デノン、11chアンプ搭載の準旗艦AVアンプ「AVR-X6300H」。28万円

ネットワーク／USBメモリーからの音楽ファイル再生は、新たに5.6MHz DSDに対応する。そのほかの対応フォーマット／レゾリューションは従来通りで、192kHz/24bitのWAV・AIFF・FLAC、96kHz/24bitまでのALACなどの再生が可能となる。AirPlay、インターネットラジオ機能も備える。

型番の「H」にも表されているように、新型ネットワークモジュールの採用により、同社のマルチルームスピーカー「HEOS」にも対応を果たした。しかし、現時点でHEOSは日本未発売。この点について宮原氏は「現状では日本ではストリーミングサービスを楽しむ環境が整っていないため、HEOSは未導入となっています。しかし、今後の環境の変化に応じて、日本導入も検討していきます」とコメントしていた。

iOSデバイス／Android／Kindle Fire向けに専用アプリ「DENON 2016 AVR Remote」を用意。入力切り替えなどの基本的な操作や、ネットワーク再生時の再生キュー作成などが行える。なお、利便性がさらに向上した新ファームウェアも近日中に登場予定とのことだ。

SBC、AACコーデックに対応したBluetoothを内蔵しており、スマートフォンなどの音源をワイヤレスで本機から再生可能。ワイドFM対応のAM/FMチューナーも搭載している。

映像については、HDMIの8入力／3出力全てがHDCP2.2に対応。Ultra HD Blu-ray規格に準じる4K/60p、BT2020、HDRを扱うことができる。また2系統のHDMI出力から映像を同時出力することができる。

対応する入力フォーマットは、4K／60p／4:4:4／24bit、4K／60p／4:2:0／30bit、4K／60p／4:2:2／36bit（フロントHDMIのみ4K／60p／4:4:4／24bitの対応）。SD／HD解像度の映像信号を4K/60pへアップスケーリングして出力することも可能だ。

■主な仕様

定格出力（8Ω、20Hz ~ 20kHz、THD 0.05%、2ch駆動）は140W+140W、実用最大出力（JEITA: 6Ω、1kHz、THD 10%、1ch駆動）は250W、適合インピーダンスは4〜16Ω、周波数特性は10Hz〜100kHz（+1,-3dB、ダイレクトモード時）。

消費電力は750W（待機時：0.1W、通常スタンバイ）、外形寸法は434W×235H×383Dmm、質量は14.5kg。