【1週間自宅レビュー】デノン初のBluetoothスピーカー“envaya”「DSB-200」

週末には屋外にも持ち出してみた。ポータブルタイプとしては質量がある方だが、男性がバックに入れて持ち運ぶ分には問題のないサイズだ。バックパックにEnvayaを入れて自転車で川沿いをサイクリングし、適当なところで休憩しながら音楽を聴くというのもなかなか楽しいものだった。ボディが白で、かつ表面がプラスチックなので汚れやキズに気を使う必要はあるが、底面はゴム製なので、それほどタフな環境でなければ問題ないはずだ。

スマートフォン充電機能があるのも便利だ。Music Unlimitedなどのストリーミングサービスで音楽を聴くときは特に充電の消耗も激しい。屋外で使うBluetoothスピーカーを選ぶなら、充電機能の有無はとても大きな要素だと感じた。

取材のタイミング的に、大勢が集まる屋外のシチュエーションで使う機会がなかったのは残念だが、DSB-200はきっと活躍してくれるはずだ。ポータブルBluetoothスピーカーならではの携帯性に加えて、本機には「音量の大きさ」「3台までのマルチペアリング」という強みがある。大人数が集まる機会なら、その特性を多いに活かせるはずだ。

■サウンドにもデザインにも満足のBluetoothスピーカー

今回、BSB-200をじっくりと使ってみたのだが、迫力のあるサウンド、マルチポイントの使い勝手、シンプルかつ洗練されたデザイン、ネットの色を変えられる遊び心など、とてもバランス感覚の高い製品だと感じた。記者は独身だが、たとえば大きなオーディオ機器をリビングに置くことをなかなか奥さんに許してもらない、なんて方にはもってこいなのではないか。マルチペアリングについても、一人で使う便利さはもちろん、やはり複数人で使う楽しさもあると思った。

サイズ感や白というカラーから、汚れなどを気にして屋外に持っていくのを躊躇してしまうかもしれないが、むしろ積極的に持ち出したいモデルだと感じた。これだけの大音量がでるモデルなら、大勢で楽しむパーティーやバーベキュウーでも活躍するはずだ。

次のページでは、実際に女性にDSB-200を使ってみてもらい、その感想を聞いてみた。