<山本敦のAV進化論>第13回
「スマートウォッチ」はどれだけ使える? − 米Martianの新モデルをテスト
下側が電源やファンクションの切り替えなどメインで使うボタン。上側のボタンは、Android端末のボイスコマンド機能を起ち上げるのに使う。iOSの場合はSiriとの連携に対応していないので、スマホを前画面に戻すためのボタンとして機能する。
下側のボタンを押す度にファンクションが切り替わり、上側のボタンで決定する。下側のボタンを長押しするとノーティフィケーション機能のON/OFFになるが、OFFにしてもアナログ時計として使えるのが本機の良いところだ。
ノーティフィケーション機能のバッテリーはUSB充電に対応している。充電にはUSBの端子部が長めに設計されている、同梱の専用ケーブルが必要。アダプタ経由なら2〜3時間、PCのUSB給電でも3〜4時間でフル充電となる。ノーティフィケーション側のバッテリーはフル充電から最長4〜5日間の駆動を実現。時計部分のバッテリーは別途内蔵されており、最長で2年間は持つそうだ。
文字盤にはLEDランプを備えており、通話を受けたときは緑色に光る。充電中は赤色に点灯。アプリからのノーティフィケーションを受けると青色に光る。「ライト」機能を起動するとLEDが白く光り、非常用の懐中電灯としても役に立つ。
文字盤の5時から7時の間の位置に、モノクロのOLEDディスプレイが搭載されている。ここに各種のノーティフィケーションがテキストで表示される。着信時にはコール相手の名前が表示されたり、ノーティフィケーションの内容がここで確認できる。バッテリーの残量などもアイコンで知らせてくれる。ちなみに表示言語は日本語/英語/スペイン語/フランス語/ドイツ語/中国語/韓国語の7つに対応している。
これも一見しただけでは気付かないのだが、パネルも操作部になっている。タップ(指先で少し強めに叩く感じ)すると、ノーティフィケーションを受けた5分以内であればその内容が再表示できる。率直に言って、この機能はサイドのボタンに配置してもよかったと思う。
ちなみに本体はウォータープルーフ仕様ではないが、USB端子の蓋がしっかりと閉まっている状態であれば、水飛沫がかかったぐらいでは問題なく使うことができるという。
■iOS/Androidでのペアリング手順
ペアリングの相手はiPhoneなどiOS機器、またはAndroid端末に対応する。Bluetoothによるペアリングのセットアップ手順をOSごとに紹介しよう。なお、どちらのOSで使う場合も無料のマネージメントアプリ「Martian Notifier」をそれぞれのストアからダウンロードしておく。