使い勝手から音質までいろいろ試してみた
ZOOMのハンディレコーダー「H5」をオーケストラ所属の女性編集部員が使ってみた
■そして全体練習の演奏をハイレゾで録音開始
そして、録音開始ボタンを押せばスタートです。ここで一点、いつもすごく気になっていたことがあります。それは、リモートで録音開始できるといいのにな…ということ。ファゴットの席は後ろの方なので、練習がスタートする少し前に録音開始ボタンを押さないといけません。あとから聞き返す時にその部分を飛ばすのがちょっと手間だなと思っていたんです。
H5には音を感知して録音を自動的にスタートしてくれる設定がありました! しかも出だしがppの場合でも大丈夫なよう、録音開始レベルも調整できるようになっています。これは本当に便利だと思います。
■H5で録音した音声を聴いてみた
そして、ついに自分の演奏のハイレゾ音源の試聴です! H5にはヘッドホン出力が搭載されているので、SHUREのヘッドホンを接続して聴いてみました。再生方法は、曲送りボタンでファイルを選択して、スタートボタンを押すだけ。ボリュームは本体の左側についています。
こういう仕事をしていてこんな表現で恐縮ですが…音が断然良い!各パートの細かいところまで聴こえてきます。ディテールが分かるというのは、楽器の練習のための録音としてはうれしいことです。間違えたところまで、よくわかっちゃいます。
それから、音場感も素晴らしいです。空間の感じもよく出ているので、オケの全体の中での自分のパートのバランスも把握できます。これはすごく参考になるなあと思います。
別途録音したMP3 256kbpsのものも聴いてみました。当然ハイレゾ録音のような高域の広がりやダイナミックレンジの繊細さはないですが、基本的にはハイレゾで録音した場合と同じ方向性で、ディテールもしっかりと押さえられています。メモ程度ならこちらでも十分かなと思いました。
■H5を使ってみて思ったこと
最初にも書きましたが、練習を録音して聴くことで、自分の演奏はもちろんオーケストラのなかでのバランスを確認することができます。これまでICレコーダーで録音したものでも特に不満はなかったのですが、実際にH5で録音したものを聴いてみると、ディテールまでよく分かるので、そういった要素をより把握しやすいなと感じました。メモ程度だからそこそこの音質でもいいかなと思っていたけれど、きちんとしたレコーダーを使うことで、今まで気づいていなかったところにも気づけるかも知れません。
はっきり言ってH5、見た目はゴツイし操作も難しそうです。でも、使ってみたらICレコーダーとほとんど変わらない手順で録音できてしまう。しかも、録音レベルが簡単に調整できたりハイレゾが録音できたりと練習に活用できるのはもちろん、仲間内の室内楽演奏会の録音なんかでも活躍してくれそうです。これで5万とか10万というと「音が良いけど実際に買うのはちょっとハードル高いなあ…」という感じなのですが、3万円なら正直現実的です。この音で聴いたら、練習も気合いが入りますね。演奏会に向けて、練習がんばりたいと思います。
そして、録音開始ボタンを押せばスタートです。ここで一点、いつもすごく気になっていたことがあります。それは、リモートで録音開始できるといいのにな…ということ。ファゴットの席は後ろの方なので、練習がスタートする少し前に録音開始ボタンを押さないといけません。あとから聞き返す時にその部分を飛ばすのがちょっと手間だなと思っていたんです。
H5には音を感知して録音を自動的にスタートしてくれる設定がありました! しかも出だしがppの場合でも大丈夫なよう、録音開始レベルも調整できるようになっています。これは本当に便利だと思います。
■H5で録音した音声を聴いてみた
そして、ついに自分の演奏のハイレゾ音源の試聴です! H5にはヘッドホン出力が搭載されているので、SHUREのヘッドホンを接続して聴いてみました。再生方法は、曲送りボタンでファイルを選択して、スタートボタンを押すだけ。ボリュームは本体の左側についています。
こういう仕事をしていてこんな表現で恐縮ですが…音が断然良い!各パートの細かいところまで聴こえてきます。ディテールが分かるというのは、楽器の練習のための録音としてはうれしいことです。間違えたところまで、よくわかっちゃいます。
それから、音場感も素晴らしいです。空間の感じもよく出ているので、オケの全体の中での自分のパートのバランスも把握できます。これはすごく参考になるなあと思います。
別途録音したMP3 256kbpsのものも聴いてみました。当然ハイレゾ録音のような高域の広がりやダイナミックレンジの繊細さはないですが、基本的にはハイレゾで録音した場合と同じ方向性で、ディテールもしっかりと押さえられています。メモ程度ならこちらでも十分かなと思いました。
■H5を使ってみて思ったこと
最初にも書きましたが、練習を録音して聴くことで、自分の演奏はもちろんオーケストラのなかでのバランスを確認することができます。これまでICレコーダーで録音したものでも特に不満はなかったのですが、実際にH5で録音したものを聴いてみると、ディテールまでよく分かるので、そういった要素をより把握しやすいなと感じました。メモ程度だからそこそこの音質でもいいかなと思っていたけれど、きちんとしたレコーダーを使うことで、今まで気づいていなかったところにも気づけるかも知れません。
はっきり言ってH5、見た目はゴツイし操作も難しそうです。でも、使ってみたらICレコーダーとほとんど変わらない手順で録音できてしまう。しかも、録音レベルが簡単に調整できたりハイレゾが録音できたりと練習に活用できるのはもちろん、仲間内の室内楽演奏会の録音なんかでも活躍してくれそうです。これで5万とか10万というと「音が良いけど実際に買うのはちょっとハードル高いなあ…」という感じなのですが、3万円なら正直現実的です。この音で聴いたら、練習も気合いが入りますね。演奏会に向けて、練習がんばりたいと思います。