百花繚乱の現状に驚愕
VRとアダルトコンテンツの相性とは? その可能性を体当たり検証!
前置きや説明が長くなった。ここからはいよいよ体験パートだ。視聴には、BaDoink VRが推奨していた「FreeVR Player」という無償アプリを用いた。もちろんこのアプリはアダルト向けのものではなく、通常のマジメなVR動画を見るためのもので、ラリーカーやモトクロス、バンド、室内など豊富なデモコンテンツも用意されている。
今回はiPhoneでテストしたので、アプリに動画をコピーするのはiTunesを用いた。いったんPCやMacにダウンロードした動画をiTunesの「ファイル共有」から転送する。
するとアプリの「My Video」欄に動画が表示されるので、iPhoneで再生ボタンをタップ。このときに注意しないといけないのは、ゴーグル用に適したサイドバイサイド映像に切り替えておくことだ。何しろGoogleカードボード対応ゴーグルの場合、いったん装着したら、再生操作は一切行えないのだ。
また、あらかじめヘッドホンやイヤホンを差し込んでおくことも忘れずに。そうでないと、ヤバい音がスピーカーから再生されて大変なことになる。周囲に人がいる状況で再生する場合は特に気をつけたい(今回のテストは主に会社のデスクで行ったので、特に万全を期した)。
再生を始めたら、スマホをゴーグルの所定の場所にいれ、マジックテープで固定。緊張に手を震わせながらゴーグルを目に押し当てる。すると、光があふれる白い部屋が見え、遠くに見えるベッドに複数の女性が横たわっている映像が映し出された。奥行き感も感じられ、臨場感が高い。
試しに頭の向きを変えてみると、映像もそれに追随して、見たい方向がみられる。VR実写動画なのだから当たり前なのだが、やはりそれほど慣れていない体験だけに心ときめく。しばらくすると、女性が自分の元に駆け寄り、手を引いてベッドに招き入れてきた。
次の瞬間、カットが変わり、男性なら誰もが憧れる(?)ような映像が現出した。仰向けに寝転がっている男性の周りを複数の女性が取り囲み、あれやこれやしてくれているのだ。
このとき、カメラは基本的に男性の主観目線。頭を下に向けると自分の胸部が見え、上を向くと女性が眼前で上下運動を行っている。
見たいところに頭を向けると、それに映像が追随するので、通常の映像に比べて没入感が桁違いである。また特別に好きな部位があるのであれば、そこだけを好きなだけ凝視できる。これは素晴らしい。