のBDプレーヤー「DBT-3313UD」との組み合わせにおいて、AVアンプのDACを動作させるマスタークロックをプレーヤーへ供給。同一クロックで同期させることで、ジッターの少ないデジタル音声伝送を行う。専用プレーヤー以外との接続でも、「ハイブリッドPLL クロックジッターリデューサー」によってジッターを低減。HDMI、光/同軸デジタルなどの各入力で最適なジッター低減を行う。
■ネットワークモジュールを新開発。ネットワーク再生の安定性を向上
本機では、新たにネットワークモジュールを開発。よりスペックの高いSoCと、マイクロチップ社製の高速メモリーの採用により、処理速度が大幅に向上。また、無線LANの接続性、無線LANの接続時の安定性も向上した。
無線LANは2.4GHzに加えて5GHzの帯域にも対応。対応規格も従来の11b/11g/11n(2.5GHz)に加えて、11a、11n(5GHz)の認証を取得。無線LANによるネットワークの接続性が向上した。
また、2×2のMIMOに対応することにより、2本のアンテナで同時に通信を実施(従来は2本のうち通信品質の良い方のみで通信)。無線LAN接続時のスループットの向上と接続時の安定性の向上を実現した。これにより、サーバーからのハイレゾ音源再生時にも、音が途切れにくくなったという。
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関連リンク
- ジャンルAVアンプ
- ブランドDENON
- 型番AVR-X6300H
- 発売日2016年10月中旬
- 価格¥280,000(税抜)
【SPEC】●搭載パワーアンプ数:9ch ●定格出力(8Ω、20Hz〜20kHz、THD 0.05%、2ch駆動):125W×125W ●実用最大出力: (JEITA:6Ω、1kHz、THD10%、1ch駆動):235W ●適合インピーダンス:4〜16Ω ●周波数特性:10Hz〜100kHz(+1,-3dB、ダイレクトモード時) ●無線LANネットワーク種類(無線LAN 規格):IEEE 802.11a /b/g/n準拠(Wi-FiR 準拠) ●セキュリティ:WEP 64bit、WEP 128bit、WPA/WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP)●無線周波数:2.4GHz / 5GHz ●Bluetooth:バージョン3.0+EDR ●対応プロファイル:A2DP1.2、AVRCP1.4 ●対応コーデック:SBC、AAC ●周波数帯域:送信出力/ 通信距離 2.4GHz帯域/Class1/約30m(見通し距離) ●HDMI端子:入力×8 フロント×1)、出力×3(モニター×2、ゾーン2×1)●アナログ映像入出力端子:コンポジット入力×4(フロント×1)、コンポーネント入力×2、コンポジット出力×2(モニター×1、ゾーン2 ×1)、コンポーネント出力×1 ●音声入出力端子:アナログ音声入力 × 7(フロント×1、PHONO×1)、光デジタル入力× 2、同軸デジタル入力×2、11.2chプリアウト×1、ゾーンプリアウト×2、ヘッドホン出力×1 ●その他の入出力端子:Denon Link HD×1、Network×1、USB端子×1(フロント)、FMアンテナ端子×1、AMアンテナ端子×1、セットアップマイク入力×1、RS-232C×1、DCトリガー出力×2、リモートコントロール(IR)入出力×各1 ●外形寸法:W434×H236×D389mm(アンテナを立てた場合)、W434×H167×D389mm(アンテナを寝かせた場合)(フット、端子、つまみ含む) ●質量:13.5kg