従来のSDRの10倍以上の情報量
対応テレビもまもなく登場? 注目HDR技術「ドルビービジョン」の現在
■再生には「ドルビービジョン・デコーダー」「ドルビービジョン・ディスプレイ・マネジメント」が必須に
それでは、「ドルビービジョン」の映像を実際に家庭の薄型テレビで再生するには、どんなハードウェアが必要になるのだろうか。
「ドルビービジョン」の映像信号を正しく解釈して再生するには、「ドルビービジョン対応デコーダー」対応のプレーヤーと、「ドルビービジョン・ディスプレイ・マネジメント」搭載のTV、タブレットなどが必要になる。
プレーヤーの方は、ULTRA HD BLU-RAYを想定して考えると、HEVCデコーダーの他に「ドルビービジョン対応デコーダー」が条件となる。
実際に入力する映像ストリームは、ドルビービジョンの「ベースレイヤー」はHEVCの通常の映像ストリーム、更に「エンハンスメントレイヤー」も別のHEVCの映像ストリームとして、2ストリームで伝送される。
2ストリームのデコードは、現状ではドルビービジョンの映像は映画(24p)がメインになるため、例えば次世代ブルーレイプレーヤーなどHEVCの60pデコード対応のプレーヤーであれば、その実装のハードルは低い。わざわざ分けずに、1ストリームで収録すれば良いと考えるかもしれないが、HEVCは現状では10bitまでしか対応せず、12bitのドルビービジョンの伝送は現時点では不可能だ。
ちなみに「エンハンスメントレイヤー」は、パッケージや映像配信ではプレイヤーの要求に応じて送出する仕組み。例えばディスクには「ベースレイヤー」のみを収録し、インターネット経由で「エンハンスメントレイヤー」を伝送して合成して再生する、というハイブリッド方式も、ドルビー内ではすでに検証が行われ、成功しているという。
ドルビービジョンの信号のデコードが行われると、その映像信号はHDMI端子を通して伝送される。そこで、薄型TV側の必須条件となるのが「ドルビービジョン・ディスプレイ・マネジメント」への対応だ。
「ドルビービジョン・ディスプレイ・マネジメント」はいわば、ドルビービジョンの映像信号を表示する機能に相当するが、それだけではない。ドルビービジョンの持つ思想は「制作者の意図通りの映像を再現する」というものだ。
それでは、「ドルビービジョン」の映像を実際に家庭の薄型テレビで再生するには、どんなハードウェアが必要になるのだろうか。
「ドルビービジョン」の映像信号を正しく解釈して再生するには、「ドルビービジョン対応デコーダー」対応のプレーヤーと、「ドルビービジョン・ディスプレイ・マネジメント」搭載のTV、タブレットなどが必要になる。
プレーヤーの方は、ULTRA HD BLU-RAYを想定して考えると、HEVCデコーダーの他に「ドルビービジョン対応デコーダー」が条件となる。
実際に入力する映像ストリームは、ドルビービジョンの「ベースレイヤー」はHEVCの通常の映像ストリーム、更に「エンハンスメントレイヤー」も別のHEVCの映像ストリームとして、2ストリームで伝送される。
2ストリームのデコードは、現状ではドルビービジョンの映像は映画(24p)がメインになるため、例えば次世代ブルーレイプレーヤーなどHEVCの60pデコード対応のプレーヤーであれば、その実装のハードルは低い。わざわざ分けずに、1ストリームで収録すれば良いと考えるかもしれないが、HEVCは現状では10bitまでしか対応せず、12bitのドルビービジョンの伝送は現時点では不可能だ。
ちなみに「エンハンスメントレイヤー」は、パッケージや映像配信ではプレイヤーの要求に応じて送出する仕組み。例えばディスクには「ベースレイヤー」のみを収録し、インターネット経由で「エンハンスメントレイヤー」を伝送して合成して再生する、というハイブリッド方式も、ドルビー内ではすでに検証が行われ、成功しているという。
ドルビービジョンの信号のデコードが行われると、その映像信号はHDMI端子を通して伝送される。そこで、薄型TV側の必須条件となるのが「ドルビービジョン・ディスプレイ・マネジメント」への対応だ。
「ドルビービジョン・ディスプレイ・マネジメント」はいわば、ドルビービジョンの映像信号を表示する機能に相当するが、それだけではない。ドルビービジョンの持つ思想は「制作者の意図通りの映像を再現する」というものだ。