百花繚乱の現状に驚愕
VRとアダルトコンテンツの相性とは? その可能性を体当たり検証!
今回試したコンテンツは海外サイトでダウンロードしたものだ。サイト名は「BaDoink VR」。会社のネットワークからだとフィルターでブロックされるので、仕方なくテザリングして接続した。なおこのサイトにはGearVR向けやOculus向けの動画も、もちろん用意されている。
まずは動画をダウンロードする。普通であれば、どのコンテンツが最も自分にとって有用か、趣味嗜好に合っているかを血眼になって吟味するものだが、このサイトの場合、そういった選択は必要ない。月額定額制だからだ。気になったものを片っ端からダウンロードすればよい。
調べてみると、国内サイトを含め、VRアダルトの世界は月額定額制サービスが主流のようだ。いわゆる「当たり」「外れ」を気にしなくて良く、おおらかな気持ちでコンテンツを楽しめるのがメリットだが、一方で料金は結構高い。月額2,000〜3,000円程度が主流だ。
動画はだいたい15分くらいと短めだ。ほかのサイトもみてみたが、やはり数分〜10分台のものが多い。通常のコンテンツが1〜2時間程度あるのに比べ、はるかに短い。撮影や編集の手間もあるだろうし、データ量の問題もあるだろう。後述するように、実写だと飽きやすいことも理由としてあるかもしれない。
ダウンロードした映像の容量は2GB程度。情報を見てみると、解像度は1,920×960となっている。注目したいのはフレームレートで、59.94fpsとかなり高い。これが低いと、いわゆる「VR酔い」の原因となりかねないので、フレームレートは高めにしているのだろう。
フレームレートが高いこともあってか、ビットレートも15Mbps程度と、この手のネット動画としては高くなっている。音声はAACのステレオ収録だ。