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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第70回】高橋敦、ガチ購入第二弾!Resonessence LabsのDSD対応USB-DAC「CONCERO HP」

公開日 2013/12/20 13:47 高橋敦
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■2度のガチ購入を経て…高橋敦のデスクトップ環境はこうなりました

さて、本機を導入したことで僕のデスクトップシステムがどうなったかというと、

・スピーカー再生:iBasso Audioのポタアン兼USB-DAC「D55」のヘッドホン出力からGenelecのパワードモニター「6010B」
・ヘッドホン再生:CONCERO HPからヘッドホン諸々

…の2系統が常に同時に接続されている。

いままではD55のヘッドホン出力からのケーブルを挿し替えることでスピーカー再生とヘッドホン再生を切り換えていた。しかし挿し替える際にスピーカーとアンプの電源を落とす順番を間違えると盛大なポップノイズが出るため、そこに気をつかう必要があった。2系統常時接続でその不便さがなくなったことは嬉しい副産物だ。というか、それも狙ってこのようなシステムにした。

またこのシステムに落ち着いたもうひとつの大きな理由に、前述のようにCONCERO HPは音量調整が荒くなることがある。6010Bは入力される音量への反応が敏感なので、ヘッドホン出力の音量調整が滑らかでないと使いにくい。その点アナログボリュームのD55は問題ない。それにD55はポタアン兼USB-DACという枠の中、そして3万円前後という価格としては特に優秀なモデルであるので、音質面でも不足はない。

あとは、CONCERO HPの6.35mmヘッドホン出力からRCA入力への変換ケーブルの選択肢の少なさも、理由のひとつ。「それはそれでDACを切り替える設定変更が面倒では?」と思われるかもしれないが、実はMacにおいては以下のように簡単だ。

メニューバーのボリュームアイコンをOption+クリックすると接続されているDACがメニュー表示されるので選択。音量設定が各DACごとに個別に記憶されるのも使いやすい

…というわけでResonessence LabsのCONCERO HP。それ自体の音質についても素晴らしいの一言だし、そしてこれが加わったことによる僕のデスクトップシステム全体の使い勝手の向上についても大満足。僕の基本姿勢である「音がいいやつをくれ!でも大きくてごてごてしたのは勘弁な!」に見事に合致する、個人的クリーンヒットかつクリティカルヒットな一品だ。


高橋敦 TAKAHASHI,Atsushi
趣味も仕事も文章作成。仕事としての文章作成はオーディオ関連が主。他の趣味は読書、音楽鑑賞、アニメ鑑賞、映画鑑賞、エレクトリック・ギターの演奏と整備、猫の溺愛など。趣味を仕事に生かし仕事を趣味に生かして日々活動中。


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