最新モデル VS 銘機の新旧対決を高橋敦がジャッジ
フィリップスの最新ヘッドホン“Fidelio”「L2」は、従来機「L1」からどう進化したのか?
フィリップスのプレミアムヘッドホンライン“Fidelio”シリーズ(Phile-web特設サイト)の最新モデルである「L2」は、高い評価を得た従来モデル「L1」からどのような進化を遂げたのか。高橋敦氏が「L2」と「L1」の新旧モデルを比較試聴して、その真価を探った。
■Fidelio第1号機の後継モデルはデザイン面でもさらに進化
フィリップスが展開するフラッグシップブランド「FIdelio」の第1弾ヘッドホンとして大きな評価を得た「L1」。その後継機となる「L2」が登場した。人気モデルを置き換える新製品が登場することに同ブランドの成功を感じられるわけだが、その実力も充実している。今回は先代「L1」と比較しつつ。「L2」の魅力を紹介していこうと思う。
基本構造は、引き続きセミオープン型を採用している。ドライバー背面を開放することで音の抜けや広がりを得るオープン型と、密閉することで低音を効果的に増強できるクローズド型。それぞれの利点を兼ね備えることを目指したのが、中間的な構造のセミオープン型だ。「L2」は「L1」に引き続き、ハウジング中央の「アコースティックグリル」とそのフィルターで、開放性を確保しつつ遮音性向上と音漏れ低減を実現しているという。なお、「L2」のグリル部分は先代「L1」よりも口径が大きくなっている。
音を生み出す心臓部のドライバーは「L1」に引き続き「40mmネオジウムスピーカー」を搭載しているが、先代と同じものでははなく、改良が加えられているとのことだ。
先代「L1」を語る上で外せなかったのが、そのデザインだ。クラシカルでありオリジナルなその形状には、多くのユーザーが洗練された印象を受けた。遠目には旧来の「ヘッドホンらしさ」を逸脱せず、かつ「クラシカル」な趣きをたたえているのだ。
ディティールに目を向けると、例えば前述の「アコースティックグリル」の目の粗いメッシュのは、クラシカルな中にも「L1」のオリジナリティを主張している。ヘッドバンド裏に刻まれている長さ調整の目安となる数字と目盛りが、丸く抜かれた窓から覗くという凝った作りなど、装着時には見えない部分にまでデザイン的な配慮が行き届いている。
■Fidelio第1号機の後継モデルはデザイン面でもさらに進化
フィリップスが展開するフラッグシップブランド「FIdelio」の第1弾ヘッドホンとして大きな評価を得た「L1」。その後継機となる「L2」が登場した。人気モデルを置き換える新製品が登場することに同ブランドの成功を感じられるわけだが、その実力も充実している。今回は先代「L1」と比較しつつ。「L2」の魅力を紹介していこうと思う。
基本構造は、引き続きセミオープン型を採用している。ドライバー背面を開放することで音の抜けや広がりを得るオープン型と、密閉することで低音を効果的に増強できるクローズド型。それぞれの利点を兼ね備えることを目指したのが、中間的な構造のセミオープン型だ。「L2」は「L1」に引き続き、ハウジング中央の「アコースティックグリル」とそのフィルターで、開放性を確保しつつ遮音性向上と音漏れ低減を実現しているという。なお、「L2」のグリル部分は先代「L1」よりも口径が大きくなっている。
音を生み出す心臓部のドライバーは「L1」に引き続き「40mmネオジウムスピーカー」を搭載しているが、先代と同じものでははなく、改良が加えられているとのことだ。
先代「L1」を語る上で外せなかったのが、そのデザインだ。クラシカルでありオリジナルなその形状には、多くのユーザーが洗練された印象を受けた。遠目には旧来の「ヘッドホンらしさ」を逸脱せず、かつ「クラシカル」な趣きをたたえているのだ。
ディティールに目を向けると、例えば前述の「アコースティックグリル」の目の粗いメッシュのは、クラシカルな中にも「L1」のオリジナリティを主張している。ヘッドバンド裏に刻まれている長さ調整の目安となる数字と目盛りが、丸く抜かれた窓から覗くという凝った作りなど、装着時には見えない部分にまでデザイン的な配慮が行き届いている。