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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第84回】燃え上がれ俺の小宇宙! フィリップスの「ゴールデンイヤー検定」に挑戦してみた

公開日 2014/05/02 11:00 高橋敦
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■いよいよゴールデンイヤーに挑戦!

僕の場合ブロンズとシルバーは、項目によってはちょっと難しいかなという感じで、そういう苦手項目は不正解で一歩戻っては二歩進んでを繰り返してのクリアだった。でも超難易度!みたいな感じではないので、再生環境が整っていて時間をかけられれば、おおよその方はクリアできるのではないだろうか。

しかし!ブロンズやシルバーとは格が違う難易度を誇るに違いないもの。それがゴールデンイヤーだ。まさに黄金十二宮編!これは燃える!改めて、燃え上がれ俺の小宇宙!

ゴールデンイヤーのFREQUENCY BANDS ON MUSIC。再生される音楽の元と加工後を聴いて、9つの周波数帯のうちどれがブーストまたはカットされているかの18択×10問

…18択×10問。いや難易度の上がり方が急激すぎるのですが。これは正直、チャレンジし始めた当初は歯が立たなかった。しかし立ち向かっては跳ね返されるその激闘の中で僕の第七感(セブンセンシズ)が覚醒(いえ、普通に聴覚です)! 奇跡的にもクリアに成功した。

冗談はさておきコツとしては、トレーニングモードで各周波数のブーストとカットをひたすら試し、音楽のどの要素にどんな変化が現れるかの要点をメモ。あまり広範に考えすぎず、例えば「ベースのボンボンしたお尻の部分が膨らむ」程度にまとめて、チャレンジのときはそこに注目する感じがおすすめだ。

さて、いきなり複雑でヤバい難易度のがきてびびったが実は、ゴールデンイヤーの他のトレーニング&チャレンジ項目は、シルバーイヤー以下で挑戦したものの難易度を上げただけのものだった。難易度を上げたというのは例えば、BASS EXTENSIONでカットされていく低域の帯域がブロンズイヤーのときは最終問題で120kHzだったのが、ゴールデンイヤーだと50Hzにまで下がっていたりする。

BASS EXTENSIONの最終問題でカットされる帯域は50kHz以下だが、ここまで来ると耳の前に再生システムの力も試される

難易度は上がっているが、先ほどの18択に比べると、慣れもあってか極度に難しくはない。慣れたと感じられるのは、このプログラムのトレーニングシステムがうまくできていることの証しと言えるだろう。

というわけで、一発クリアとはいかなかったが、何度か挑戦すれば何とかクリアはできた。意外と楽……ッッッ!?

なんだこれは!?

ゴールデンイヤーの項目を全クリアしたと思いきや!?

すっかり見落としていたが、ゴールデンイヤーだけはいままでのセクションに加えて「QUIZ」なるセクションが用意されている。そして他の全セクションをクリアすると「ATTRIBUTE QUIZ」なるものが開始されたのだ! 何この真のラスボス!

次ページ真のラスボス「ATTRIBUTE QUIZ」登場でどうなる高橋敦!?

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